このブログでは「どんな子も話し方に自信がつく! 小学生の「音読」上達レッスン 滑舌&伝える力が伸びる基礎練習ドリル」のレビューを紹介します。
小学生の発表会、上手にできるのか心配になることはありませんか。滑舌や伝え方などきちんとできるのか、本人だけでなく親も不安になるものです。今回紹介する本は小学生の子供の伝え方を伸ばすと言われています。実際にどんな内容か購入してみたので詳しくお伝えします。
小学生の音読上達レッスン 滑舌&伝える力が伸びる基礎練習ドリルの内容
本書は本の表紙や名前を見ると音読に特化した内容に見えますが、実際は滑舌やスピーチの仕方を練習する内容になっています。
著者の花形さんは現役のフリーアナウンサー。話し方やアナウンス講師をしているため、滑舌や伝え方のエキスパートといえます。
最初に書かれている挨拶を読むと毎日の練習が上達のカギになるとのことが書かれています。苦手分野を得意に変えるのは、正しい練習を重ねることが重要です。
音読本と聞くと、物語や説明文をすらすら読めるようになるイメージがあります。実際に未就学児や低学年向けの音読本は物語を読むことを基本としていて、逐次読みや読むことに対する嫌悪感を取り除いていくことを目的としています。本書は内容が大きく異なり、音読というより発声練習に近い内容です。
そのため、音読が上手になりたいというより「滑舌がよくなりたい」「大きな声」で自信をもって発表したい小学生に向いています。また、発表やスピーチが得意になるということですが、発表に関するテクニックはほとんど書かれていません。アナウンサーの発声練習に近い内容がひたすら詰まっています。
なお、発生の仕方について、一言コメントがよく書かれていて、大人でも参考になる内容です。
小学生の音読上達レッスン 滑舌&伝える力が伸びる基礎練習ドリルやってみた感想
筆者は音読に関する本なので、もう少し物語や説明文を読む形式だと思っていましたが、滑舌・発声をよくすることを重点に置いた内容です。意図した内容とは異なりましたが、滑舌がよくなかった子供に使わせたところ、少し良くなった気がします。
小学生の音読上達レッスン 滑舌&伝える力が伸びる基礎練習ドリル・メリット&デメリット
「小学生の音読上達レッスン 滑舌&伝える力が伸びる基礎練習ドリル」を実際に読んで、いいところといまいちなところまとめました。
小学生の音読上達レッスン 滑舌&伝える力が伸びる基礎練習ドリルいいところ
- しつこいくらい滑舌と発声の練習を繰り返せる
- 間違いやすい言葉などまとまっていてわかりやすい
滑舌や発声を改善するのにはぴったりの本です。また「しく」と「ひく」など間違いやすい言葉もまとまって掲載されているのもおすすめポイントです。
小学生の音読上達レッスン 滑舌&伝える力が伸びる基礎練習ドリルいまいちなところ
- 音読に関してはあまり効果がない
- 話し方については解説しているけど発表のテクニックはさほど書かれていない
本のタイトルにある音読&発表に関しては、ほとんどテクニックは書かれていません。発表のストーリーの組み立て方などはふれていません。あくまでも発声及び話し方のみ解説されています。
小学生の音読上達レッスン 滑舌&伝える力が伸びる基礎練習ドリルはどんな人におすすめ?
- 発声・滑舌をよくしたい
- 人を引き付ける話し方の基礎を学びたい
アナウンサーの発声練習本に近い内容なので、音読に関しては効果はあまりないような気がします。全体的に読みやすく、コミカルに描かれているため、滑舌&発声に悩んでいる子供の保護者は一読の価値があります。