このブログでは「学研のパズル 日本列島」を都道府県を全く覚えていない、小学3年生と小学1年生の小学生に使用してみたレビューを中心にお伝えします。
都道府県といえば県名・位置・県庁所在地・特産など暗記しなければならないことが多く、小学生で習う社会の鬼門ともいわれています。また、中学生の地理でも県庁所在地、県名、山脈なども登場するので、小学生のうちに覚えておいた方がいい分野です。
ぜひとも家庭学習でばっちりと暗記させておきたいところ。
都道府県の勉強は小学4年生からはじまる
都道府県の本格的な勉強は小学4年生の社会でスタートします。小学3年生の社会科の授業時に、地図の見方を習うので応用として範囲が広がる形です。おもに都道府県の位置を覚えて、県名を漢字で書けるように学習します。新潟県など難しい文字もあるので、漢字を覚えるだけでも時間がかかりますね。そのため、県名や位置は先に暗記しておく方が、本格的な学習を始めるとき楽になるでしょう。
都道府県の暗記は先取教育がおすすめ
小学生の勉強の先取教育は教育者においても賛否が分かれています。特に算数の先取教育は、理論や理屈がわからないうちに進める危険性を説いている学者は多いです。
ただし、先取教育に疑問を持っている教育者でも、都道府県の暗記だけは先に暗記しておいた方がいいと語っています。都道府県においては、先に覚えていても、他の勉強に影響を与えることもないですし、理論や理屈を必要としないからです。また、都道府県の暗記は苦行ともいわれるほど、大変な勉強になります。先に覚えておけば、小学4年生になったとき余裕ができ、他の勉強にも集中できる相乗効果があります。暗記方法については、子供の興味を引く内容でOK。ゲーム・カルタ・クイズ・パズルなどを使用すれば、幼児でも都道府県を楽しく暗記できるでしょう。
学研のパズル 日本列島のセット内容
学研のパズル 日本列島セットの内容は都道府県パズル:47枚、パズルボード:1枚、日本全図(A2):1枚、おかたづけ用袋:1枚です。
幅は36.4cm。
長さは25.7cm。サイズとしてはA3サイズよりもやや小さめ。小さめサイズなので、対象年齢である4歳以上(手先がある程度器用に動くようになる年齢)がおすすめといえます。こちらの商品は防水加工をしていない紙製です。マグネットもついていません。その代わり2024年5月時点で739円(税込)と非常に安価。
パズル自体も安いのにもかかわらず、A2サイズの日本地図もついてきます。こちらも紙製で防水加工はしていませんが、セットでついているのは非常にお得でうれしいですね。子どもが普段よくいる部屋の壁に貼っておくのも良いと思います。
学研のパズル 日本列島の使い方①パズル
小学3年生の息子に関しては、パズルはさほど好きではありませんが、商品を見たら食いついてとりくみはじめています。また、パズルが好きな小学1年生の娘は、何度もチャレンジしていて、タイムアタックを繰り返しています。
47ピースしかありませんので、パズルが苦手な子でもピースが多すぎてしんどい……とは感じにくいのが良いですね。初回は保護者と共にパズルを取り組んでみてもいいかもしれません。
都道府県の存在をさほど認識していなかったためか、はじめてパズルに取り組む際には四苦八苦。そんなときヒントになるのが、県の名産紹介。本商品には県の近くには欄外に名産を紹介しています。そのため、名産紹介を頼りにピースをあてはめていました。
学研のパズル 日本列島の使い方②県庁所在地クイズ
パズルピースの裏面は県庁所在地が明記されています。それを利用して、県庁所在地クイズをして遊ぶこともできました。
パズル本体の裏面には県名とともに県庁所在地が明記された、日本地図が描かれています。シンプルな内容で見やすく、分かりやすいのがポイントです。
学研のパズル 日本列島の使い方③主な地形の暗記
