
このブログでは「5年生までにマスターする 山本塾の計算ドリル」を実際に使用した感想を紹介します。
計算ドリルといえば昔は定番ともいえるドリルでしたが、最近は無料の計算プリントもあふれていて本当に必要なのかと疑問に思っている家庭は増えているのではないでしょうか。
ふとしたきっかけで筆者は本書を購入しましたが、本書に取り組む前まで効果は懐疑的でした。1年ほど使用し、まだ途中ですが結論から言えば、公文や塾、そろばんなどをしていない我が家の子には良かったと思っています。
5年生までにマスターする 山本塾の計算ドリルの内容紹介

こちらが「5年生までにマスターする 山本塾の計算ドリル」。黄緑と白のシンプルな表紙です。

著者の山本先生は算数専門の「山本塾」を開講しています。大学受験まで見据えた一貫指導もできる塾で東大・早稲田など名門大学合格実績を多数誇っている名門塾と言われています。

使い方は四則演算をとにかく暗算で計算していきます。レベルが1から設定されていて、設定タイムをクリアしたら上のレベルにチャレンジできる仕組みです。もし上のレベルのタイムをクリアできない場合は、一度下に戻ってからやり直します。

解答用紙は最後についています。ただし、こちらの解答用紙では全く足りないので、コピーをするかホームページよりダウンロードして使います。

1ページの問題数ですが簡単な問題は36問。あまりがある割り算など手間のかかる問題は18問程度です。

問題用紙ではなく、解答用紙に書くように注意書きされていますが、我が家は解答用紙があまり合わなかったため、問題用紙をコピーして何度も使用しました。

答えはシンプルに数字が書いてあるのみです。解説は特にありません。
5年生までにマスターする 山本塾の計算ドリルの効果は?

我が家では(使用当時)小学1年生と3年生の子どもたちに取り組ませていましたが、回数を重ねるごとにタイムが早くなっていきました。上記写真は当時小1の娘の記録。7月8日の時点では約3分かかっていた計算も10月には1分切るくらい早くなりました。1日1枚計算プリントをしていただけですが……。
朝、その時々のレベルの計算プリントを2枚行うだけで子どもたちに負荷はほとんどかかっていません。1日5分もかかりませんので、継続できてます。ほぼ1年たった今でも大体毎日のように計算2枚しています。
特に小学1年生の娘は足し算がおぼつかないレベルだったのが、どんどんタイムが短くなっていき実力が上がっていることがうかがえます。本人も手ごたえを感じているようで、このワークを使ってタイムアタックをしたがります。

娘は小学1年生7月頃から山本塾ドリルをはじめ(足し算引き算レベル1から)、小学2年生6月の時点では、足し算引き算レベル5まで進んでいます。一方の息子は小学4年生になったころに全クリアしました(割り算のみ◎タイムのクリアはしていないものの…)
5年生までにマスターする 山本塾の計算ドリルの分量
レベルについては各計算によってことなります。各レベル4回ほどページがさかれているため、足し算だけでも40回くらいありますね。すべて合わせると160回程度できる計算になります。
5年生までにマスターする 山本塾の計算ドリル無料プリントの違い

まず、明確にタイム設定されている点が異なります。無料プリントにはタイム設定がしていなかったり、していても実力判断するにはかけ離れたタイムが多かったりします。レベルに関しても、ほど良く上がっていくので気が付いたら力がついていることもありました。
また、絶妙に暗算しやすい数字が並んでいるのも特徴です。3桁の暗算でもやり方を見つけやすいような数字になっています。
5年生までにマスターする 山本塾の計算ドリルのいいところ・いまいちなところ
5年生までにマスターする 山本塾の計算ドリルのいいところ

- 目標タイムが明確でわかりやすい
- 毎日少しの時間継続するだけで、できるようになるという達成感がある
- どうやったら早く計算できるのか分かる問題が多い
目標タイムがあると子供のやる気にもつながりますし、向上心もアップします。計算を繰り返すことによって自分独自の計算方法を見つけながらタイムアップにもつなげられます。1日たった5分位時間を取るだけなので、負担が少ないのもよいですね。無機質なドリルのため、計算に集中できますよ。
5年生までにマスターする 山本塾の計算ドリルのいまいちなところ
- 子どもによっては飽きて続かない
- やろうと思えば無料プリントでも代用可能
計算ドリル全般にあてはまりますが、子どもによっては飽きて続かない可能性があります。モチベーションを保つのが結構大変です。無料プリントにあてはまらない部分も多いですが、無料プリントを集めて独自のタイムを設ければ本書と変わらない内容をこなすことも可能です。ちょうどいいレベルのプリントがなければ、自分で作ることも可能かもしれません。
5年生までにマスターする 山本塾の計算ドリルの口コミ紹介
山本先生のYouTubeを見て購入。中学受験塾の算数の授業についていける計算力をつけるドリルです。小学2年生、毎日朝夕2枚ずつ淡々と進めています。結果に一喜一憂せず日課にしてしまうと楽です。解答欄が小さいので拡大コピーをして使用しています。確実に計算力は上がります。お勧めです。
引用元:Amazonカスタマーレビュー
著者のYoutubeを見て、確かに単純な計算のスピードアップは重要だと思って購入してみました。始めは計算はできても、何より字を書くスピードが遅く、なかなか基準タイムをクリアできませんでした。ある時点から、少しづつコツを掴んできた様子です。やはり、基準となるタイムが書いてある点が良いです。親では、実際にどの位のスピードが基準となるのか見当がつきませんから。
引用元:Amazonカスタマーレビュー
小5、小6の娘に購入。毎日ひとつ合格するまでやってます。
引用元:Amazonカスタマーレビュー
続けると本当に計算がはやくなります。
とてもいいドリルだと思います。
5年生までにマスターする 山本塾の計算ドリルおすすめの家庭
- 暗算ができるようになりたい家庭
- 中学受験を目指している家庭
- 計算が少しでも得意になりたい子ども
中学受験を目指している子供でも単純な計算力は必須になります。また、計算が苦手な子供は鍛えなければなりません。本書は計算力向上を考えている子供に是非おすすめしたい1冊でした。
計算が早くなるドリルを紹介
マスター1095題 一行計算問題集

ひたすら計算問題が並んでいる日能研の計算ドリルです。各学年ごとに出版されています。推奨は1日3問と少ないので、できる家庭はもっと進めてもいいかもしれません。
陰山メソッド 徹底反復「百ます計算」

毎日同じ問題を2週間続けることをもっとうとしている100マス計算です。たし算、ひき算、かけ算、わり算のプリント2週間分14枚セットになっています。
6年分を総復習! 小学生の算数 おさらい計算ドリル 中学に上がる前に完全マスター

小学校6年分に習った計算問題が1冊にまとまっています。本書を使って計算力をアップするには分量が足りませんが、6年分の復習としては非常に良いドリルです。