
小学生の英語教育では、どうやって英単語を覚えさせればいいのか悩みます。我が家でも、小学3年生の娘に英単語を覚えてもらうために、どうすればいいのかいろいろ苦心しています。
娘は漢字を覚えるのは苦手ではありません。しかし、英単語になるとなかなか覚えられず、本人も「何か覚えられない」とよく言っています。
そこで今回購入したのが、くもん出版の「中学入学準備覚え残し0問題集 中学でこまらない 小学英単語620」です。2024年10月に発売された比較的新しい小学生向けの英単語集なので、実際に使ってみることにしました。

- 出版社:KUMON
- 価格:1430円(税込)
- ページ数:約110ページ
- 対象学年:小学校6年生・中学1年生
- サイズ:B5
- 音声対応:「きくもん」アプリとホームページDL
- 学べる単語数(620語)
公式HPでの紹介文
【重要英単語のチェックで、中学でこまらない!】
・小学校で学んだ英単語のうち、中学校の教科書に出てくる重要な英単語に絞って、「聞く」「読む」の2技能を確認します。
・小学校では問われない「読んで意味がわかるか」までを扱うことで、入学後にも役立つ単語力を確認します。
実際に使って感じた特徴
ここからは実際にくもん「中学入学準備覚え残し0問題集 中学でこまらない 小学英単語620」を実際に使ってみた特徴を紹介します。
リスニング中心で学習できる

小学校の英語教育は基本的にリスニングです。小学5年生の息子曰く、「学校の英語は英文法なんてまったくやらない」「英単語も全然やらない」「フレーズだけだから」とのことです。基本的には授業で「リスニングがほとんどだよ」と言っています。
「たまにやりたくもない英語の歌を歌ったりする」とも言っていましたね。カラーテストも基本的にはリスニングです。
本書もリスニング中心に学ぶタイプです。英単語の問題集と言っても、リスニングで線を引く問題がメイン。英単語を書いたり、何度も繰り返して覚えたりするような問題集ではありません。中学生で使う英単語問題集とはだいぶ違いますね。
端的に言うと、小学校で習う英語授業やカラーテストに近い内容です。小学校英語の小学5年生の息子のカラーテストを見たことありますが、つくりが本書とよく似ていました。
小学校英語の総復習にちょうどいい

本書はレベル別に英単語が掲載されているわけではないため、事前にある程度英単語を知っておいた方が取り組みやすいです。というのも、一番初めのページで「単語力診断チェックテスト」という形で全学年の英単語テストが登場します。
もしかしたら、どれだけ英単語を覚えているのかを測るためのテストなのかもしれませんが、最初からテストが登場するのは結構驚きました。
また、そのあとのステージでも、あいさつから始まり、数や色など次々と英単語が登場します。リスニングメインの問題集のため、娘は「聞けばなんとなくわかる」と言っていましたが、前知識がまったくない状態で本書に取り組むと、少し面食らうかもしれません。
つまり、小学校の英単語を本当に覚えているのか、中学校入学までにしっかり理解できているのかを確認する総復習問題集としてちょうどいい内容です。
アルファベットが読めれば取り組みやすい

本書を始めたときの娘のレベルは、アルファベットの読み書きができる、ローマ字を覚えている、ある程度の英単語は何となくわかる程度でした。
特にローマ字が読めれば、リスニングで聞いた単語も何となくわかりますし、知っている単語も出てきます。例えば「red」という単語も、ローマ字が読めれば何となく赤のことだとわかります。普段の生活でも「レッド」という言葉はよく聞きますからね。ポケモンでもレッドがいましたし、カタカナ英語は日常生活にもあふれています。本書に登場する単語も、カタカナ英語が多く登場します。
逆にローマ字が読めなければ、「red」という単語自体を読むことができません。つまり、リスニングで「red」と聞こえても、どれが「red」なのかわからないのです。
本書を始めるのであれば、少なくともローマ字の読み書きはできるレベルにしておいた方が取り組みやすいと思います。
文字はやや多め

