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小学生の誕生日プレゼントにパソコンってどう?小学5年生に中古PCを買った結果

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小学5年生の息子は、あまり物欲がありません。

「物欲がないと楽じゃない?」と思うかもしれませんが、誕生日やクリスマスなどのイベントが来るたびに「特にほしいものはない」と平然と答えます。

プレゼントをしたい親としては「ああ、そうですか」と終わらせるわけにもいきません。できれば本人が「これなら欲しい」と思えるものをプレゼントしたいので、毎回こちらも頭をひねります。

今年の誕生日も、息子は「特にほしいものはないしなぁ。ゲームのソフトも、お金を出してまで欲しいかと言われるとそうでもないし……少し考えてみる」と言っていました。

そして誕生日が近づいてきたので、もう一度本人に聞いてみると、「ほしいゲームは特に見つからなかった」とのこと。

そこで私が提案したのが、パソコンでした。

息子は以前から、学校から支給されたパソコンを家でも趣味で使うことが多く、ブラインドタッチもお手の物。パソコン自体にはまったく抵抗がありません。それなら、案外本人の希望に近いのではないかと思い、「パソコンはどう?」と聞いてみました。

すると「悪くはないかも?いいんじゃん」と、意外とあっさりOK。

スマホやタブレットにはそれほど興味がない息子ですが、すでに学校のパソコンをよく使っていたこともあり、パソコンなら興味があります。そんなこともあって、すんなり了承してくれたのだと思います。親としても、スマホやタブレットより、文章を書いたり、調べ物をしたり、Officeソフトを使ったりと、いろいろな用途で使えるパソコンに慣れておいたほうが将来的にも役立つのではないか、という思いがありました。

そこで、できるだけ費用を抑えるために中古パソコンを探してみることに。

まさかこのときは、ゲームソフトの代わりくらいの軽い気持ちで選んだパソコンが、その後、ゲームだけではなく、文章を書くことやAI、小説、さらにはゲーム作りにまで使われるようになるとは思っていませんでした。

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息子が「パソコンでいい」と言った意外な理由

パソコンを実際に購入した後、「本当にパソコンでよかったの?」と息子に聞いてみました。すると、本人なりに「パソコンがいい」と思った理由を教えてくれました。

ゲームソフトを買うよりコスパがいい

はじめは息子もゲームソフトを検討していました。

しかし、これといってピンとくるものがなく、気になったゲームを調べてみると、パソコンで遊べるゲームが多かったようです。

そこで少し考えた結果、「ゲームソフトを1本買うより、パソコンそのものを買ったほうがコスパがいいのでは?」と思ったそうです。

息子に聞いた、パソコンのほうがいいと思った理由はこちら。

  • パソコンならいろいろなゲームができる
  • ゲームソフト1本の価格と比べても、パソコン1台を買ったほうが後々元が取れそう
  • ゲーム以外に動画を見たりもできる
  • AIも気軽に使える

つまり、ゲームソフトは基本的にそのゲームを遊ぶためのものですが、パソコンならゲーム以外にもいろいろなことに使えます。

そのため「ゲームソフトを1本買うより、パソコンを買ったほうがいろいろな遊びに応用できて、コストパフォーマンスがいい」と考えたようです。

「先のことまで考えたら、ゲームソフトよりハードを買ったほうがいいんじゃない?」というのが、息子なりの結論だったようです。

スマホやタブレットよりパソコンがいい理由

でも、それならスマホやタブレットでもよかったんじゃない?と聞いてみました。

すると「スマホやタブレットは重い印象がある」「文字を打つのがめんどくさい」とのこと。

「重い」というのは、私が普段家で使っているスマホを見てそう思っているようです。たしかに私のスマホはそれなりに重いのですが、機種によってはもっと軽いものもあります。

また、息子は少し保守的なところがあり、新しいものよりも、すでに自分が慣れているもののほうが受け入れやすいところがあります。学校から支給されているパソコンを以前から使っていたこともあり、スマホやタブレットよりも「パソコンのほうが使いやすい」と感じていたのかもしれません。

小学5年生に購入した中古パソコン

息子が買ったパソコン

今回購入するパソコンは、予算のこともあり中古を検討していました。そこで、息子に「新品じゃなくて中古でもいい?」と聞いてみたところ、「別にどうでもいい」とのこと。本人が気にしないのであれば、無理に新品を買う必要もないと思い、中古パソコンを探すことにしました。

