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【使用レビュー】教科書ワーク英語小学3年生の口コミ。音声ありで便利だけどLet’sTryには対応してない件

【使用レビュー】教科書ワーク英語小学3年生の口コミ。音声ありで便利だけどLet’sTryには対応してない件

このブログでは、小学3年生の教科書ワーク英語の使用レビューをお伝えします。

小学校での英語教育が2020年から必修化になりました。小学3年生から外国語活動、小学5年生からは英語が科目となり、小学生のうちから英語を勉強することがスタンダードに。さらに、中学校ではすでに小学校で英単語700語読み書き、基本的な英文法は履修済の前提で授業が進み、家庭でも英語勉強のフォローは必須。

家庭での英語勉強のフォローならとりあえずは教科書ワークの英語を買っておこう!

そこで、小学校3年生の教科書ワーク(英語)を買って英語学習してわかったメリットデメリットを紹介します。

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注意:小学3年生の教科書ワーク英語は教科書準拠ではない

※2024年、教科書ワーク英語は上記のような表紙になってリニューアルしています。ただし、内容はリニューアル前とほぼ同じですので本記事を参考にしていただければと思います。

小学3年生の教科書ワーク英語は教科書準拠ではない

私は「教科書準拠だから安心」と小学3年生の教科書ワーク英語に飛びついたわけですが、小学3~4年生に関しては教科書準拠ではありません。あくまでも「小学3年生の外国語活動に沿ってワークを作った」といった程度。

ちなみに、小学3年生の外国語活動ってなにすんの?と気になる方は、下記資料をじっくりとご覧いただければと思います。

小学3・4年生の外国語活動教科書として幅広く活用されている文部科学省「Let’s Try!」(教科書なしで進める小学校もあるそうです)。小学3年生の教科書ワーク英語は、Let’s Try!に準拠した内容かと思ったら、まったく違いました。

小学3年生の教科書ワーク英語・教材内容

小学3年生の教科書ワーク英語・教材内容

小学3年生の教科書ワーク英語には付録が盛りだくさん。小学生の英語ワークとしては、かなりお得感がありますよ。

  • 教科書ワーク(全112ページ)
  • 英語音声(スマートフォン・パソコンから配信サイトにアクセスして聴ける)
  • スピーキングアプリ「おん達」
  • 英語カード
  • 英語練習ノート
  • 英語ポスター
  • ホームページテスト

上記内容がついて、1364円(税込)。ワークのお値段としては、とってもお得。

英語音声はスマートフォンやパソコンから配信サイトにアクセスするか音声データダウンロードできるようになっています。小学3年生で出てくる英語表現は簡単なので保護者が発音して教えても良いですが、やっぱりネイティブの発音が聞けるのは便利。

英語カード(78枚分)は、切り離してリングにつなげてしまえば、フラッシュカードみたいにして使えます

英語カード(78枚分)は、切り離してリングにつなげてしまえば、フラッシュカードみたいにして使えますよ。

英語練習ノートではアルファベット(大文字・小文字)を書く練習ができます。

英語練習ノートではアルファベット(大文字・小文字)を書く練習ができます。16ページの薄い冊子なので、たくさんアルファベットの書き練習するならあらかじめコピーを取っておくとよいかも。

英語ポスターは英単語がちらちら書かれていて、デザイン的には子どもウケしそうな感じ

英語ポスターは英単語がちらちら書かれていて、デザイン的には子どもウケしそうな感じ。部屋の壁に貼るのにはちょうどいいですね。防水ではないため、お風呂には貼れません。

文理のホームページへアクセスすると、各単元のまとめテストがダウンロード

なお、文理のホームページへアクセスすると、各単元のまとめテストがダウンロードできます。演習したい時にぴったりですね。

小学3年生の教科書ワーク英語の良いところ

実際に使用していて感じた、小学校3年生の教科書ワーク英語を買うメリットとしては下記の通り。

  • 英語音声を確認しながら勉強が進められる
  • ワークはオールカラーなので子どもがとっつきやすい
  • 小学生でおさえておきたい英単語やフレーズがわかる

英語音声を確認しながら勉強が進められる

すでに文中でも触れていますが、教科書ワーク内に出てくる英単語やフレーズは音声で確認できるようになっています。ネイティブの正しい発音をチェックできる点はとってもいいですよね。

教科書ワーク内に出てくる英単語やフレーズは音声で確認できるようになっています。

配信サイトにアクセスするか音声データをダウンロードするかすると音声がきけます。いちいちアプリダウンロードせずとも聴けるため、データの圧迫が気になりません。

オールカラーなのでとっつきやすい

教科書ワークはオールカラーで構成され、かわいらしいイラストと共に勉強を進めていけます。つまり、子どもがとっつきやすいワークになっています。せっかく教材を用意しても子どもが取り組んでくれなければ意味がありません。

まだまだ小学生の英語は歴史が浅いため、英語の教材を探すと「妙に幼い教材」か「中学生・高校生向けの小難しい表現ありの装飾がない教材」が多め。一方、教科書ワーク英語は小学生にちょうどいいレイアウトの教材。小学生向けの英語ワークとして考えるならば、小学生の教科書ワークは逸材と言えます。

