
2020年度から小学校で英語教育が大きく変わり、小学生のうちから英語に触れる機会が増えました。さらに2021年度からは中学校でも新しい学習指導要領が全面実施され、英語の学習内容も以前より難しくなったといわれています。
小学生の英語についても、東洋経済の記事によると得意な子と苦手な子の差が広がっているようです。
参考ページ:小学校段階で「英語格差」、「英語嫌い」が増え教員も指導困難に陥った根本原因 英語教育学の専門家が戦慄した調査結果の数々
我が家の場合、長男は英語が得意なほう。一方で、長女はというと……英語が苦手というより、そもそも勉強する気がありません(笑)。
まだ小学3年生なので、今から必死になって英単語を覚える必要はないと思っています。それでも、覚えなければならないレベルを考えるとそろそろ本格的に移行したいもの。
できれば「英語って意外と簡単じゃん」と思って、本人のやる気につながってくれれば理想です。
そんなわけで今回は、英語に対してやる気皆無の小学3年生の娘が、現在どのくらい英語ができるのか。そして、そんな娘に実際に使わせている『小学生これだけ英単語360』について紹介します。
小学3年生の娘の現在の英語レベルを紹介

まだスタートラインにすら立っていないので、「英語レベル」と言えるのか微妙ですが……現状の娘の状態を紹介します。
- ローマ字の読み書きはできる。タイピングして文章を打てるレベル
- アルファベットは大文字・小文字ともに読み書きできる
- リスニングは英検Jr.ができるレベル
- 簡単な英語絵本なら読める。ただし、意味は分からない
- dog、cat、schoolなど、一部の単語は意味が分かる
- ただし、スペルミスなく書くのは難しい
やる気がない娘をおだてながら、2年かけて少しずつ勉強させた結果が現在の状態です。小学3年生の時点ですでに中学1年生のワークをやっていた息子と比較すると、だいぶ遅れています。
とはいえ、娘だけを見れば、今のところそこまで焦るような状態でもないのかなと思っています。ちなみに、学校の英語にはついていけているのか聞いてみると「余裕。だって、ただ歌っているだけだから」とのこと。
どうやら学校では英単語を覚えるような勉強はほとんどしていないようで、本人は全然苦労していないそうです。まあ、小学校の英語で苦労していないのはいいのですが……そのペースで中学校入学までに間に合うのか?親としては、小学校の英語教育の進み方に少し疑問を感じるところでもあります。
小学3年生の娘に『小学生これだけ英単語360』を購入

これまで娘には、英語プリントや英単語だけが書かれた問題集などをやらせていました。もちろん、そこに出てくる英単語をすべて覚えてくれればいいのですが、現状は3割くらいできていればいいところでしょうか。
本人のやる気がなく、ほぼ惰性でやっていることを考えれば、まあ悪くはないともいえます。とはいえ、英語は単語だけできればいいわけではありません。英文法も必要です。
しかし、国語の文法すら怪しい小学3年生の娘に、いきなり「3W1Hが……」などと教えたところで、ちんぷんかんぷんでしょう。
それなら、「Nice to meet you」や「Thank you」のような定型文を覚えるほうが、今の娘には手っ取り早いのではないかと思いました。単語を覚えながら、実際に使う簡単なフレーズにも触れられる教材があればいい。
そう考えて選んだのが、今回紹介する『小学生これだけ英単語360』です。
単語と定型文を書く小学生向けドリルは意外と少ない

定型文を書くドリルは、小学生向けでもそれなりにあります。しかし、そういうドリルの多くは英文法ドリル。つまり、定型文の練習はできても、単語練習は基本的に別になっていることが多いのです。
その点、本書は単語練習と定型文練習の両方が掲載されているところが魅力的でした。さらに英文法ドリルの場合、英文法の説明が多く、実際に練習する枠や定型文は少なくなりがちです。
本書は英文法を細かく説明するというより、単語を書き、定型文を書いて、そのまま覚えていくスタイル。
つまり、国語の文法すら怪しく、英文法の理屈を説明しても現時点では理解できない娘には、ピッタリのドリルだったというわけです。
娘の英語力で実際にやってみたらどうなった?

本書は、カリスマ塾長2人がタッグを組んで作ったドリル。中学生になってから困らないように、厳選した英単語や定型文を掲載しているそうです。
対象としては小学6年生までといったところでしょうか。つまり、小学3年生の娘には若干早いドリルともいえます。
本書には、英単語を読んで意味が言えるようになるまで練習するなど、具体的な使い方がみっちりレクチャーされていて、結構親切な設計です。
しかし、小学3年生の娘に「本に書いてある通りにやってみて」と伝えても、まあ、やらないですね(笑)。
そもそも英語を勉強すること自体にやる気がないわけですから、英単語を読んで意味が言えるようになるまでしっかり練習するなんてことを、娘が自主的にやるわけありません。
そこで我が家では、基本的にページをコピーして、1ページずつ書きながら学習するスタイルにしました。
1回5~10分程度。娘にはこのくらいがちょうどいい

