教科書準拠の小学生向け通信教育教材の【進研ゼミ小学講座】と小学ポピーを比較します。
どっちがいいのか悩むほどそっくりですが、小学ポピーに至っては簡単すぎるといった評判も。そこで本ブログ記事では、実際の教材画像(小学1年生・3月号)を用いてチャレンジ進研ゼミ(紙)と小学ポピーを5つの項目で比較検証。
実際に小学1年生の息子にも受講してもらった正直レビューもお伝えします。
- チャレンジ進研ゼミと小学ポピーの違いを5つの項目で比較
- 料金の安さで選ぶならチャレンジ進研ゼミよりも小学ポピーがおすすめ
- 難易度の高さで選ぶなら小学ポピーよりもチャレンジ進研ゼミがおすすめ
- 授業・テスト対策で選ぶならチャレンジ進研ゼミよりも小学ポピーがおすすめ
- コンテンツの多さで選ぶなら小学ポピーよりもチャレンジ進研ゼミがおすすめ
- 先取り学習したいなら小学ポピーよりもチャレンジ進研ゼミがおすすめ
- チャレンジ進研ゼミがおすすめな子ども・ご家庭
- 小学ポピーがおすすめな子ども・ご家庭
- 【レビュー】チャレンジ進研ゼミを受講した小1息子の感想
- 【レビュー】小学ポピーを受講した小1息子の感想
- チャレンジ進研ゼミ(紙)と小学ポピー比較まとめ
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チャレンジ進研ゼミと小学ポピーの違いを5つの項目で比較
下記5つの項目で比較しました。
- 料金
- 難易度
- 授業・テスト対策
- コンテンツの多さ
- 先取り学習用として
以降は「●●よりも××の方がおすすめ」といった表現を使っていますが、ご家庭によって通信教育教材を受講する目的は違いますので、あくまでも参考情報としてとらえていただければと思います。
料金の安さで選ぶならチャレンジ進研ゼミよりも小学ポピーがおすすめ
月額料金(税込・毎月払いの場合) | |
【進研ゼミ小学講座】(紙) | 小学1年生:4,020円 小学2年生:4,320円 小学3年生:5,320円 小学4年生:5,590円 小学5年生:6,710円 小学6年生:7,150円 |
小学ポピー | 小学1年生:3,300円 小学2年生:3,300円 小学3年生:3,700円 小学4年生:3,900円 小学5年生:4,300円 小学6年生:4,500円 |
月額料金を比較する限り、チャレンジ進研ゼミ(紙)よりも小学ポピーの方が圧倒的に安いんです!料金重視で考えるのであれば、小学ポピーがおすすめです。ただし、小学ポピーは副教材が少なめ。また、毎月の添削指導もないため(毎月の単元テストはあるが丸付けは保護者)とてもシンプルです。
月額料金は後述する「コンテンツ量の差額」な気がします。コンテンツ量も考慮すると、コスパ的な意味合いではどちらも大きな差はありません。
難易度の高さで選ぶなら小学ポピーよりもチャレンジ進研ゼミがおすすめ
チャレンジ進研ゼミ(紙)・小学ポピーともに3月号の教材内容は1年間のまとめが中心です。したがって、その学年における最終到達点がどこなのか比較しやすくなっています。このブログ記事では両者の教材画像もまじえて、難易度の高さを考察。
まずは、チャレンジ進研ゼミ(紙)の算数。はじめの数回は3学期の範囲ですが、1年生のおさらいとしては「10よりも大きい数」からはじまります。
10より大きい数といいつつも、3学期で習ったような100に近い数字の復習ですね。1学期の内容はスルー。
また、計算のおさらい回を確認すると、繰り上がり繰り下がり算がメインで、3学期で習う2桁の計算もありました。1学期の内容は当然できている、といった前提なのでしょう。
そして、1年間のまとめとして実力診断テストもあります。実力診断テストの内容では非常に骨のある思考力系の問題も混ざっており、最終到達点は教科書+α。
