
このブログでは、新興出版社の「3年の文章読解 ドリルの王様」を小学3年生の娘が実際にやってみた感想をレビューします。小学3年生の娘は、学校の勉強は得意なほうです。国語のカラーテストでも90~100点くらいを取ってきます。
ただ、国語の読解が特別好きなわけではありません。そもそも勉強そのものに前向きなタイプでもなく、本人も「難しい勉強はやりたくない」とはっきり言っています。とはいえ、国語の読解問題を避け続けるのも、それはそれで気になります。
そこで購入したのが「ドリルの王様 3年の文章読解」です。この問題集を選んだ一番の理由は、単純に「簡単そうだったから」。購入前にいくつかレビューを見てみると、「学校レベルの内容」「標準レベル」といった感想が多く、難易度はそれほど高くなさそうでした。
この記事では、実際にやってみた娘の感想と、親から見た使いやすさなどを紹介します。
ドリルの王様「3年の文章読解」はどんな問題集?

まずは「3年の文章読解 ドリルの王様」がどんな問題集なのか簡単に紹介します。
購入時の価格は803円(税込)。
問題部分は約86ページで、これとは別に解答・解説が10ページほどあります。問題は表と裏の両面にあり、1冊を通して文章読解の問題に取り組む形式です。
サイズは18.3×25.8cmで、ページは切り取り可能。必要なページだけ切り離して使うこともできます。
また、「ニガテをなんとかしたい」をキャッチフレーズにしており、子どもが取り組みやすいようにシールが付いているなど、低学年から使ってきた子でも取り組みやすそうな工夫があります。問題は大きく7つの章に分かれていて、それぞれ文章の種類などが異なります。各章の最後には、これまでの内容を確認するまとめテストも用意されています。
ただ、ここで娘に「章ごとに文章の種類が違うのは分かった?」と聞いてみたところ「文章の違いは分からなかった」とのことでした。親目線で見ても文章の違いはいまいちわかりません。
小3娘が実際にやってみた!1回5~10分で終了

本書は平日の帰宅後に使用しました。6時間目まで授業がある日も取り組みましたが、1回分の表裏にある読解問題をやっても、かかった時間は5~10分程度です。
ちなみに、我が家の家庭学習は進研ゼミがメインです。毎月の進研ゼミをすべて終わらせて、ほかに勉強するものがなくなったときに、この「ドリルの王様 3年の文章読解」をやっていました。
そのため、毎日使っていたわけではありません。月に10日程度の使用です。一方、休日には時間に余裕があるため、2~3回分をまとめてやることもありました。
では、娘本人はこの問題集を負担に感じていたのでしょうか。「やっていて大変だったことはある?」と聞いてみると「ない」とのこと。少なくとも娘にとっては、難易度や問題量が負担になるような問題集ではなかったようです。
学校の授業が終わって帰宅した後でも、5~10分程度で終わる。このくらいの分量なら、普段の家庭学習に追加しても取り組みやすいと感じました。

ちなみにシールは付録についていますが、娘は全く興味ありませんでした。
「小3でシールなんてやらないでしょ」と娘は言っていますが、レビューだとシールを喜んでいたというコメントもあるんですよね。よって人それぞれだと思います。
娘にドリルの王様「3年の文章読解」の難易度を聞いてみた

では、実際の難易度はどうだったのでしょうか。娘に「このドリル、難しかった?」と聞いてみました。すると返ってきた答えは「普通」でした。
もう少し詳しく聞いてみると、「読解文は普通。問題は簡単なほう。学校のカラーテストと同じくらい」とのこと。さらに「意味が分からない問題や、全然解けない問題はなかった」とも答えていました。
実際、問題を解いている様子を見ていても、特に苦戦しているようには感じませんでした。解き終わった問題を確認してみても、間違いはそれほど多くありません。時々間違えることはありましたが、ほとんどは正解しています。
間違えた問題についても、問題文をもう一度読み直せばすぐに解き直すことができました。そのため、「ここはどういう意味なのか」と親が解説を読んで詳しく説明するような場面もほとんどありませんでした。
41回やって約3か月!ボリュームは多い?

本書は全部で41回分の読解問題が収録されています。表と裏で1回分となっていて、それぞれ文章が異なります。問題は1つの文章につき4問程度出題されるので、1冊を通して見ると、それなりの回数の文章読解に取り組むことができます。
娘の場合、平日は基本的に1回分。休日は時間に余裕があるため、2~3回分をまとめて進めることもありました。
ただ、進研ゼミを優先していたので毎日取り組んでいたわけではありません。途中で進研ゼミの教材を進める期間もあり、飛び飛びで使用して、すべて終わるまでに約3か月かかりました。
難易度も高くなかったため、娘自身はそれほど負担に感じていなかったようです。
コスパについては1冊のボリュームを考えれば、決して高いドリルではないと思います。
ただ、同じような価格帯には学研などから、さらに安いドリルも販売されています。そのため、「ドリルの王様は圧倒的にコストパフォーマンスがいい」とまでは感じませんでした。個人的には「悪くはないけれど、ほかを探せばもっと安いものもある」くらいの印象です。
ドリルの王様「3年の文章読解」読解力は伸びたのか?

