
このブログでは、「トクとトクイになる!小学ハイレベルワーク 社会5年」を社会が得意な小学5年生の息子が実際に使用した感想をお伝えします。
小学5年生になると、社会科の学習内容は一気に難しくなります。農業や水産業、工業など覚えることが増えるだけでなく、資料やグラフを読み取る力も求められるようになります。
今回、本書を使用した息子は社会が得意で、これまでは進研ゼミを中心に学習してきました。しかし、進研ゼミの内容だけでは少し物足りなく感じるようになったため、以前から気になっていた「トクとトクイになる!小学ハイレベルワーク 社会5年」を購入してみました。
先に結論をお伝えすると、本書は社会が得意な子どもには非常におすすめできる問題集です。
この記事では、実際に使用して感じたメリット・デメリットとともに、どのような子どもに向いているのかを他の問題集とも比較しながら詳しく紹介していきます。
トクとトクイになる!小学ハイレベルワーク 社会5年の基本情報

「トクとトクイになる!小学ハイレベルワーク 社会5年」は、文理が発行している小学5年生向けの社会問題集です。
価格は1,210円(税込)、B5判で120ページあります。ページ数は比較的多く、問題数も十分です。また、全ページカラーで構成されているため見やすく、小学生でも取り組みやすい印象を受けました。問題集によっては文字ばかりで無機質なものもありますが、本書は適度にイラストや図表が配置されており、学習意欲を維持しやすいデザインになっています。
公式サイトでは「知識の暗記だけでなく、資料やグラフを読み取る力や考える力を養う」ことを目的とした問題集として紹介されています。

問題は大きく「標準問題」「ハイレベル問題」「思考力育成問題」の3種類で構成されています。

標準問題は教科書レベルとされていますが、実際には学校のカラーテストより少し難しい印象です。カラーテストで常に90〜100点を取れる子であれば、ちょうどよいレベルでしょう。

ハイレベル問題になると、小学校では詳しく扱わない知識や発展的な内容も登場します。そのため、学校の授業だけでは物足りないと感じている子どもには非常に魅力的な内容です。

さらに思考力育成問題では、単純な知識問題ではなく、資料を分析したり理由を考えたりする問題が出題されます。近年の中学受験や学力調査で求められている力を意識した構成になっていると感じました。

また、巻末には仕上げテストも付属しているため、本書で学んだ内容が定着しているか確認できる点も良かったです。
トクとトクイになる!小学ハイレベルワークはどんな問題集?

そもそも「トクとトクイになる!小学ハイレベルワーク」がどのような意図で作られたのか調べてみました。
このシリーズは2023年3月にスタートした比較的新しい問題集です。ターゲットとなっているのは、中学受験を視野に入れ始めた子どもや、教科書レベルよりも一歩上の学習をしたい子どもです。
つまり、「教科書ワークでは簡単すぎる」「でもいきなりサピックスや四谷大塚レベルは難しい」という中間層を狙った問題集と言えるでしょう。
口コミを見ても「カラーで見やすい」「学校より少し難しくてやりがいがある」「考える力が身につく」という好意的な意見が多く見られました。一方で、「思ったより難しい」「基礎が固まっていないと厳しい」という声もあります。
実際に使ってみても、決して万人向けではなく、ある程度社会が得意な子ども向けの問題集だと感じました。
実際に使って感じた良かった点

地図・資料を読み取る力が身につく
本書は単純な暗記問題だけではなく、地図や統計資料、グラフなどを使った問題が非常に多いです。そのため、「覚えているか」だけでなく、「理解しているか」が問われます。
また、読み取った情報を自分の言葉でまとめる問題もあり、知識を活用する練習にもなります。社会は暗記科目と思われがちですが、本書を解いているとそうではないことがよく分かります。
学校のテストより一歩先まで学べる
何度も書いていますが、本書は学校のテストより明らかにレベルが高いです。
社会が好きな子どもであれば、「もっと知りたい」「なぜそうなるのか知りたい」という好奇心を満たしてくれる内容になっています。
実際に息子も「学校でまだ習っていないことが出てきた」と話していました。逆に言えば、学校の授業だけの知識では解けない問題も少なくありません。そのため、自分で考えたり調べたりする習慣も身につくと思います。
中学受験を目指している子にもおすすめ
知識問題だけでなく、資料の読み取りや記述問題も多く収録されています。そのため、中学受験で求められる思考力・読解力・表現力を鍛える練習にもなります。
もちろん本書だけで中学受験対策が完結するわけではありませんが、受験勉強の土台作りとしては十分活用できるでしょう。
気になった点

社会が苦手な子には難しい
社会が苦手な子どもには正直おすすめできません。むしろ平均レベルの子どもでも難しく感じると思います。
内容が発展的なうえ、問題数も多いため、最初の段階で苦手意識を持ってしまう可能性があります。今回使用した息子は社会が得意ですが、同じ小学5年生の娘には選ばないと思います。娘なら進研ゼミや教科書ワークの方が合っているでしょう。
学校レベルの基礎を学びたい子には向かない
本書は基礎学習用ではありません。小学校では扱わない内容も多数登場するため、「まずは学校のテストで80点を取りたい」という段階の子どもにはオーバースペックです。
社会が得意で、さらに上を目指したい子ども向けの問題集と考えた方がよいでしょう。
難易度はどのくらい?