一方、小学ポピーの算数では……。1学期で習った1桁の足し算・引き算も取り上げられてますね。基礎の基礎から復習。
そして、小学ポピー最後の算数テスト。あくまでも教科書の範囲内でストレートな問題が並んでいます。ざっと見たところ、ひねくれた問題はなし。いろんな意味合いで教科書準拠。
- チャレンジ進研ゼミ(紙)・・・最終到達点は教科書+α
- 小学ポピー・・・教科書の範囲内
つまり、難易度は小学ポピーよりもチャレンジ進研ゼミ(紙)の方が高めという結論に達しました。難易度で選ぶならば、小学ポピーよりもチャレンジ進研ゼミ(紙)がおすすめです。
授業・テスト対策で選ぶならチャレンジ進研ゼミよりも小学ポピーがおすすめ
チャレンジ進研ゼミ(紙)・小学ポピーともに教科書準拠の通信教育教材として知られています。どちらも教科書準拠すぎて甲乙はつけがたいのですが、学校教材のレイアウトやカラーテストの傾向を鑑みるに、小学ポピーの方がより学校に沿っている教材作りになっています。
例えば、小学ポピー3月号・国語のとある回の「文章内のことばをすべて漢字にしましょう」といった設問。これは実際に息子の公立小でも同じ形式(文章内のことばをすべて漢字にする)の漢字テストが実施されていました。同じすぎてびっくり。ちなみに、チャレンジ進研ゼミ(紙)ではこういった設問はありません。
つまり、学校の授業やカラーテスト対策の観点からは、チャレンジ進研ゼミ(紙)よりも小学ポピーの方がおすすめ。
チャレンジ進研ゼミ(紙)は、教科書で取り扱っている内容ではあるものの「チャレンジそっくりそのままなのがカラーテストに出たよ!」といった経験はここ1年間でほとんどありませんでした。あくまでも「チャレンジでやった単元だ!」くらいの精度ですね。
コンテンツの多さで選ぶなら小学ポピーよりもチャレンジ進研ゼミがおすすめ
コンテンツの多さはなんといってもチャレンジ進研ゼミ(紙)が飛びぬけています。主な教材内容(追加料金なし)をまとめました。今回は小学2年生の場合をまとめました。
教材内容 | |
【進研ゼミ小学講座】(紙) | ・メイン教材 ・添削問題 ・わくわくサイエンスブック ・保護者通信 ・副教材(毎月) ・1,000冊いつでも読める電子図書館 ・4技能別 Challenge English ・AI国語算数トレーニング ・オンラインライブ授業 ・実力診断テスト(年3回) ・漢字計算WEB(無料プリント) ・国語算数応用WEB(無料プリント) など |
小学ポピー | ・メイン教材 ・まとめテスト(保護者が要添削) ・ひめくりドリル ・学期末・学年末前期のまとめテスト(年4回) ・ふしぎがいっぱいぴかり!! ・わくわく えいご(年6回) ・こころの文庫(薄めの絵本) ・子育て応援情報誌 Popy f(保護者の本) ・算数マスターズ(年2回) |
小学ポピーも頑張っていますが、チャレンジ進研ゼミ(紙)のコンテンツの多さはずば抜けています。コンテンツが多すぎて活用できてない受講者もいるとは思いますが、すべて活用すれば市販教材は不要。保護者としてはチャレンジだけで教材が賄えるのはありがたい存在。
先取り学習したいなら小学ポピーよりもチャレンジ進研ゼミがおすすめ
「現学年の学習をメインに先取り学習もしていきたい」
先取り学習にも力を入れるのであれば、小学ポピーよりもチャレンジ進研ゼミ(紙)がおすすめ。というよりもチャレンジ進研ゼミ(紙)一択です。
小学ポピーでは先取り学習用のコンテンツはありません。一方、チャレンジ進研ゼミ(紙)には、国語・算数・英語の先取り学習用コンテンツ(追加料金無料)があります。ただし、WEB上にあるコンテンツのため、パソコンやタブレット端末などが必要な点は注意。
国語・算数は「AI国語算数トレーニング」といって、無学年式の学習ができます。基本的には小学校の範囲内の学習ですが、「漢字」と「語彙・読解」については中学生の範囲も!
