

子どもがひらがな・カタカナ読めるようになったし、幼児でも楽しめる本はないかな?
小さな子どもでも楽しく読めて、勉強にもなる本を探している時にみつけたのが、ドラえもんのプレ学習シリーズ。
ドラえもんプレ学習シリーズとは、幼稚園~小学校低学年向けの学習まんがです。ドラえもんがナビゲーターになり、様々なことが自然と学べますよ。
ひらがなやカタカナ、数字が読めれば、幼児でもひとりで楽しめます。小学校受験対策にも優秀とのうわさ。
このブログでは、ドラえもんプレ学習シリーズの紹介とともに、実際に読んでみてどうだったのかリアルな口コミをまじえてお伝えします。

著作権の関係から、実際の本の写真を転載するのは禁止とのこと。そのため、画像はAmazon商品ページで掲載されているもののみとしていますので、ご了承ください。
ドラえもんプレ学習シリーズは全部で11冊
2025年現在、ドラえもんプレ学習シリーズは11冊あります。
実際の本には「今後も刊行予定」と書かれていたため、近いうちに新しく違うテーマの本が増えるかもしれません。その時は、このブログでも追記しますね。
続いて、ドラえもんプレ学習シリーズをひらがな・カタカナ・数字が読める5歳(年中)の息子が読んだリアルな口コミを交えつつ、良いところやイマイチなところをお伝えします。

ドラえもんプレ学習シリーズ9冊全部読んだよ!
ドラえもんプレ学習シリーズの良いところ

まずは、ドラえもんプレ学習シリーズを実際に読んでいて良いところから。
- 漢字なしなので子どもでも読みやすい
- 保護者が教えにくいことでもイラストですっきりわかる
- ところどころ保護者向けのアドバイスが書かれている
- まんが部分が多くて子どもが夢中に
- ドラえもんや登場人物のクセが少なめ
息子と保護者の観点から、上記5点についてのメリットがありました。それでは、詳しくみていきましょう。
漢字なしなので幼児でも読みやすい

ドラえもんプレ学習シリーズ内の文章は「ひらがな・カタカナ・すうじ」のみで書かれています。漢字は一切出てきませんので、漢字を読めない幼児でもひとりで読めますよ。
また、1文1文短めの文章で、漢字なしでも読みやすいのもいいですね。子ども向けの絵本はひらがなカタカナだけで読みにくいことがよくありますが、プレ学習シリーズはかなり読みやすく、読み聞かせを頼まれても苦痛になりません。
保護者が教えにくいことでもイラストですっきりわかる

保護者目線での感想ですが、言葉だけではうまく伝わらないこともイラストを使った解説がついていて助かります。
例えば、お箸やお椀の持ち方といった食事のマナーの図解。子どものタイミングで好きな時にイラストをみながらじっくりと確認できるのは、本気で助かります。

ドラえもんの本なので、子どもが本を開くのを嫌がらないのも嬉しいポイントです!
ところどころ保護者向けのアドバイスが書かれている

ドラえもんプレ学習シリーズでは、ページ下の方に「おうちのかたへ」と書かれている、保護者向けのワンポイントアドバイスがあります。「子どもにどうやって声がけ・体験させると身についていくのか」といったことが書かれていますよ。

読みっぱなしで終わらせない工夫が良いですね。
まんが部分が多くて子どもが夢中に
ドラえもんプレ学習シリーズは内容盛りだくさんですが、ほとんどがドラえもんのまんがと共に学んでいくスタイル。市販ワークは見向きもしないというお子さんであっても、親しみのあるドラえもんまんがなら読みやすいかもしれません。
我が家の息子は、ドラえもんプレ学習シリーズがはじめての「まんが」となりましたが、トイレにも持っていきそうになるくらい夢中になって音読するようになりました。
ドラえもんや登場人物のクセが少なめ

ドラえもんの原作をよく読んでいた人であれば、気になる「ドラえもんや登場人物」のクセ。ドラえもんに出てくるキャラクターって結構性格や言動のクセが強いんですよね。いろんな意味でねじが吹き飛んだような発言も…。いい言葉も多いんですけどね。
ドラえもんプレ学習シリーズ内では、ぶっ飛んだ発言や行動をするキャラクターはいませんので、小さな子どもにも安心して読ませられます。
ドラえもんプレ学習シリーズのイマイチなところ

