このブログでは、くもん「小学3年生 社会にぐーんと強くなる (くもんの社会集中学習) 」の使用レビューをお伝えします。
小学3年生から始まる社会の基礎を身に着けるドリルです。難易度は教科書レベルのため、予習・復習に向いている内容になっています。
くもんの「社会にぐーんと強くなる」シリーズ一覧
くもんの「社会にぐーんと強くなる」シリーズは小学3年生以降は、各学年ごとに発売されています。
1冊あたり3・4年生は120ページ前後。5年生は140ページ位。6年生は155ページと、学年が上がるごとにページが増える傾向になっています。どの学年もオールカラーでみやすいのが特徴的。表やグラフも多用していますので、気になるところはコピーして子がよくいる部屋の壁にはってみてもよさそう。
くもんの「小学3年生 社会にぐーんと強くなる」の使用レビュー
くもんの「小学3年生 社会にぐーんと強くなる」の特徴は以下の3点です。
- 問題数が非常に多い
- 丁寧な説明
- 興味を引くような社会の知識や雑学も掲載
問題数が非常に多い
本書の特徴のひとつでもあるのが、問題数の多さ。大きく分けて4章になりますが、見開き1ページで1単元が基本構成になっています。全部合わせると55単元になり、見開き1ページにぎっしり問題が詰まっている構成です。
先にも少し解説しましたが、本書(3年生)は全部で127ページ。ほとんどのページが問題になっているので、演習や分量が足りないという悩みはありません。
保護者目線としては小学3年生の社会は難しくなく、知識で正解できるような内容も多々。しかし、小学生は意外とわからないものです。本書のように細かくしつこく書かせて解かせていけば、小学3年生の社会の内容もばっちり覚えてくれるはず。
丁寧な説明
覚えなければならない新しい事柄は、必ず「おぼえよう」コーナーで丁寧に説明がされています。そのため、教科書を読まなくても進めることが可能です。
興味を引くような社会の知識や雑学も掲載
章の終わりには子供の興味を引く、社会にまつわる知識や雑学を紹介しています。絵や写真を使って、わかりやすく紹介しているので、資料集としてもおすすめです。
気になるところはコピーをして子どもがよくいる部屋の壁に貼ってみても◎
くもんの「小学3年生 社会にぐーんと強くなる」のよかったところ
くもんの「小学3年生 社会にぐーんと強くなる」を実際に使用してよかったところは以下の3点です。
- 教科書がなくても進められる
- 単元まとめ問題が多い
- 難易度が教科書と同レベル
教科書がなくても進められる
ドリルの問題は単元はじめのページに記載の「おぼえよう」コーナーの内容に沿ったものが多数。そのため、教科書がなくてもドリルを進めることはできます。
ただし、教科書との内容対照表もあるので、教科書と連携して勉強もしやすくて◎。予習や先取りだけではなく、復習用教材としても優秀です。
単元まとめ問題が多い
くもんの「小学3年生 社会にぐーんと強くなる」は章の終わりに、たんげんまとめテストが付いています。勉強してきた内容を、しっかり理解できているのかを確認できる点がいいですね。時間がない場合は、たんげんまとめテストだけでもさらっておくといいかもしれません。
また、巻末には3年生の総まとめテストもあります。
くもんの「小学3年生 社会にぐーんと強くなる」のいまいちなところ
くもんの「小学3年生 社会にぐーんと強くなる」を実際に使ってみて、いまいちなところは下記の2点です。
- 教科書と違うところがある
- 解説が少ない
教科書と違うところがある
教科書との内容対照表はついていますが、教科書と一致していない部分もあります。例えば、筆者の子の小学校で採用している教科書では福岡市についての記載が多いのですが、本書では川崎市であったりと市町村が全く異なるところも。とはいえ「おぼえよう」のページに書かれていることを読めば解けるような問題構成にはなっています。
解説が少ない
問題に対する解説は決して多くありません。小学3年生の社会は難易度的に簡単だからなのかもしれませんが……深堀せず、解説のない問題も多数あります。そのため、しっかり理解したい小学生にとっても物足りないかもしれません。
くもんの「小学3年生 社会にぐーんと強くなる」のおすすめな家庭
- 教科書レベルの問題をたくさんこなしたい
- 社会の先取り学習・予習・復習をしたい
くもんの「小学3年生 社会にぐーんと強くなる」は、基礎問題を数多く収録している問題集です。おぼえようコーナーをしっかり読み込めば解ける問題が多く、先取り学習や予習用としても活用できます。教科書レベルの先取り学習・予習・復習すべてに使える優秀なドリルと言えるでしょう。