英語は「Challenge English(チャレンジイングリッシュ)」というアプリ(パソコン・iPad上で使用可)があり、初心者~英検準1級レベルまで対応していますよ。聞く・話す・読む・書く4技能のトレーニングだけでなく、時折Challenge Englishオンラインライブ授業も!至れり尽くせりです。
2020年まで有料オプションだった「Challenge English(チャレンジイングリッシュ)」。今ではチャレンジ進研ゼミ受講者であれば無料で使えるようになりました!
チャレンジ進研ゼミがおすすめな子ども・ご家庭
- 基礎だけでなく骨のある問題も解いていきたい
- 様々なコンテンツがあると嬉しい
- 先取り学習も視野に入れている
- 楽しみながら学習を進めていきたい
小学ポピーがおすすめな子ども・ご家庭
- なるべく費用をおさえたい
- 授業やテスト対策としての教材を探している
- 教材はシンプルな方が良い
- 先取り学習は考えていない
【レビュー】チャレンジ進研ゼミを受講した小1息子の感想
息子は小学1年生4月号~3月号にかけて、チャレンジ進研ゼミ(紙)を1年間受講しました。こどもちゃれんじ時代からお世話になっているため、わりとヘビーなお付き合い。そんな息子の感想は以下の通り。
- 教材が楽しいから来年も続けたい
- 難易度は普通だと思う
- オンラインライブ授業も楽しい
- チャレンジ進研ゼミやっていれば授業は安心
息子からは、ネガティブな感想は一切出ていません。
チャレンジ進研ゼミ(紙)は、他社通信教育教材と比較してもわちゃわちゃとしていて子どもが手に取りたくなるような雰囲気の教材。
また、オンラインライブ授業(無料)は1年生のうちは授業っぽくなく、クイズ番組を観ているかのような動画作りになっています。チャレンジ進研ゼミ(紙)と息子の相性はとても良いため、今後も継続予定です。
チャレンジの公式サイトで受講者数検索すると、息子が通う公立小でチャレンジ受講者はなんと3.6人に1人!ランドセルにチャレンジのキャラクターが描かれている防犯ブザーをつけている子もたくさんいて、時折チャレンジの話も出てくるそうですよ。さすが小学生利用率No1の通信教育教材ですね!
【レビュー】小学ポピーを受講した小1息子の感想
息子は、幼児ポピー・小学ポピーともに短期間のみ何度か受講しています。チャレンジ進研ゼミ(紙)ほどではないけれど、身近な通信教育教材。息子の感想は以下の通り。
- 学校の教材に似てるから予習復習にはいいかも
- 難易度は簡単~普通だと思う
- 嫌いじゃないけど好きでもない(普通)
小学ポピーの発行元である新学社は、全国の小・中学校で使われるドリルや問題集、資料集などの学習教材を発行しています。したがって、小学ポピーの教材も学校の教材にそっくり。学校で習う勉強を取りこぼしなくこなしていきたいタイプのお子さんであれば、ハマる教材と言えます。
小学ポピーは簡単すぎる、といった口コミ評判があるのは、小学ポピーは基本的に教科書の範囲以上の問題数が少なめだからだと思います。授業内容をしっかりと理解できている子には「簡単すぎる」かもしれませんが、より学習が煩雑化する小学校高学年以上であれば「適正で良い」と感じる子も多そうです。
小学ポピーはとても良い教材ですし、今後息子がチャレンジ進研ゼミ(紙)にこだわらなくなったら、小学ポピーに乗り換えも検討しています。ただし、現時点では、息子がチャレンジ進研ゼミ(紙)推しですし、シンプルな小学ポピーはイマイチハマりません。とはいえ、息子の評価としては「好きでも嫌いでもなく、普通の教材」とのこと。
小学ポピーはチャレンジ進研ゼミ(紙)に比べるとシンプルですが、決してかたっ苦しい教材ではありません。お値段も安いので、学習の目的によってはおすすめの通信教育教材です!
チャレンジ進研ゼミ(紙)と小学ポピー比較まとめ
- 料金が安いのは小学ポピー
- 難易度が高いのはチャレンジ進研ゼミ(紙)
- 授業・テスト対策用の教材として選ぶなら小学ポピー
- コンテンツが多いのはチャレンジ進研ゼミ(紙)
- 先取り学習もできるのはチャレンジ進研ゼミ(紙)