親しみやすいドラえもんプレ学習シリーズですが、イマイチに感じたところもあります。
- まんが以外のページは文字数が多くて読みにくい
- カタカナにルビ(おくりがな)がふられていない

私と息子の意見を総合すると、上記2点がイマイチに感じたところでした。それでは、詳しく見ていきましょう。
まんが以外のページはやや読みにくい
ドラえもんプレ学習シリーズは、8割方ドラえもんのまんがで構成されてはいるものの、イラストと文字の説明文のみのページも。

私には読みにくいとは感じませんでしたが、5歳の息子が言うには「書かれている文章が縦書きだったり横書きだったりと読みにくい」とのことでした。
本を読みなれている子どもにはいいかもしれませんが、まだ読書をこなしてきていない我が家の5歳にはしっくりきていませんでした。

ママ、このページはどこから読んだらいいの?

文章が縦書きだったり横書きだったりして、どの文章をはじめに読んだらいいのかかわりにくいね…!
カタカナにルビがふられていない

ドラえもんプレ学習シリーズを読むお子さんの中には、まだカタカナの読みがあやふやなケースもあるかと思います。我が家の息子はその中のひとり。
時々カタカナの部分でつっかえることがあったため「カタカナにルビ(おくりがな)がふってあったらよかったのに」と感じました。

とうの昔にひらがなカタカナを習得した大人が読む分にはいいけれど、あくまでも幼児~小学校低学年向けの本ですし、カタカナのルビがあった方が親切な印象ですね。
ドラえもんプレ学習シリーズのおすすめ本3選

ドラえもんプレ学習シリーズ9冊完読した我が家が、特におすすめな3冊をピックアップしてみました。

全部おすすめですが、あえて言うなら次の3冊です!
できるかな? じぶんのこと・おてつだい
幼稚園生活や小学校入学にあたって、子どもに知っていてほしい・身に着けてほしいことがつまった一冊です。
身支度や食事マナー、はみがき、トイレの入り方など…。言葉では伝えきれない身近な生活のことをドラえもんのまんがを通して学べますよ。

個人的には、リボン結び(くつのひもを結ぶ)のイラストがていねいですごーいと感動しました。
しっているかな? きせつのことばとぎょうじ
春夏秋冬の行事や言葉が学べる一冊。自分ではうまく説明できないことも、ドラえもんたちがわかりやすく解説していますよ。

個人的に良かったのが「暑中見舞いの書き方」。詳しく書かれているので、今年はこの本を見ながら子どもと一緒に暑中見舞いを書いてみようと思います。
どちらがおおきい? はかってみよう
大きい・小さい・長い・短いが学べる一冊。単に大きい・小さいと書かれているだけでなく、どうやってモノの大きさを測るのかも書かれていますよ。

私でも知らないようなモノの測定方法が書かれていたので、思わず子どもと一緒に試してみました。
ドラえもんプレ学習シリーズは小学校受験対策にも役立つのか
ドラえもんプレ学習シリーズの表紙には「小学校受験」と書かれていますが、受験対策としては役立つのでしょうか。
有名小学校入試対策問題集トップコースという本を確認する限り、小学校受験に出やすいのは「数の操作」「量」「図形」「言語」「記憶」「常識」「推理・思考」の7つの領域なのだとか。

例えば、こぐま会が刊行している「志望校別かんぺきドリル 横浜雙葉小学校(基礎)」をチラ見すると季節のイラストが描かれており、季節の行事について知っておくのは必須。
ドラえもんプレ学習シリーズ「しっているかな? きせつのことばとぎょうじ」を読み込めば、季節常識的な問題はクリアできそうですよね。

ドラえもんプレ学習シリーズは、小学校受験の領域すべてに対応しているわけではありませんが「常識」「量」「言語」の領域には大いに役立ちます。
ドラえもんプレ学習シリーズは幼児も大喜び!

ドラえもんプレ学習シリーズは小学校受験対策だけでなく、ひらがなカタカナが読めるようになった子ども用の本としても優秀です。
ドラえもんをお好きな子どもであれば、一気にハマるはず。我が家の5歳はちょっと時間があいたら読んでいて、知らない間にいろんなことを覚えました。
子どもがひらがなカタカナが読めるようになったら、チェックしてみてくださいね。