教科書ぴったりトレーニングの使用口コミをお伝えします。2024年改訂版についてもふれています。
教科書ぴったりトレーニングは教科書準拠の教材。1教科あたり1,496円(税込)で1年分の学習をカバーしています。通信教育教材や塾よりもはるかに安く、効率的な家庭学習を進める上で大いに役立ちますよ。解説もわかりやすいので、予習・復習どちらでも使えます。
このブログでは、小学1年生が家庭学習で教科書ぴったりトレーニングを活用した感想も含め、教材内容やメリットデメリットなどをまとめました。
教科書ぴったりトレーニングの教材内容
※2024年・教科書ぴったりトレーニングが改訂されて上記のデザインになっています。ただし内容はさほど変わりませんので、本記事も参考にしていただければ幸いです。
教科書ぴったりトレーニング(以下「ぴたトレ」)は、教科書での学習順番と同じ順番の内容構成(もくじ)になっています。
どんな順番で学習していくか、子ども・保護者ともにわかりやすい!
「じゅんび」「れんしゅう」「たしかめのテスト」と3ステップが組まれているため、自分の理解度に応じて活用できます。
メインのワークの他に、「ぴったりシール」(犬のキャラクターシール)をはっていく「がんばり表」もあります。がんばりの見える化で、子ども自身も達成感を満たせるでしょう。
また、我が家が使用している小学1年生のぴたトレ(国語と算数)には、下記のような小冊子もついてました。
- ぴたトレ1年生(国語)・・・ひらがなおさらいポスター(15ページ)
- ぴたトレ1年生(算数)・・・けいさんせんもんドリル(32ページ)
さらに、学期末ごとに子どもの理解度チェックとして活用できそうな「チャレンジテスト」3枚分+「実力しんだんテスト」1枚も。
もちろん、保護者用の解答・解説本もありますよ。
まとめると
- ぴたトレ1年生(国語)・・・メインのワーク(96ページ)、ひらがなおさらいドリル(15ページ)、がんばり表、ぴったりシール、ばっちりポスター(1年生で習う漢字のポスター)、保護者用の解説本
- ぴたトレ1年生(算数)・・・メインのワーク(104ページ)、けいさんせんもんドリル(32ページ)、がんばり表、ぴったりシール、保護者用の解説本
これだけそろって1冊1364円(税込)!1年生は、国語と算数さえカバーしてしまえばいいので、2冊買っても2728円(税込)=1年分ですね。なんと、小学生向け通信教育教材の1ヶ月分よりも安いんです。「教科書の内容さえ理解すればいい」というご家庭なら、教科書ぴったりトレーニングさえ買えばカバーできてしまうのです。
教科書ぴったりトレーニングの使用口コミ・保護者目線
ぴたトレを使用して感じた保護者目線での感想です。
- 効率よく大切な部分を総括的に取り組める
- 1年間どんな学習をするのか保護者目線でもすぐに把握できる
- 学級・学年閉鎖対策として最高の教材
何度も書きますが、ぴたトレは教科書ベースでワーク内容が構成されています。つまり、必ず学校で習う単元を網羅しているのです。余計な学習はなく、学校で習う内容を理解するための勉強が効率的に行えるのが素晴らしいポイント。また、保護者目線では子どもが1年間でどんな単元を学んでいくのか、目次のページをみれば一目瞭然。家庭学習計画を立てやすいのです。
また、昨今の状況下から学級・学年閉鎖になることも多々あります(2023年4月~2024年3月の1年間で子の小学校は10回ほど学級・学年閉鎖が発生)。学級・学年閉鎖時でもぴたトレで家庭学習を進めておけば、学校のカリキュラム通りに学習できるので親子ともども安心感があります。
教科書ぴったりトレーニングの使用口コミ・子どもの感想
- ぴたトレをしたら今後の授業内容がわかるので安心感がある
- 難しすぎないから取り組んでても辛くない
- フルカラーでみやすい
子どもは少しだけ授業の予習をすることで、安心感を得ていました。実際、幼稚園から小学生への切り替わりや勉強には苦労していません。勉強も含めて、小学校が楽しいそうです。授業内小テストはすべて満点。まだ苦手と感じる単元もなし。
また、ぴたトレはひねりを加えたような問題はありません。あくまでも基礎レベルなので、予習として取り組んでも苦ではないと言ってました。