1回1ページなので、勉強時間は5~10分程度。息子と同じタイミングで勉強を始めても、あっという間に終わらせてしまいます。
思わず息子が「はやっ」と言ってしまうほどです。とりあえず、今は無理なくやらせているため、英語の勉強を嫌がるそぶりはありません。勉強時間になったら自分からドリルを持ってきて、サクサクと書いて終わらせます。
勉強というより、作業をこなしているような印象ではありますが……やらないよりも100倍ましです。
今の娘の場合、英語を好きになってもらう以前に、まずは「英語の勉強を嫌がらずにやる」ことのほうが大事。そう考えると、1回5~10分程度で終わる本書は、娘にはちょうどいいのかもしれません。
娘の感想は「簡単だから結構いい」

実際に嫌がらずにやっている娘に、本書を使ってみた感想を聞いてみました。
「楽だし、簡単だから結構いい問題集」
親としては、なんとも微妙な気持ちになる感想です(笑)。ただ、「難しいから嫌い」という問題集になるよりは、よほどいいのかもしれません。
そもそも英語を勉強すること自体にあまりやる気がない娘です。そんな娘が、勉強時間になると自分からドリルを持ってきて、5~10分程度で終わらせている。今のところは、それだけでも十分かなと思っています。
英語を一気に身につけるというより、まずは少しずつ英語に触れる。そのための教材として、娘には合っているようです。
ただし、書いた単語や定型文をしっかり覚えているわけではなかった

ドリルをやって、本当に覚えているのか?成果は上がっているのか?気になったので、娘に簡単な質問を投げかけてみました。
「『はい、そうですね』って英語でなんて言う?」
「えっ?知らない」
「まじで?今までやっていたんじゃないの?」
「いきなり言われても分からない」
「じゃあ、Yesは何て意味?」
「はいって言うことでしょ?」
「こっちはわかるのか。なんでさっきのは分からなかったの?」
「別にいいじゃん。わからないものはわからないの」
とまあ……こんな感じです(笑)。Yesの意味すらちょっとあやふやだったので、「覚えているか?」と聞かれると微妙なところ。体感としては、1~2割くらい身についていればいいかな、というレベルです。
もちろん、一回やっただけですべて覚えられるわけではありません。むしろ、本当に一度やっただけで覚えられるのであれば、わざわざコピーして繰り返しやらせる必要もないわけで、当然といえば当然なのですが……。
漫画や物語のように、「これをやったら一発で覚えられた!子どもでもスイスイ覚えられる!」といった都合のいいドリルは、なかなかありませんね。
英語を嫌がる小学生にもおすすめ?

では、英語を嫌がる小学生に『小学生これだけ英単語360』をおすすめできるのかと聞かれると、我が家の場合は「使い方次第」といったところです。
本書では、英単語を読んで意味が言えるようになるまで繰り返すなど、しっかり覚えるための使い方が紹介されています。
ただ、英語をやる気のない子どもに「覚えるまで何度もやりなさい」と言ったところで、嫌がる子どもも多いでしょう。むしろ、英語が嫌いになって「もう二度とやらない」と言い出す可能性もあります。
我が家の娘も、そんなタイプです。
そのため、我が家では「とりあえず1ページ書いて終わり」くらいの気持ちで取り組ませています。これなら短時間で終わりますし、子どもの負担にもなりません。
「ただ書いているだけでは効率が悪い」「それでは覚えられない」という意見もあるでしょう。それは確かにその通りだと思います。
でも、英語が嫌いになって一切手をつけなくなるよりは、私はよほどましだと思っています。
小難しい英文法の説明もなく、単語や定型文を書いていくだけ。1ページなら5分程度で終わります。今の娘にとっては、このくらい気軽に取り組めることも大きなメリットです。
もちろん、書くこと自体を嫌がるのであれば話は別です。そこまで英語への抵抗が強い場合は、「書いて覚える」ことにこだわらず、リスニング中心にするなど、別の方法を考えたほうがいいのかもしれません。
小学3年生の娘が使ってみた『小学生これだけ英単語360』まとめ

本書を使ったから実力がついた、英語のレベルが上がったとは、今のところ思いません。しかし、やる気のない娘が嫌がらずに単語や定型文を書いて続けている。それだけでも、本書を購入したメリットはあったと思っています。
これまでも、もう少し理論や説明が多めの英文法ドリルをやらせたことがあります。
ところが、全く続きませんでした。途中で飽きて、あくびをし始める始末です……。
『小学生これだけ英単語360』はキャラクターなどもなく、見た目としてはかなり地味。そのため、娘が使い始めたときには「えぇ~、可愛くないんだけど」と文句を言っていました。
ところが、意外にもこちらは結構続いています。キャラクターもののドリルは、最初こそ喜んで使うのですが、内容が自分に合わないと、だんだん眠そうにやり始めます。そう考えると、教材の見た目よりも「難しすぎず、短時間で終わる」ということのほうが、娘にとっては続けやすさにつながっているのかもしれません。
現時点では、英語の成果という意味ではいまいち。
それでも、英語にやる気がない小学3年生の娘が、毎回それほど嫌がらずに取り組んでいます。
娘にとっては「英語力を伸ばす教材」というより、「英語の勉強を続けるための教材」として重宝している一冊です。