では、実際に本書をすべてやり終えて、娘の読解力はどうなったのでしょうか。問題集を1冊やり終えたわけですから、親としては「少しは読解力が伸びたかな?」と期待したくなります。
結論から言うと、私から見て目に見える変化はありませんでした。本書をやる前と比べて、文章を読むスピードが速くなったようには感じません。
問題の正答率が明らかに高くなったという印象もありません。そもそも、本書をやっている途中で娘が読解問題に苦戦すること自体がほとんどありませんでした。
そのため、「この問題集をやったことで、できなかったことができるようになった」という場面も特にありません。
もちろん、読解力のようなものは短期間で目に見えて変化するとは限りません。問題文を読むことに慣れたり、文章の内容を読み取る経験を積んだりしていても、それがすぐに数字やテストの点数として表れるとは限らないでしょう。
ただ、親から見て「やる前とやった後で明らかに違う」と感じるほどの変化はありませんでした。
ちなみに、娘は相変わらず詩が苦手です。
本書を1冊終わらせたからといって、苦手な分野が突然得意になったわけでもありません。
そこで、娘本人にも聞いてみました。
「このドリル全部やったけど、読解力は上がった?」すると「そんなわけないじゃん」とのこと。どうやら本人も、読解力が上がったという実感はまったくないようです。
実力が上がるのと勉強をやるのは違う

では、本書をやってまったく意味がなかったのかと聞かれると、そんなことはありません。すべてのドリルやテキストをやれば、そのたびにレベルアップして力がつくのであれば、世の中は勉強がものすごくできる人たちだらけになってしまいます。
少なくとも我が家では、勉強をする時間を作ること自体も大切だと考えています。本書をやらなければ、その時間に娘はゲームをしたり、遊んだりしていたでしょう。
もちろん遊ぶことも大切ですが、ドリルをやったことで、文章を読んだり、問題について考えたりする時間は確保できました。
今回、本書をやったことで目に見えて読解力が伸びたわけではありません。一方で、逆に国語の力が落ちたような様子もありませんでした。
こうした読解問題を日々少しずつ続けていれば、今は目に見えなくても、気が付いたときには以前より難しい問題が解けるようになっている可能性もあります。
そう考えると、毎日の勉強に無理なく組み込めるという点で、本書は悪くないドリルだと思います。
特に、難しい問題集を嫌がる子どもに「もう少し国語の勉強をしてほしい」という場合には、負担になりにくい選択肢ではないでしょうか。
ドリルの王様の文章読解は来年もリピートはあり?
では、娘が4年生になったときに、また本書を購入するか。そう聞かれると、正直なところ微妙です。
というのも、我が家では本書よりも合っていると感じたドリルがほかにあったからです。今回、本書と一緒に使用したのが「くもんの国語集中学習 文章読解にぐーんと強くなる」です。
こちらのほうが問題数が多く、我が家ではコストパフォーマンスがよいと感じました。難易度については、本書とそれほど大きく違う印象はありません。
ただし、「文章読解にぐーんと強くなる」は後半になると文章が長くなります。娘の場合は、このくらいの文章量なら問題なく取り組めました。
そのため、我が家では「くもんの国語集中学習 文章読解にぐーんと強くなる」のほうを優先したいと思っています。
一方で、長い文章を読むのが苦手な子どもであれば、最初から文章量の多いドリルを使うより、「ドリルの王様 文章読解」のほうが取り組みやすい可能性があります。

まとめ:ドリルの王様「3年の文章読解」は悪くはないが第一候補ではない
「ドリルの王様 3年の文章読解」は、41回分の問題があり、1回あたり5~10分程度で取り組めます。「簡単で、ある程度問題数もある」という今回のドリル選びの条件には、かなり合っていたと思います。
ただ、我が家では以前紹介した「くもんの国語集中学習 文章読解にぐーんと強くなる」のほうが、問題数や後半の文章量などを考えると使いやすかったので、ドリルの王様が第一候補にはならないかな、といったところです。
余談ですが以前Amazonを見たときには748円(税込)だった学研の毎日ドリル 文章読解が学研の公式サイトでも現在の定価は935円(税込)となっています。748円のころは学研の毎日ドリルが第一候補でした。
そう考えると、803円で41回分ある「ドリルの王様」も、価格だけを見れば決して悪くありません。
「難しい問題集は嫌がるけれど、読解の練習はさせておきたい」という場合には、候補に入れてもいいドリルだと思います。
今回のレビューが参考になれば幸いです。