そして、フルカラーなワーク。子どもの通う学校で使う教科書や副教材は全てフルカラーです。慣れ親しんでいるフルカラーだからこそ取っつきやすいとのこと。
教科書ぴったりトレーニングの使い方
※2024年・教科書ぴったりトレーニングが改訂されて上記のデザインになっています。ただし内容はさほど変わりませんので、本記事も参考にしていただければ幸いです。
ぴたトレは「先取り学習」「復習」「テストや休校対策」など、オールマイティな活用ができる教材です。あくまでも我が家の一例ですが、ぴたトレの使い方はこんな感じ。
教科書ぴったりトレーニングの使い方1・先取り学習として使用する
ぴたトレは「じゅんび」の項目で、教科書の要点や重要ポイントが要約されています。保護者が横について説明を挟みながら、子どもと一緒に「じゅんび」を進めていくとスムーズです。
子どもが低学年の場合、国語算数は直感でできる単元も多いんですが、保護者がかみ砕いて説明しながら進めていった方が、理解が早いと実感してます。ただし、お子さんによってはひとりで集中したいケースもあります。子どもの性格に応じてケースバイケースで取り組みましょう。
続いて「れんしゅう」の項目に取り組む。必要に応じて「たしかめのテスト」をすると良いですね。
教科書ぴったりトレーニングの使い方2・学校の復習に使用する
復習用として使うなら「たしかめのテスト」だけでもいいんですが、まずは「れんしゅう」部分に取り組んでもらいましょう。れんしゅうの正答率に応じて、「じゅんび」に戻って取り組むor「たしかめのテスト」へ進む。
余力があれば「れんしゅう」部分はコピーを取って2周できる状態を作っておくのがベスト。
教科書ぴったりトレーニングの使い方3・テストや休校対策として使用する
ぴたトレは、テスト対策・休校対策としても優秀な教材。
テスト対策で活用するならば、復習時と同じく「れんしゅう」に取り組んでもらい、理解度に応じて「じゅんび」に戻るか「たしかめのテスト」へ進むようにする。時間がなければ「たしかめのテスト」の項目を2周(コピー取るのができなかったら、1周目はノートに答えを書く)。我が家ではこんな感じ。
学期末であれば、ワーク綴じ込みのチャレンジテストでテスト対策できます。
休校対策や子どもが少々体調不良で学校へ行けない場合にも大いに役立つ教材です。こんな時にも「じゅんび」から順々にワークを取り組んでいくと良いですね。ぴたトレさえ取り組んでいけば、学校で習うべき単元は全て網羅されています。保護者としては、ものすごく安心。
近年はよく学級・学年閉鎖が相次ぎ、よく学校がお休みになります。学校がお休みになってしまっても、ぴたトレさえ取り組んでいれば、授業や学習指導要領のキャッチアップに苦労しませんよ!
教科書ぴったりトレーニングの良いところ
実際にぴたトレを活用して、良かった・いまいちだったという点は以下の通りでした。
8割方教科書なしでも取り組める
ぴたトレは教科書の内容に沿ったワークですが、8割方は手元に教科書がなくても取り組めます。我が家では小学校入学にあたり、まだ教科書が手元にない状態でぴたトレをはじめていたため、教科書なしで取り組めるのは大きなメリットと感じましたね。
子どもによっては学校がはじまっても「教科書を学校に忘れてきてしまった」なんてこともあるので、教科書なしで問題が解けるのはありがたいですね。
教科書準拠の小学生向け通信教育教材よりも安い
ぴたトレは小学生向けの通信教育教材よりもはるかに安い金額なので、経済的です。この辺も嬉しいポイント。なお、主な小学生向け通信教育教材(1年生)との料金比較は以下の表でまとめました。
教材名 | 月額料金 |
【進研ゼミ小学講座】 | 3,250円(税込/12ヶ月一括払い時) |
小学ポピー | 2,980円(税込/12ヶ月一括払い時) |
Z会 小学生向け講座(紙) | 4,505円(税込)(未来思考力ワークなし) |
教科書ぴったりトレーニング(1冊) | 1,496円(税込) |
ぴたトレは、小学生向け通信教育教材の月額費用よりも安く1年分の学習を網羅しているのです。もうわけわからんくらいに安い。
5冊セット(国語・算数・理科・社会・英語)で購入しても、7480円(税込)!まさかの年間1万円以下!手が届きやすいですよね!