そして、今回購入したのがこちらのスペックのパソコンです。

  • 中古ノートPC
  • 18,800円(税込・送料無料)
  • ディスプレイ11.6インチ
  • Windows 11
  • Core i5 第8世代
  • メモリ8GB
  • SSD128GB
  • Microsoft Office搭載
  • フルHD
  • 最大180日保証

今回のパソコンは、ブラウザゲームやAI、動画視聴などが問題なくできれば十分。

息子にとっては初めての個人用パソコンなので、そこまで高性能なものを選ぶ必要はないと考えました。メモリについては、4GBのほうが安かったので少し迷いました。

ただ、いろいろ調べてみると、ブラウザで複数のページを開いたり、AIを使ったり、動画を見たりすることを考えると、4GBより8GBのほうが安心そうです。せっかく買うので、少しでも快適に使えるほうがいいだろうと思い、今回は8GBを選びました。

ちなみに、今回購入した中古パソコンは楽天市場の「コスパ堂」で探しました。高性能なパソコンが欲しいわけではなく、「小学生が初めて使うパソコンとして、ある程度使えればいい」という条件で探したところ、比較的安く購入できる商品が見つかりました。

ディスプレイは11.6インチと小さめです。

ただ、大画面で動画を見たいわけではありません。息子も「小さい画面でも問題ない」と言っていたので、今回はコンパクトなタイプを選びました。

ちなみに、これはたまたまかもしれませんが、似たようなスペックで比較すると、コンパクトサイズの中古パソコンのほうが安い商品が多かったです。中古パソコンなので、多少の使用感があります。実は、本体に少しがたつきもありました。

私はちょっと気になったのですが、息子に聞いてみると「全然気にならない。何が悪いの?」とのこと。本人がまったく気にしていないのであれば、これで十分。

結果的には、かなりコスパのいい買い物だったと思っています。

買ったばかりのころは学校のパソコンを使っていた

購入した当初は本人も結構喜んでいました。しかし、普段使用するのは今まで使っていた学校のパソコン。なかなか購入したパソコンは使用しませんでした。

「せっかく買ったのに使わないの?」と聞いてみると「う~ん」と言いながらしぶしぶ使用。喜んで飛びついてくれないので、こちらとしてはやきもきしましたが、徐々に自宅のパソコンを使用するようになりました。

劇的に使用し始めたのは論文作成から

パソコンのホームページ

夏休みの自由研究で、息子は論文を書きたいと言っていました。当初は手書きで書く予定でしたが、パソコンのワードで文章を書けることを教えると、そこから自分のパソコンを積極的に使用するようになりました。

学校のパソコンにはワードが入っていませんし、印刷などもできません。そのため、必然的に使用するのは家のパソコンになります。

当時の息子は「ワードってすごいね。いやぁ、便利だよ」と、昭和のサラリーマンみたいな発言を繰り返していましたね。そこから、使用するパソコンはほとんどプレゼントしたパソコンになりました。

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無料ゲーム!ゲームソフトを買わなくても十分だった

パソコンゲームをやっているシーン

息子は最近、Pokiゲームなど、ダウンロードしなくても手軽に遊べるブラウザゲームにはまっています。

単純なゲームですが、結構リアルで面白いみたいです。

AIに「安全なゲーム」を聞いてみた

もともと、パソコンの使用には制限をほとんどしていませんでした。そこで息子は、AIに「安全で、登録不要で簡単にできるパソコンゲーム」を質問。条件としては以下のような内容です。

  • 無料ゲーム
  • 登録やダウンロードは不要
  • 様々な種類のゲームで遊べる
  • 違法性がなく、安全なブラウザゲーム

AIに聞いているので、基本的にはそれほど危険なゲームや違法性の高いものを紹介することはないと思いますが……

「必ず安全というわけではないので、親が確認することも必要です」

そのため、息子がゲームで遊んでいるときに「そのゲームは何?」と聞いてみると「AIに無料で、ダウンロードしなくても軽くて安全に遊べるゲームを聞いて、教えてくれたやつ」とのこと。実際に内容を確認してみるとPokiゲームだったので、そのまま遊ばせています。

「やっぱりゲームソフトはいらないよね」

無料ゲームをやり始めてから、よく言っている言葉が「ゲームソフトはわざわざ買う必要ないよね?」ということ。無料ゲームでも十分楽しめているので、ゲームソフトを購入する意欲は減っているようです。

