このブログでは小学校受験なし・4歳の娘が幼児向け七田式プリントABCDすべてお試しした、リアルな感想口コミをお伝えします。※実際の画像付き
- 七田式プリントの対象年齢や難易度考察
- 七田式プリントの内容
- 小学校受験なしの娘が七田式プリントを取り組んだ感想
七田式プリントは何歳からできる?はじめる目安は?
幼児向け七田式プリントは、ABCDの4種類あります。Aから順番に難易度が上がっていきますよ。七田式が設定している対象年齢は、以下の通り。
- 七田式プリントA・・・2歳半~4歳(鉛筆が持てる・○×書ける・点と点をつなげられる・っ大小、長短がわかる)
- 七田式プリントB・・・3歳半~5歳(ひらがながすべて読める、10までの数の大きさがわかり、書ける)
- 七田式プリントC・・・4歳半~6歳(10までのたし算ができる、ひらがなや簡単な単語が書ける)
- 七田式プリントD・・・5歳半~就学前(簡単な文章を書ける、100までの数字がわかり、10ずつ・2ずつで分けることができる、○△□などの図形の違いがわかる、など)
あくまでも七田式が設定している対象年齢と目安です。後述しますが、七田式プリントCやDについては、小学1年生が家庭学習として取り組んでいても違和感のないレベルで難しめ。上記対象年齢は「小学校受験する子」「がっつり家庭学習や塾へ通っている子」の指標な気がしますね。
【こどもちゃれんじ】をメインに、毎日少しずつ家庭学習をしている4歳の娘。実際に取り組んでみると七田式プリントB(ジャンルによってはC)が適切な難易度のようでした。
七田式プリントで身につくこと
七田式プリントABCDは、ちえ・もじ・かずの3ジャンルを1日1枚ずつ計3枚(約15分)で無理なく取り組んでいくといった教材です。プリントを取り組むと身に付くことは以下の通り。
主な身に付くこと | |
七田式プリントA | 基礎概念(色・形・大小・量など)の初歩、ひらがなの読み、1~25までの認識や理解など |
七田式プリントB | 基礎概念(色・形・大小・量など)の定着、ひらがなの書き、数の合成分解の定着など |
七田式プリントC | 物語の理解、長文読解、たしざん(繰り上がりなし)、引き算(繰り下がりなし)など |
七田式プリントD | カタカナや小1で習う漢字、多角的に考える力、規則性を見つける力など |
小学校受験しない子であれば、就学前までに七田式プリントB終了を目指せば充分ですね。
七田式プリントの難易度考察
小学校受験なし、そして中学受験もしない家庭目線で、七田式プリントの難易度の考察をします。
七田式プリントAははじめて勉強する子には向いていない
七田式プリントAは、七田式の中では最も内容が簡単な教材です。「ちえ・もじ・かず」3ジャンル各10冊(計720枚)あります。七田式いわくはじめる目安は「鉛筆が持てる」「○×が書ける」。ハードルが低めな教材なのではないか?と想像しますよね。
お試し教材では、各ジャンル1冊目・5冊目・10冊目から問題が抜粋されていました。
1冊目となる問題については複雑さはないものの、市販ドリルの「はじめてのワーク」的な問題と比べると、小難しい印象を受けます。
七田式プリントA「ちえ」1冊目からたくさん線を引くんですよね。
ちなみに、しまじろう「はじめてのワーク」(対象年齢2~4歳)は、こんな感じ。
明らかに難易度が違います。大人視点では「難易度的には誤差の範囲」と思ってしまいがちですが、ようやく鉛筆が持てるようになった子どもにとって、七田式プリントAはしんどいかも。
我が家の子ども達が鉛筆持ちはじめの頃は鉛筆を使った作業を億劫に感じてました。子どもによっては七田式プリントの1冊目で挫折しそう……。
そして、七田式プリントA「ちえ」10冊目のサンプル問題は、下記のような感じになっています。
おてほんと同じものをみつけるといった問題ですが、個人的には「形」「模様」のふたつをしっかり認識して正解を導き出すのはえぐいですね。もちろん10冊目となると、子どものカンが育っているかとは思いますが。