Tip:教科書ぴったりトレーニングと教科書準拠の通信教育教材の併用ってどうなの?
結論から申し上げますと「併用はむしろおすすめ」です。
なぜなら、教科書準拠の通信教育教材でもテーマは同じものの、学習へのアプローチが違うからです。問題文自体は違うので、ぴたトレ2周するよりも飽きない上に基礎定着のための学習が楽しくできるのはメリットなのかなと思ってます。
具体的な例を紹介します。
小学1年生、とある国語の教科書では「あるくよ あつまれ あいうえお」といった文章を用いて様々なことを学んでいきます。
ぴたトレでは「あるくよあつまれあいうえお」の単元に対して、文章読解的な問題文が並んでいました。
一方、進研ゼミ小学講座では、言葉作りメインの問題構成になっています。
両者共に取り扱う単元は教科書に沿っているものの、学習のアプローチが異なるのです。なので、基礎定着としてぴたトレ+進研ゼミ小学講座を取り組めば、より理解が深まります。
したがって、我が家では教科書ぴったりトレーニングを予習用・【進研ゼミ小学講座】と予習or復習として活用してますよ。
教科書ぴったりトレーニングのいまいちなところ
ぴたトレを使用していくうちに、いまいちな点もみえてきました。といっても、下記の1点のみですが。
- ぴたトレだけでは演習量が足りない
1年間の学習内容を網羅しているとはいえ、ぴたトレだけでは定着のための演習量は足りないと感じます。
わかりやすい例では「カタカナ」。
ぴたトレでもカタカナが取り上げられていますが、カタカナの書きは見開き1回分のみ……(ほかのページもちらっとは出てきますが)。カタカナの復習するにしても、演習量が少なすぎます。他の市販ドリルや通信教育教材などで補った方がいいですね。
たいがいは、ぴたトレと同出版社から発売されている「教科書ぴったりドリル」や「ドリルの王様」あたりで特定の単元専門のドリルが探せます。ただし、カタカナに関してはありませんでした。自力で市販ドリルを探すしかありません。
子どもが学校の授業+ぴたトレ+宿題で定着すれば、一番良いんですけどね……。凡人な子どもはそう一筋縄ではいきません。
教科書ぴったりトレーニング購入時は教科書の出版会社に注意を
ぴたトレは、教科書の出版社に沿った内容になっています。子どもが通う小学校が使っている教科書の出版社を事前に調べてから、購入するようにしましょう。使用教科書の検索は、ぴたトレの公式サイトからできますよ!
使用教科書の出版社が違うと、授業で習うタイミングがずれてしまいますし、少し内容もことなります。テスト対策もしにくいので気を付けましょう。
国語 (1~6年) | 漢字 (1~6年) | 社会 (3~6年) | 算数 (1~6年) | 計算 (1~6年) | 文章題 (1~6年) | 理科 (3~6年) | 英語 (5~6年) | |
東京書籍版 | あり | あり | あり | あり | あり | あり | ||
大日本図書版 | あり | あり | ||||||
学校図書版 | あり | あり | ||||||
教育出版版 | あり | あり | あり | あり | あり | |||
光村図書版 | あり | あり | あり | |||||
啓林館版 | あり | あり | あり | |||||
日本文教版 | あり | あり | ||||||
開隆堂版 | あり | |||||||
全教科書版 | あり (1~2年) | あり | あり | あり |
教科書ぴったりトレーニングがおすすめなご家庭
- 子どもが学校の授業についていけない
- 家庭学習の教材に迷っている
- 学校のカリキュラムに応じた予習・復習教材を探している
- 通信教育教材や塾よりも安い教材を求めている
教科書ぴったりトレーニングの使用口コミ・使い方などまとめ
- ぴたトレはコスパ良く家庭学習ができる
- 予習・復習・テスト対策・休校対策などオールマイティな教材
- 難易度はあくまでも教科書レベル
- 演習量は足りないので「+α」な教材は欲しいところ
- フルカラーでとっつきやすい
- 家庭学習に迷ったらイチオシな教材