「このゲームもマイクラにそっくり。いらないじゃん」というような発言もよくしています。

彼はかなりコスパを重視するタイプ。ゲームソフトも、あったら遊ぶとは思います。ただ、わざわざ数千円かけて購入するのであれば、無料ゲームではできないことがあるゲームでなければ意味がない、と考えているようです。

おそらく、次に購入するゲームはカービィ系ですかね……。

カービィのようなゲームは無料ゲームではなかなか代わりがないので、そうなると購入する意味もあるのでしょう。ただ、おそらく今後はSwitch 2で販売されると思うので、そもそもSwitch 2を購入するかどうかは迷うところです。

娘もパソコンを欲しがるようになった

娘のパソコン

息子が使っているパソコンを見て、小学3年生の娘も「誕生日にパソコンが欲しい」と言い始めました。それまではブラインドタッチが得意ではないこともあり、タブレットを欲しがっていました。ところが、息子がパソコンを使っているのを見て「私もパソコンが欲しい」と思ったそうです。

娘に「ブラインドタッチができないと難しいよ」と伝えたところ、購入するまでの間に、自分から学校のパソコンを使って練習していました。やり始めたころは少ししか打てませんでしたが、最終的には1分間に48文字程度打てるようになりました。

そして「これだったら大丈夫」と本人が断言したため、息子と同じく中古パソコンをプレゼントすることにしました。

小学3年生の娘にプレゼントした中古パソコンのスペック

娘のパソコンスペック
  • 中古タブレットPC
  • 14,500円(税込・送料無料)
  • ディスプレイ12.3インチ(1920×1080)
  • Windows 11 Pro
  • 第8世代Core i5
  • メモリ8GB
  • SSD128GB
  • Microsoft Office搭載
  • フルHD
  • 最大90日保証

購入時期が違うこともあり、息子のパソコンよりも安く、スペックのいい中古PCを購入することができました。

ただし、娘に購入したのはタブレットPCです。

端子が少ないことと、バッテリーだけを交換できないことは弱点ですが、学校で使用しているパソコンと同じ形態なので、娘は大満足だったようです。ちなみに、娘のパソコンのほうがスペックがよかったので、息子に「ごめん。妹のパソコンのほうがいいものになっちゃった」と伝えてみました。

すると、「タブレットPCよりも普通のノートPCのほうが欲しかったから、これでいい」とのこと。

おそらく本音としては「どっちでもいい」なのだと思いますが……。細かいことをあまり気にしないタイプなので、こういうときは助かります。

兄妹で同じゲームをして遊ぶようになった

娘がパソコンを欲しがった理由は、息子が遊んでいる無料ゲームを自分もやりたかったからなのだと思います。一応本人に聞いてみると「なんかよさそうだから」と、ふわっとした答えでしたが……。

パソコンが届くと、早速息子と一緒にゲームを始めました。

「私のほうが多い!」「いやいや、俺のほうが倒したの多いし」などと、軽く喧嘩しながら楽しそうに遊んでいます。

パソコンを買ったらゲーム以外の使い道も増えた

パソコンを購入してから、ゲームだけでなく、他のこともいろいろするようになりました。

Wordで論文を書くようになった

パソコンで文章を書いている

いままでは手書きで文章を書いたりしていましたが、本人は「書く」という動作よりも、キーボードを打つほうが好きです。その理由は「Wordで打つほうが疲れない。すぐに手直しできるし、消しゴムで消すと汚くなるからめんどくさい」とのこと。

マルチタスクでいろいろな作業を同時にするのが好きな息子は、同じ文章をずっと書いていると飽きて疲れてきます。

「Wordだったら、飽きたらAIと会話して気晴らしできるけど、紙だったらパソコンを持ってくるのがめんどくさい」という、なんとも独特な理由で、Wordのほうが好みみたいです。

書いた文章をKindleで販売したり、コンクールに出品したり

Wordで文章を書くようになってから、長い文章を書きたがるようになりました。ちょうど夏休みと重なっていたため、自由研究でコンクールに提出する論説をWordで書くことに。自分で実験をして、写真をWordに埋め込み、論文のようなものを作りました。

Wordで作り上げた論文が結構カッコよく、本人も達成感があったようです。それがきっかけになったのか、さらに別の文章を論文として書きたいという創作意欲も増したようでした。