難易度を実際にやってみた感覚で比較してみました。
| 教材 | 難易度 |
|---|---|
| 小学校社会カラーテスト | ★☆☆☆☆ |
| 進研ゼミ社会 | ★☆☆☆☆ |
| 教科書ワーク社会 | ★★★☆☆ |
| トクとトクイになる!小学ハイレベルワーク社会 | ★★★★☆ |
| 中学入試 最高水準問題集 社会 | ★★★★★ |
小学校のカラーテストと進研ゼミはほぼ同レベルです。教科書ワークは教科書準拠ですが、実際には学校のテストより少し難しく感じます。そして本書はそのさらに上です。ただし、中学受験用の最高水準問題集ほど極端に難しいわけではありません。
「教科書ワークでは物足りない」「中学受験問題集はまだ早い」という子どもにちょうどよい難易度だと思います。
シグマベストが出版している「中学入試 最高水準問題集 社会」はかなり難しいです。正直言って、高校入試の問題よりも圧倒的に難しいです。★5ですがもっと上でもいいくらいの内容です。中学受験は本当に大変ですね…
こんな子におすすめ

最後に、本書がおすすめできる子どもの特徴をまとめてみました。実際に息子が取り組んでいる様子を見ながら感じたことでもあります。
社会が得意な子
大前提として、社会が得意な子どもでないと厳しい問題集です。
本書には学校の授業で習う内容だけでなく、発展的な知識や考えさせる問題も数多く収録されています。そのため、カラーテストで80点前後を取る子どもよりも、普段から90〜100点を安定して取っている子どもの方が向いているでしょう。
中学受験を考えている子どもであっても、社会が苦手な状態で本書に取り組むのはおすすめできません。基礎知識が十分に身についていないと問題文の意味すら理解できないこともあります。
少し厳しい言い方になりますが、このレベルの問題で苦戦しているようであれば、まずは教科書ワークや学校教材などを使って基礎を固める方が先だと思います。
逆に社会が好きで、テレビのニュースや地図を見るのが好きな子どもであれば、本書の内容を楽しみながら学べるでしょう。実際に息子も「知らないことがたくさん載っていて面白い」と言いながら取り組んでいました。
中学の勉強を視野に入れている子

中学受験を考えている子どもはもちろんですが、受験を予定していない子どもにもおすすめできます。
中学校の社会は小学校で学んだ内容を土台にして、さらに詳しく学習していきます。歴史や地理、公民なども単純な暗記ではなく、背景や理由まで理解することが求められます。
本書には小学校の教科書だけでは触れないような知識や資料問題も多く掲載されているため、自然と中学校で必要になる考える力を身につけることができます。
また、中学入学後に社会を得意科目にしたい子どもにとっても良い準備になるでしょう。
実際に見ていると、「こんなことまで小学生で学ぶのか」と驚く内容もありました。中学校で学ぶ内容につながる知識も多いため、結果的に先取り学習にもなります。
社会の応用問題に挑戦したい子
学校の授業やカラーテストでは物足りないと感じている子どもには特におすすめです。
本書のハイレベル問題や思考力育成問題は、単純な暗記だけでは解けません。資料を読み取ったり、自分で考えたり、複数の知識を組み合わせたりする必要があります。
そのため、「とりあえず答えを覚える」という勉強法では対応できず、本当に理解しているかどうかが問われます。
学校のテストでは満点が当たり前になっている子どもでも、本書では考え込む場面が多く出てくるでしょう。それだけやりごたえがあります。
また、社会が好きな子どもは知識欲が強い傾向があります。本書はそうした子どもの「もっと知りたい」「もっと難しい問題を解いてみたい」という気持ちを満たしてくれる問題集です。
息子も最初は苦戦していましたが、解けたときの達成感が大きかったようで、楽しみながら取り組んでいました。学校レベルを超えた問題に挑戦したい子どもにはぴったりの一冊だと思います。
総合評価

★★★★★
実際に使ってみると、想像していた以上に内容が充実していました。問題数も多く、ただ難しいだけではなく「考えさせる問題」が多い点も好印象です。息子も楽しみながら取り組んでおり、社会への興味がさらに深まっているように感じます。
社会が得意な小学5年生で、学校の学習だけでは物足りないと感じているなら、一度手に取ってみる価値のある問題集です。ろが非常に良かったです。子供も楽しんで取り組んでいます。おすすめの問題集と言えるでしょう。