我が家では市販ドリルも多数取り組んでいますが、七田式プリントAは小難しさがあるため、はじめての勉強として取り組むのは子どもによってはきついかも。まずは、市販ドリルで少し勉強に慣れさせてから、七田式プリントAへと進むとスムーズにいきそう。
七田式プリントBはひらがな読み書きできないと厳しい
七田式プリントBをはじめる目安は「ひらがながすべて読める」「10までの大小がわかる」などで、特に英才教育をしていない子どもでも取り組めそうな内容ではあります。
お試し教材の内容を確認した限り、はじめる上でのハードルは適切な気がします。
例えば「もじ」1冊目サンプル問題では、ひらがなのなぞり書きがあったり、文字と文字をくっつけて絵と合う言葉を作ったりなど、ひらがな覚えたての子どもにはちょうど良さそう。
また「かず」1冊目のサンプル問題をみると「同じ数の絵と数字を線でつなげる」といったものでした。
取り組みはじめは難易度が適切なものの「もじ」「かず」は、プリントが進むごとに難易度がかなり上がります。正直途中からは、小学1年生の1学期付近で勉強しそうな内容へ突入。
「もじ」5冊目のサンプル問題では「てにをは」の正しい使い方について問うものも。ひらがな読み書きがようやくできる子が解けるのでしょうか。感覚でできるのかな……。七田式プリントAに比べて進度が早い気がしますね。途中離脱する子も出てくるのではないでしょうか。
「かず」10冊目のサンプル問題では、時計についての出題もありますね。
公立小学校に進学し、中学受験もしないといった子どもであれば、就学前に七田式プリントB終了が妥当な線と思われます。我が家では他幼児向け通信教育教材も取り組んでいますが、年長コースでもこの程度の範囲内です(もう少し簡単かも)。
七田式プリントについてのブログは小学・中学受験を見据えた層が多く、就学前にもっと進めている様子が見受けられますが、一般層は就学前に七田式プリントB終了でちょうどいい塩梅です。
七田式プリントCとDは難しい!小学校受験する子向け
学習を始める目安は、七田式プリントC「4歳半~」・七田式プリントD「5歳半~」です。結論から書くと、小学校受験や中学校受験しないご家庭には、必要なさそう。
なぜなら、CやDは小学1年生の学習範囲内の内容が含まれているからです。C=小1の1学期~2学期はじめの範囲、D=小1の2学期後半~3学期程度といったところでしょうか。
我が家では幾多の幼児向け通信教育教材を試したり、取り組んだりしてきました。いずれの通信教育教材も先取り学習よりは、基礎固めに注視しており、先取り学習といっても小1・1学期前半程度の内容にとどまっています。つまり、多くの子ども達にとって就学前は小1・1学期前半程度の先取り学習で充分なのでしょう。
一方、七田式プリントD「かず」5冊目のサンプル問題は、上記写真の通り。時計の読みや繰り上がりのたし算がありました。時計の読みや繰り上がりのたし算は(公立小通常カリキュラムでは)小1・2学期中盤で習います。子どもの地頭や年齢によっては、七田式プリント内で取り組んでいても本質は理解できず、勉強を嫌がるようになるかもしれません。要注意。
もちろん飲み込みの早いお子さんならどんどん進めていくと伸びますけどね。
七田式プリントを4歳娘がお試ししたリアルな口コミ【中身画像あり】
【こどもちゃれんじ】をメインに、毎日少しずつ家庭学習する4歳の娘に、七田式プリントをお試し。学習進度的に七田式プリントBとCをミックスして取り組みました。
- 七田式プリントは普通だけど毎日は飽きるかも
- ひとりで取り組むのは難しい
- 七田式プリントより【こどもちゃれんじ】の方が好き
娘の感想は上記の通りでした。
七田式プリントはフルカラーで親しみやすいデザインなので、その辺に関しては娘の不満はありませんでした。けれど、ひとりで勉強するのは難しいみたいで、となりに誰かいてほしいとのこと。七田式プリントは子どもがワクワクするような教材ではないため、普段取り組む【こどもちゃれんじ】と比較するとテンションもあがらないといった感じ。
このまま続けてはいけなそうと判断し、我が家では七田式プリントは「ナシ」でしたね。教材としては良いと思いますが。
七田式プリントに後悔・嫌がるってっどういうこと?