そして、あるとき本人の口から、「俺が書いた内容が売れてヒットしたらすごくない?」といった発言が飛び出しました。

ヒットするかどうかは別として、書いた文章を実際に販売してみることは本人の自信にもつながりますし、自己肯定感も上がるのではないかと思ったので、私たちも協力することにしました。

とはいっても、書くのは本人です。

私たちは、その内容が間違っていないのかを確認したり、文章の内容があまりにもおかしくないか読んだりする程度。文章の修正は本人に任せています。また、AIにも内容を確認してもらい、指摘されたところを修正するという作業も繰り返しました。

ちなみに、文章の書き方やつなぎ言葉など、稚拙な部分もありましたが、あえて残しました。

今回は「小学5年生が書いた論文」という形でAmazonKindle出版をしたので、文章が大人のように整いすぎていたら、逆におかしいと思ったからです。AIにも「小学5年生が書いている文章なので、癖や書き方などは直さないように。あくまでも誤字脱字や内容の間違いなどの指摘のみにしてください」と伝えて、文章を確認してもらいました。

ちなみに、校正のほうが楽なのですが、本人に伝えたところ「校正だと俺の文章ではなくなるから嫌だ」とのこと。

そこは本人のこだわりなので、校正するのではなく、あくまで「ここは間違っているかもしれないよ」と、親もAIも指摘だけにしました。

現在は小説を書いている

小説を書いている

出版した論文はいくつかダウンロードされていて、本人は非常に喜んでいました。「もっと売れればいいなぁ」とこぼしています。

今回出版したのは、本人が好きな歴史系の論文。次も歴史系の論文を書くのかと思って聞いてみると、「いいネタがイマイチまとまらないから、いったんやめる」とのことです。

最近は、好きなアニメである「幼女戦記」や「勇者の刑に処す」などを見て、今度は小説を書きたくなったとのこと。

AIに壁打ちをしながら、毎日のように物語系の小説をWordで書いています。

自分で調べるためにもパソコンを使っている

検索を使って調べることは、パソコンのメインの使い方の一つです。

息子はこれまで学校のパソコンでも、自分の知りたいことなどを調べていました。しかし、学校のパソコンには規制があります。自分のパソコンでは、興味のあるアニメや動画なども自由に調べています。

それ以外にも、論文を書くために歴史の事柄などを調べていました。勉強に関しても、高校入試の問題を自分でダウンロードして解いてみたり、歴史検定の問題なども自分で探し出したりしています。

そもそも、自由研究で提出したコンクールも、子どもが自分で調べて見つけたものです。「このコンクールに出したい」と子どもから提案があり、親も一緒にコンクールの内容を確認して、提出することにしました。最近では、Googleで検索するよりもAIを使って調べることが増えています。

「検索だと全然違うページが出てくるから、AIのほうが使いやすい」と息子は言っています。また、「ジェミニよりもチャッピーのほうが結構きつい。ジェミニのほうがやさしい」とも言っていましたね。

AIは勉強だけでなく、相談相手にもなっている

AIは、調べることや知識を教えてもらうこと以外にも、相談相手として利用しているようです。

特に、学校での出来事に対する愚痴や不満、悩みなどをAIにたびたび相談しています。親や先生に話すと大事になってしまったり、本人なりにうまく言語化できていなかったりする内容を、AIに相談しているような印象です。

もともと、愚痴やマイナス思考を吐き出せずに内に込めてばかりいたので、ある意味よかった気がします。

特に思春期に入り、少し中二病みたいになってきたため、親としてもほっとしている面もあります。息子は最近、暗い思考アピールが激しいので、ずっと聞いているとこちらも滅入ってしまいますからね……。

本人も「ネガティブ思考のはけ口でAIに相談するのが一番気楽で気軽でいい」と言っています。

AIは基本的に反論したり、からかったり、嫌みを言ったりすることはありません。そして、相手の顔色をうかがう必要もありません。息子にとっては、気軽に愚痴や考えていることを吐き出せる、ちょうどいい相棒になっているようです。

AIで哲学的な悩みは禁止

これは本当に最近、というか今日起きたことです。息子は、いろいろな言葉や内容をAIで調べているうちに、死生観のような哲学的なことまでAIに聞くようになりました。最初は、それでストレス解消になるのであれば、まあ、ありなのかなと思っていました。