小学生で抑えておきたい英単語やフレーズがわかる

小学校の英語って結局何を学んで、どうやってフォローしたらいいのかしら……

小学校の英語教育は2020年からはじまりました。保護者世代では「英語は中学校から」だったため、もはや常識は通用しません。家庭でも英語のフォローをしたくても、小学校によっては教科書なしで外国語活動が行われるため、何を習ってるかもわからないケースも多々あるでしょう。

小学3年生の教科書ワーク英語は教科書準拠ではないものの、小学3年生で習うであろう英単語とフレーズはほぼ網羅

小学3年生の教科書ワーク英語は教科書準拠ではないものの、小学3年生で習うであろう英単語とフレーズはほぼ網羅されています。※参照:文部科学省「小学校学習指導要領・第3学年 外国語活動 年間指導計画例」

したがって、小学3年生の教科書ワーク英語に掲載されている内容の理解していれば大丈夫。しっかりとフォローできますね。

小学3年生の教科書ワーク英語のイマイチなところ

小学3年生の教科書ワーク英語には、こんないまいちな点もあります。

  • 教科書準拠のワークではない(小学3~4年生の場合)
  • 英語力ゼロの子にはとっ散らかっている内容なのでわかりにくい

教科書準拠のワークではない(小学3~4年生の場合)

文中ですでに触れていますが、小学3年生(と小学4年生)の教科書ワーク英語は教科書準拠ではありません。おそらくは、小学3~4年生は所定の教科書がないためだと思われます。なので、学校と全く同じ英語学習を行いたい場合には適しておりません。

といっても、教科書ワーク英語以外に適切なワークはない(「教科書ぴったりトレーニングの英語(小学3・4年)」くらい)ため、選択肢はありません……。

英語力ゼロの子にはとっ散らかっている内容なのでわかりにくい

教科書ワーク英語がダメなわけでなく、公で定めている英語教育方針が取っ散らかっているせいですが……。教科書ワーク英語は英語力ゼロの子にとっては、色々と取っ散らかりすぎてわかりにくい内容だと思います。

ABCすら知らない英語力ゼロの子に、アルファベットの練習をささっとさせたと思ったら、あいさつや様々なフレーズなどを書かせたり聞いたり、取っ散らりすぎています。語学センスがあればいいですが、そうでないなら混乱する可能性も。

算数で例えるなら、四則演算の存在を最近知った子に、数字を書く練習したかと思ったら、説明なしでかけ算の計算させたり、分数の計算したかと思ったら、1桁の足し算をしたり……と、とにかく取っ散らかっています。

一方、ある程度英語の下地がある子にはちょうどいいのかもしれませんね。

小学3年生の教科書ワーク英語がおすすめなご家庭・子ども

  • 小学生の英語教育はどんな内容なのか知りたい
  • すでにアルファベットの読み書きができ、簡単なあいさつを知っている子

英語力ゼロの子が小学3年生の教科書ワーク英語を効果的に使うには

では、英語力ゼロの子が小学3年生の教科書ワーク英語を効果的に使うにはどうしたらいいのか。という点ですが、他の英語教材と併用することをおすすめします。具体的には……

  • アルファベットが書けないならばアルファベット練習本を活用する
  • どうしても英語がとっつきにくかったらフォニックスの学習もおすすめ

まずは、教科書ワーク英語に入る前にアルファベットの「読み書き」をある程度完璧にしましょう。文字が読めなければ、何事も始まりません。

幼児期と違い「英語のアニメかけ流しでもしてればいい」みたいな勉強法はイマイチ。小学生であればすでに日本語優位になっており、ある程度理論的に物事を理解・学習できるようになっています。英語は雰囲気で学習に取り組むのではなく、外国語として体系的に学んだ方がいいですね。

我が家は小学1年生秋あたりからアルファベットの読み書き勉強をはじめましたが「はじめてのアルファベットドリル: 親子キャラでおぼえる」がとてもよかったです。

アルファベットが擬人化されていて、文字が覚えやすいドリル。漢字学習でいうところの「成り立ち」からイメージして覚えていくタイプのお子さんであれば、イチオシの本です。

我が家がそうでしたが、アルファベットを覚えただけの状態では教科書ワーク英語で学習を進めてもピンと来てませんでした。子どもが言うには「英語はエービーシーと読んでみても英単語として正しい発音にならないから、意味不明な文字が並んでいるようにしかみえない」とのこと。

そんな子どもに「フォニックス(綴り字と発音との間にある関係性を学び、正しい読み方・発音の仕方の学習する方法)」を学ばせたところ、一気にしっくりきたのか、もろもろの英語学習がはかどっています。

あいうえおフォニックスって普通のフォニックスと何が違う?

フォニックスといっても英語超初学者には、結構ハードルの高い学習です。英語超初学者には「あいうえおフォニックス」がおすすめ。あいうえおを軸にフォニックスが学べますので、本当にとっつきやすいんですよ!

あいうえおフォニックスのレビューは下記の記事でも書いています。

メリットデメリットありますが、教科書ワークはやっぱり安心感があり、家庭学習に必須の教材です。効果的に活用したいものですね。