ネット検索すると「七田式プリント 後悔」「七田式プリント 嫌がる」といったワードが出てきますよね。理由はおそらく「七田式プリントが買い切り型の一括購入だから」ではないでしょうか。
七田式プリントは1冊ずつの購入はできません。30冊一括購入です。なので、移り気のある子どもが途中で飽きてしまうリスクはあります。購入側としては後悔しますよね。そして、教材としては単調すぎるため、子どもが飽きて嫌がることもあるかも。コツコツ継続するって大変ですものね。
七田式プリントは親子共に感触がいいけれど、継続できなそう。といったご家庭であれば、七田式プリントよりも、市販の七田式ドリルが適しています。
七田式プリントを無料お試しする方法
七田式プリント無料サンプル・資料請求のページからできます。
サンプル種類のところは複数選択OKです。請求から約1週間で七田式プリントABCDが送られてきましたよ。勧誘はありませんでした。
七田式プリントの難易度・他市販ドリルや幼児向け通信教育教材と比べてどうなの?
他幼児向け通信教育教材と比較した場合、難易度としては下記の通り。
- 図形の極み
- RISUきっず
- 七田式プリント
- こどもちゃれんじ思考力特化コース
- Z会幼児コース
- がんばる舎
- こどもちゃれんじ
- スマイルゼミ
- 幼児ポピー
七田式プリントは、図形の極み・RISUきっずに次ぐ難易度の高さ。完遂するには、親子共に家庭学習への覚悟が必要です。
七田式プリントの料金は安い?
七田式プリントVS他の幼児向け通信教育教材との料金比較はこちら。
- 図形の極み(税込7000円くらい/月)
- スマイルゼミ(税込3278円/月)
- Z会幼児コース(税込2200~2860円/月)
- RISUきっず(税込2750円/月換算)年額一括12ヶ月分・税込33,000円
- こどもちゃれんじ(税込2739~2980円/月)
- 七田式プリント(税込1430円/月換算)一括:税込14300円
- 幼児ポピー(税込1,425円/月)
- がんばる舎(税込990円/月)
七田式プリントは一括購入(税込14800円)のみ。ですが、月換算すると税込1480円ほど。七田式プリントは、他の幼児向け通信教育教材と比較しても料金は安め。意識高い系の教材でこの安さは破格ではないでしょうか。
七田式プリントの良いところ
- 月割りするとお値段が安い
- すきま時間でも取り組みやすい
- 小学校受験組も満足なハイレベルな教材
小学校受験するご家庭でも満足なハイレベル教材なのに、お値段は競合他社と比べてもかなり安いのが魅力。なお、1日3枚15分でいいので、続けやすいのも◎
七田式プリントのイマイチなところ
- 一括購入しかできない
- 途中で飽きたら教材が無駄になる
- 単調なので飽きやすい
七田式プリント最大のデメリットは「一括購入のみ対応」といった点ですね。七田式プリントAの途中から取り組みたくてもできませんし、途中で子どもが飽きたら残りの教材が無駄に……。
七田式プリントはAmazonや楽天市場でも買える
七田式プリントは、Amazonや楽天市場でも買えます。ポイントの関係で公式ショップよりも都合が良ければ、そちらを利用するとお得ですね。