娘に本書の印象を聞いてみると、返ってきた言葉が「文字が多い」でした。
小学3年生用の問題集やチャレンジなどと比較すると、文字数は多く、フォントも少し小さめです。
娘は本をある程度読む方ですが、問題集として文字が多いものを解くことには慣れていなかったため、少し戸惑っていました。それでも解くことはできますが、あまり乗り気ではなかったですね。
実際に使って感じたメリット

- リスニング問題が豊富で学校の授業に近い
- 小学校英語をまとめて復習できる
- 実際に英単語を書く頻度は高くない
リスニングメインのため、実際に単語が読み書きできなくても、うろ覚えの状態で進めることができるのが一番のメリットです。学校の授業にも内容が近く、復習用として使いやすいです。
気になった点

- 文字が細かく多いため、先取りや英語に慣れていない子には不向き
- 特に順序が考えられているわけではないため、総復習以外では使いにくい
- 本書だけでは英単語は覚えられない
リスニングメインは諸刃の剣です。取り組みやすく、子供も進めやすい反面、英単語の読み書きを本当にできるようになるかと言われると疑問です。
娘が本書に取り組んだ後、同じ範囲を簡単にテストしましたが、書けない単語や意味を間違えて覚えている単語がたくさんありました。娘曰く「あんなので覚えられるわけないじゃん」とのことです。
しっかり覚えるためには、何度も書いて練習することが最終的には大事ですね。
中学英語の先取り教材ではない
気になる点にも書きましたが、本書だけでは英単語の読み書きを覚えるのは難しいです。そのため、本書ができたからと言って小学校の英単語は完璧に覚えたという感じにはなりません。あくまでも、小学校の授業をある程度できるようになったと確認する教材としてはあっています。小学校の授業をしっかり理解して、できるようになっているのかを復習する問題集として使いやすいです。
問題集としてはオーソドックス

娘に本書の印象を聞いたところ、「文字の多い普通の問題集」とのことでした。
子供目線では、これといった特徴はない模様です。
また、息子にも聞いてみたところ、「学校で似たような授業している。学校よりは少し難しいかな?」とのことでした。
実際に小学校で行っている英語の授業内容と大きく違うわけではなく、学校の授業にのっとったオーソドックスな小学英単語問題集と言えます。
こんな子におすすめ

おすすめな子
- 小学校英語を総復習したい
- 小学校の授業に近い内容の問題をやりたい
- リスニングも練習したい
- 英単語を書いて練習するのはまだ早い
あまり向かない子
- 中学生になる前に小学英単語を完璧にしたい
- 学校の授業に沿った勉強より、先取り学習をしたい
- アルファベット・ローマ字をまだ覚えていない
- リスニングを一度もやったことがない
正直言って、若干中途半端な英単語問題集です。
完全な初心者だと取り組むのは難しく、英単語をしっかり覚えたい場合は、本書だけでは足りないという印象です。ただし、中間層(小学校英語をある程度経験している子)や、学校の授業内容に近い形式で英単語を総復習したい子には刺さる内容だと思います。
よくある質問(FAQ)

小学3年生でもできますか?
学年というより、その子供のセンスや実力によって、できるかできないかが分かれる印象です。
英会話などの経験があり、ある程度実力がある子供であればすんなり取り組めます。また、ローマ字がわかれば、カタカナ英語の知識と合わせてこなせる子供もいます。
しかし、対応が難しい子供もいるので、学校の授業がある程度進んでから、様子を見ながらやるかどうか決めるのがおすすめです。
リスニングはありますか?
むしろリスニングがメインの教材です。音声は専用アプリやホームページから利用できます。
中学校の英語を先取りできますか?

できません。本書は先取り用の教材ではありません。
また、本書だけで小学英単語のライティングまで身に付けるのは難しいです。あくまでも小学校の授業内容の総復習と、リスニングの練習に向いています。
まとめ

- 小学校英語を授業形式で総復習したい子におすすめ
- リスニングの学習ができる
- 本書だけでは英単語の読み書きを覚えるのは難しい
本書だけでは英単語の読み書きができるようになるのは難しいです。ただし、小学校の授業に似たような形式で学べるため、総復習問題集としてさらっと取り組むのに向いています。学校の授業内容をしっかり身に付けているのか確認するのにもいいですね。
ちなみに娘は「簡単だし、これだったら単語を書いた方がまし」とのことでした。
