
このブログでは学研パーフェクトコース「わかるをつくる中学英語問題集」を実際に取り組んだ感想をレビューします。
学研のロングセラー商品である「パーフェクトコース問題集」。中学3年間の範囲を掲載しているだけでなく、新たに思考力問題や新傾向問題などを1冊にまとめて掲載されている問題集シリーズです。日々の中学の授業やテスト対策だけでなく高校受験試験対策にも対応した内容で、中学英語教材の中でも平均以上に分類されている内容です。
「わかるをつくる中学英語問題集」は一般的な中学生にちょうどいい問題集ですが、英文法の理解がある程度進んでいる小学生にもおすすめです。
学研 英語問題集を紹介
学研は中学英語の問題集を復習種類出版しています。今回紹介するパーフェクトコース「わかるをつくる中学英語問題集」以外の問題集をまとめています。
学研の英語ドリルが難易度やターゲットがそれぞれ異なります。自分に合った教材を選べるのがいいですね。
関連記事は以下。
学研 わかるをつくる中学英語問題集の内容について

こちらが学研「わかるをつくる中学英語問題集」です。2024年2月に学研 わかるをつくる中学英語問題集新装版が発売されていて、以下のような表紙デザインにリニューアル。

今回紹介するのは新装版の前のバージョンですが、新装版とさほど内容は変わっていません。参考にしていただけれると嬉しいです。難易度は普通・標準・しっかり・ハイレベルとなっています。つまり学研「わかるをつくる中学英語問題集」は普通以上の問題集です。ページ数は244ページ・B5サイズ。

ひとつ前のバージョンですが、新学習指導要領に対応しています。音声はスマホで聞くことができるリスニング問題も多数収録。

範囲は中学1年~3年生まで。文法ごとに区切られているのが特徴です。文法ごとに3ステップで進んでいきます。

STEP1の要点まとめでは半ページに文法の意味と使い分け・半ページには簡単な問題を収録しています。確認しながら取り組めますので、このページは非常に簡単です。たぶんあまり英文法の素地がない小学生、中学生でも取り組めます。

STEP2は基本問題。主に穴埋めと並び替えが多い模様。ただし、この時点で学研「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。」よりは難しい問題が出題されます。

STEP3では実戦問題が出題。ここら辺になると文法を駆使しながら、英文を書いていく問題が出てきます。注意しなければならないのが、単語や熟語は学年が縛られているわけではないということ。中学1年~3年生で習う単語・熟語から出題されます。つまり、中学1年生の定期テスト対策の問題というよりも、中学英語の総復習として適している問題集ということです。

章の終わりでは重要不規則動詞など暗記が必要な単語などがまとめられています。赤シートなどを使って勉強するのもいいですね。

答えは解説もついていますが、わりとシンプルな内容。あとで紹介しますが、姉妹本である「わかるをつくる中学英語参考書」をみて理解するという流れになりそうです。
学研 パーフェクトコースわかるをつくる中学英語参考書がセットの教材

パーフェクトコース「わかるをつくる中学英語問題集」は同シリーズの「わかるをつくる中学英語参考書」とセットの教材。単元や内容などは「わかるをつくる中学英語参考書」を基準としているため、英語がまだそこまで得意ではない人はこちらも購入することがおすすめ。

内容は文法についての解説だけでなく、例文も登場。さらに一部問題も収録しています。ただし、ある程度中学英語を理解している人は参考書がなくても問題なさそうです。
学研パーフェクトコース問題集英語は難しい?

学研ホームページの難易度はニューコースと変わらないですが、実際にやってみるとニューコースよりもやや難しい印象。一番の違いはニューコースはヒントがところどころにあるのに対して、本書はほとんどありません。
例えば「次の文を英語にしなさい」的な問題もニューコースでは英単語のヒントがあったのですが、パーフェクトコースわかるをつくる中学英語の場合はありません。問題自体の難易度はニューコースとさほど変わらない印象。
ニューコースのレビュー記事は以下の通り。
学研 わかるをつくる中学英語問題集のおすすめポイント

- 中学3年間の問題を1冊で学習できる
- 入試予想問題がついてくる
- リスニング・文法などの問題も多数掲載
とにかく大ボリュームなのが特徴です。1冊で3年分を復習できるのがいいですね。むしろ、量が多すぎるので復習でこなすのは時間が足りないかもしれません。本書を1冊終えたころには、基礎的な中学英語であればある程度点数がとれるようになっているはず。
学研 わかるをつくる中学英語問題集いまいちなポイント

- 書き込みにくい
- 長文読解が少ない
大ボリュームかつB5サイズと小さいため、書き込みにくいのが難点です。コピーして使うのがおすすめ。また、文法メインのため長文読解が少ないのが気になります。長文読解の力をつけたい人は別の問題集を購入した方がいいかもしれません。
学研 わかるをつくる中学英語問題集の口コミまとめ
私が中学の時は、文法からしっかり教わって問題も回答文を全部書いておりました。
引用元:Amazonカスタマーレビュー
そのおかげで自分なりに理解できましたが、最近の英語は、単語の並び替えが多く
理解していなくても、正解してしまう問題ばかりで本書のような参考書を探していました。
オンラインの家庭教師の先生と一緒に購入しました。
引用元:Amazonカスタマーレビュー
中学3年分の内容が入っていて分かりやすいそうです。
要点がまとまっていて、視覚的にも見やすいレイアウトで、理解が深まります。さすが学研!
引用元:Amazonカスタマーレビュー
学研 わかるをつくる中学英語問題集のおすすめ家庭
- 3年間の中学英語を総復習したい
- 中学英語の文法をしっかり覚えたい
- とにかくたくさんの問題に取り組みたい
中学3年間で習う英語の文法問題をこれでもかというくらい収録しています。これだけボリュームがあればかなりお得ともいえる1冊。
ただし、決して難易度としては簡単ではないため、英語および英文法の基礎は理解していることが前提の内容です。逆に言えば、英語や英文法の基礎を理解さえしていれば、小学生でも取り組めます。文法読解などアカデミックな方面で英語先取り中の小学生、中学英語を復習したい中学生、高校生など、幅広く使える一冊です。