ところが、段々と様子がおかしくなっていきました。

AIによって返答は違いますが、中には子どもの意見に「その通りです」と同意したうえで、さらに理屈をつけて説明してくるものがあります。

息子が何かをAIに言う→AIが「その通りです」と肯定する→さらに理論的に説明してくれる→それを読んで、また新しいことをAIに聞く。そんなことを繰り返しているうちに、どんどん考え方が極端になっていきました。

「人間なんてプログラムで動いている存在じゃない?」「みんなやっていることは同じじゃん」「何のために生きているんだかわからない」

といったことを言い始め、さらには「さっさと死んだほうがいい」などという発言まで出てきました。現実でも「はぁ……」とため息をついたり、「生きている意味なんて……」と口にするようになりました。

そして、親としてもう一つ気になったことがあります。最近、英検3級の過去問をやらせても、以前より間違いがかなり増えている。好きだった歴史の本も、最近はあまり読まない。

その代わり、AIに哲学的な話などを延々と聞いている。勉強も、もともとものすごく集中するタイプではありませんでしたが、最近はさらにだらけているというか、勉強をなめているように見える部分まで出てきました。

さすがに、これは一度ちゃんと止めないといけないと思いました。かなり長時間、息子と話をしました。というより、かなり本気で雷を落としました。

その死生観を考え続けて、何か解決したのか。
気持ちはすっきりしたのか。楽しい気分になったのか。
むしろ、どんどん暗くなって、おかしくなっているじゃないか、と。
さらに「周りの気持ちを考えたことがあるか?」とも話しました。

もちろん、AIに相談すること自体が悪いとは思っていません。息子にとってAIは、学校や友達への愚痴を気軽に話せる相手でもあります。ただ、今回のように、AIとの会話によって一つの考えがどんどん補強され、現実の生活や勉強にまで影響が出てくるのであれば話は別です。

そこで我が家では、少なくとも今の息子には、AIに哲学的な悩みや死生観のようなことを延々と聞くのは禁止することにしました。最終的には息子も「AIで哲学的なことを聞くのは、表面だけになってダメなんだね」と納得。

AIは便利です。でも、子どもの考えを受け止め、さらに理論で補強してくれるからこそ、使い方によっては危ない方向へ進んでしまうこともある。

今回のことで、改めてそう感じました。パソコンもAIも、子どもの世界を広げてくれる便利な道具です。だからこそ、どこまで自由に使わせるのか。何をAIに聞かせないのか。子どもの様子を見ながら、これからも使い方を模索していく必要がありそうです。

4年生の時も似たような状況だった

実は息子は4年生のときも、今と同じような不満がありました。むしろ本人に言わせると「4年生のときのほうが状況が悪かった」とのこと。それでも4年生のころは、家に帰れば歴史の本を読んだり、動画を見たり、漫画を描いたりしていました。嫌なことがあっても、自分の好きなことをしているうちに、いつの間にか別の世界に行っていたんですよね。

それが今は、検索やAIを使う時間が増え、嫌なことや疑問をそのままAIに持っていくようになりました。もちろん、AIだけが原因だとは言い切れません。年齢的な変化もあるでしょうし、思春期だからなどほかにも理由はあると思います。

ただし、以前なら歴史の本を読んでいた時間にAIと哲学的な話をし、以前より勉強にも身が入らなくなっている。

「何か変わったとしたら、やっぱりAIや検索を使うようになったことじゃないか?」と親として感じてしまうのも、無理はないのかなと思っています。

AIを使って簡単なゲームまで作り始めた

ゲームのコード

一方で、AIで作ったゲームを紹介している動画を見て、息子はゲーム作成に興味を持ちました。

ただし、ゲームのコードは分かりません。そこで利用したのがAI。コードが分からなくても、AIに指示するだけでゲームを作る方法を解説していました。

そして、その通りにやってみたところ、簡単なシューティングゲームを作ることができました。思ったよりも出来がよく、私も驚いたものです。息子も「俺じゃなくてAIすげぇ」と何度も言っていました。

ちなみに、それを見ていた娘も「私も作る」と言って、8番出口に近いゲームを作りました。もちろん出来はお察しですが、コードが何も分からない子どもでも簡単にゲームが作れたことには驚きです。

今回の経験で「ゲームが作れるようになった」「コードが読めるようになった」「プログラムができるようになった」とは全く思いません。それなりの言葉を打てば、それっぽいゲームができるAIがすごいのです。