パズルピースを外した下面には主な山脈や河川なども明記されています。ピースで隠しながら、地形を暗記することもできます。
学研のパズル 日本列島のメリット・デメリット
学研のパズル 日本列島のメリット・デメリットを下記4点にまとめました。
学研のパズル 日本列島のメリット①遊びながら覚えられる
苦行と言われる都道府県の暗記を遊びながら、楽しんでふんわりと覚えることは可能。パズルとしても楽しめますが、欄外にクイズなどもあり、子どもが楽しんで続けられる工夫が随所に盛り込まれていました。
学研のパズル 日本列島のメリット②都道府県の形も覚えられる
パズルピースが都道府県の形なので、パズルに取り組むことによって都道府県の形も認識できるようになっていきます。また、裏面には県庁所在地だけではなく、都道府県の地域もまとめてあります。形とともに地域も覚えられるのはいいですね。
学研のパズル 日本列島のデメリット①耐久性が低い
本商品は厚紙を重ね合わせて作られています。そのため、折れたりはがれてしまったりしやすいのがデメリット。また、防水仕様ではないため、水に濡れたら文字がふやけて読めなくなってしまいます。値段が安い反面、耐久性に関してはなかなか厳しいですね。
学研のパズル 日本列島のデメリット②ピースがなくなりやすい
パズル全体のサイズがA3よりも小さいので、ピースも小さいです。そのため、気を抜いたらすぐにピースがなくなってしまいます。特に香川県・神奈川県・大阪府など面積の狭い県はなくなりやすいです。小学1年生の娘は購入初日にピースをなくしてしまい、部屋中探して見つけました…
学研のパズル 日本列島はタッパにお片付けがおすすめ
我が家では適当な容器(ふたを閉じることができる容器)に入れてピースを保管しています。お片付け袋もついていますが、袋に入れる際にピースが落ちてどこかに行ってしまうリスクもありますので、お片付けはピースの出し入れがしやすい容器がおすすめです。
学研のパズル 日本列島の学習成果
学研のパズル 日本列島を購入して1ヶ月経過した学習成果を紹介します。
小学3年生の息子は都道府県の名前と位置を暗記
小学3年生の息子は文字から覚えるのが得意なため、県名を場所をリンクできるようになりました。本商品を購入する前は、自分が住んでいる県しか覚えていないほど都道府県に興味がなかったので、ものすごい成果です。
小学1年生の娘は都道府県に興味を持つ
小学1年生の娘は文字を読むのが得意ではないため、県名と場所のリンクはできていません。ただし、パズルは得意なので、県の形と場所をリンクできるようになりました。こちらは自分が住んでいる県すらあやふやだったので、一定の効果はありました。
学研のパズル 日本列島の口コミを紹介
小4で都道府県のテストがあり、全然覚えていない事が発覚。すぐにこのパズルを購入して2回ほどで全部覚えられていました。うちの子にはドンピシャでした。
引用元:Amazonカスタマーレビュー
2年生の子に購入しました。
引用元:Amazonカスタマーレビュー
パズル好きには面白いようで、何度もチャレンジしています。タイムを測って、チャレンジさせていたところ、はじめは時間がかかっていましたが数日で2分以内に終わるようになりました。
分かりやすさや簡単に使えて良かったです。遊びで使えて、とても良かったです
引用元:Amazonカスタマーレビュー
学研のパズル 日本列島がおすすめの家庭
学研のパズル 日本列島がおすすめの家庭・子どもは以下の通り。
- 都道府県の場所と県名がリンクしていない
- 学習ハードルが低い都道府県の学習方法を探している
- 手を動かしながら都道府県を覚えたい
- 都道府県の大まかな形を覚えたい
都道府県をよくわかっていない初心者におすすめです。名産などの都道府県に関する細かい知識に関しては、ほとんど得られないので、都道府県の場所をある程度わかっている子ども(小学生)にはイマイチではないかと思います。