ただ、ゲームはこういうコードやプログラムで作られているんだ、ということを実践で学べたのは、かなり良い経験だったと思います。

本や動画で解説されるより、自分でコードをコピペして動かしたほうが、何倍も経験値を得られるように感じました。

小学生にパソコンを持たせるなら気になる個人情報やAIの使い方

子供が作ったゲーム

小学生にパソコンを持たせるうえで注意したいのが、ネット検索における個人情報の扱いです。

ネット検索では、危険な用語を検索したり、サイトに個人情報を載せたりするのはNGだと、当たり前のこととして伝えています。特に固有名詞は厳禁です。また、難しいのがAIに対してです。基本的にAIには、個人情報をむやみに入力しないようにしています。聞き方によっては、思わぬ形で情報が出てくる可能性もあり得ないとは言い切れません。

そのため、AIにおいても固有名詞を打ち込むのは禁止しています。
とはいえ、SNSに個人情報を載せるほうがよほど危険ですけどね……。

また、息子は以前、私たちの知らないAIに登録して使用しようとしていました。本人曰く「検索の一番初めに出てきたものだから安全かと思った」とのこと。

検索のTOPに出てくるサイトだからといって、危険がないとは言い切れません。そのため、私たちが使用しているAI以外は、登録を禁止しています。

小学生にパソコンを買って感じたデメリット

我が家で感じたデメリットをまとめました。

  • パソコンを触る時間が長くなる
  • 親が知らないサイトを利用する可能性がある
  • AIなど新しいサービスに勝手に登録する可能性もある
  • 無駄に頭でっかちになり、中二病に近い発想になった
  • AIを利用してストレスを解消する反面、傲慢になった気がする
  • 子どもによっては家庭でルール作りが必要

スマホやタブレットを購入したときのデメリットに近いです。

幸いなことにSNSは使用していないので、ネット上のトラブルは今のところ発生していません。また、生活習慣だけは変えないようにしているので、睡眠時間や食事に関しては特に変わっていません。

しかし、自由時間にパソコンを使ってネットをする時間は格段に増えました。

特にAIを使用することが増えたので、愚痴を吐いてストレスを発散する反面、知識ばかり吸収して、以前より傲慢になったような気もします。

本人曰く「哲学的に考えると……」などと言っていますが、ネット上の言葉を拾って、浅く使っているところもあります。俗にいう中二病を発症したような感じになり、死生観などを語ることもあります。ストレス発散になっている面や、パソコンを使うことで得られているメリットとの兼ね合いを見ながらになりますが、今後はAIの使用内容を限定したり、場合によってはAIの使用やパソコンの使用自体を禁止したりする必要があるかもしれません。

小学生の誕生日プレゼントにパソコンはアリだった?

ゲームや趣味など、これまで以上に積極的になりましたし、良い相談相手もできました。そう考えると、かなり有用なプレゼントだったと思います。

自分のパソコンが手に入ったことによって、世界が広がったとも取れます。そのため、現時点では「あり」だと思っています。

しかし、それと同時に、ネットやAIから無駄に知識を取り入れたり、親としてはかなり心配になるような面が見えてきたりもしました。基本的に肯定して、子どもの理論武装をさらに強めてしまうAIは、ゆがんだ思想につながってしまう可能性もあります。

ただし、このあたりの影響は子どもによってさまざまだと思います。ちなみに、わが家の娘は今のところ特に影響を受けておらず、AIもたまに気になることを聞く程度です。パソコンを与えても、AIばかり使うのではなく、ほかのことも楽しんでいます。

ただし、これは自分のスマホなどを持ったときにも、同じような現象になるのではないかと思います。それが少し早まったとも捉えられるので、パソコンだけのデメリットとは言い切れません。

どこまで自由に使わせるのか、その塩梅はかなり難しいところです。

今後も子どもの様子を見ながら、パソコンやAIの使い方について考えていきたいと思います。

自己紹介
この記事を書いた人
ちいくぶ運営者・いちか

詳しいプロフィール

最終学歴は豪州国立大。2児の母。子どもに適切な教育をし、将来の選択肢を広げてほしいので、家庭学習できる教材選びに奮闘。通塾なし・自宅学習だけで学校の成績上位に入り、ある程度の学歴は付けてほしいのが本音。予算は子ども1人=月1~2万円。中受しない8割の一般家庭層向けに記事を発信。2026年時点では小学5年生の息子と小学3年生の娘を子育て中。

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