Z会小学生コース1年生の無料お試し教材を年長6歳が取り組みました。
Z会の通信教育 小学生コースは教育熱心なご家庭や中学受験する子どもにはいいけど、一般家庭向けとしては難しすぎるといった口コミ評判を聞いたことはありませんか?
- 幼児期の家庭学習はゆるめ
- 中学受験はしない
といった「中学受験しない一般家庭の子ども」が Z会小学生コース・新1年生向けの無料お試し教材を取り組んだ感想を中心に、他社通信教育教材との難易度比較などお伝えします。
Z会小学生コース1年生無料お試しレビュー
Z会では例年冬ごろから新1年生向けに、無料お試し教材及び小学生コースの資料請求がはじまります。無料お試し教材を受け取ったのは12月頃。新1年生向けの無料お試し教材の内容は以下の通り。
- 入学準備かんぺきワーク
- おためし教材 さんすう・こくご
- おためし教材 みらい思考力ワーク
- おためし教材 けいけん
- ロジカル思考ワーク(新小学1・2年生)
- てんさくもんだい見本
とても無料おためしとは思えない分量のおためし教材が入っていました。
Z会小学1年生おためし教材・入学準備かんぺきワーク
入学準備かんぺきワークは「14課題」分ありました。裏表紙に答えがあります。
幼児向けの市販ワークに取り組んだことがあれば、引っかかりはほとんどないはず。基礎問題ばかりで、さほど難しくはありません。
とはいえ、ところどころZ会らしさが垣間見えます。
例えば、地面の中はどうなっているのか自由に描くという問題。楽しみつつも、思考力を伸ばせます。近年では公立小学校でも、決まりきった答えのない内容も増えたと聞きます。自分で考える力も伸ばせるZ会は、保護者目線としては嬉しいポイント。
Z会小学1年生おためし教材・さんすう・こくご
おためし教材のさんすう・こくごは、Z会小学1年生コースの「わくわくエブリスタディ」「ドリルZ」「わくわくエブリスタディサポートブック」の3冊をお試しできます。さんすう・こくご共に「8課題」分入っています。
1年生の学習カリキュラムが掲載されていたので確認したところ、学習内容的には先取りはしていないみたいですね。
けれど、問題が一歩踏み込んだような内容で、教科書以上の実力を身に付けられますね。
「ハイレベル」と書かれている問題をひとりで取り組むのは難しいかも。親のサポートが必要です。
Z会小学1年生おためし教材・みらい思考力ワーク
Z会小学1年生コースでは、教科の枠にとらわれない多岐にわたる学びを得ることができる「みらい思考力ワーク」というオプション講座があります。おためし教材では「3課題」分ありました。
結論ですが「子どもだけで取り組むのは難しい」です。
非常に骨のある問題がつらつら並んでいました。子どもひとりではなく、私や夫も出てきて問題を解きました。難しくて時間がかかりましたが、案外子どもの反応は良いものでしたよ。
難しかったけど、楽しかったね。
ほとんどの問題は解き終わったら印象に残りませんが、Z会の問題は終わっても印象に残って、その後もときおり家族間で話題になってます。これもZ会の利点なのかなと。
Z会小学1年生おためし教材・けいけん
おためし教材では、理科や社会につながるさまざまな体験に取り組む、Z会オリジナル教科「経験学習」の体験版が入っていました。
これは……親のサポート必須ですね。「今すぐ経験しよう!」といってできるものでもないので、毎月続けるのは大変そう。
Z会小学1年生おためし教材・ロジカル思考ワーク(新小学1・2年生)
論理的思考の育成に特化したミニワーク「ロジカル思考ワーク」もありました。期間限定でついてきたおためし教材です。「2課題」入ってます。
問題をチェックした結果、年長の子どもには時期尚早と思ったので取り組んでいません。Z会って小学1~2年生でこんなにも考え抜かれた問題に取り掛かるんですね。レベル高い……。でも、凄く良い……!
Z会小学1年生おためし教材・ てんさくもんだい見本
Z会小学1年生のコースでは、国語・算数・経験学習にZ会の先生の添削が入ります。どんな感じで添削されるのかの一例がありました。
添削といえば、赤ペン先生を想い出しますが、Z会の添削もとっても丁寧ですね。毎月添削問題まで出すのは大変でしょうけれど、確実に力がつくのがZ会の魅力ですね。
Z会小学生コース1年生をお試ししてわかったメリット・デメリット
盛りだくさんなZ会小学生コース1年生の無料おためし教材。実際に取り組んでみて感じたメリット・デメリットは……
- 教科書以上の力がつく
- 思考力を問うものもあり、自分で考える力がつく
- 学校の授業に満足せずに高みを目指せる
- 保護者の関わりは必須なので家庭学習に時間を取らなくてはならない
- 教科書準拠ではないのでテスト対策しにくい
- 学習の先取りはできない
Z会小学生コース(1年生)は噂通り考えさせる良問揃いで、公立小学校で習う範囲よりもひとつ上に抜けるような力を身に付けられるでしょう。良問だけども、子どもがひとりで取り組むのが難しく、特に「経験学習」は保護者との関わり合いは必須。
毎日忙しいご家庭であれば、Z会をうまく活用できるか難しいところです。
Z会小学生コース1年生無料お試し教材に取り組んだ年長6歳の感想
これまで保護者目線でのレビューをしてきましたが、実際にZ会小学生コースのおためし教材で問題を取り組んだ年長6歳の息子に率直な感想を聞きました。
- 年長6歳(息子)のスペック
- 4歳からゆるく家庭学習を開始。がんばる舎や幼児ポピーを経て、【こどもちゃれんじ】に取り組む。こどもちゃれんじが終わったら市販ワークに取り組んでいる。通塾はしてない。1日の勉強時間は30~50分。活字中毒で趣味は読書。
息子はごく普通の幼児であって、スーパーキッズでもなんでもありません。
- 問題はちょっと難しいものもあったけど嫌いではない
- サブの教材だったらやってもいい
- 【進研ゼミ小学講座】の方をやりたい
こんな感じの意見でした。息子は活字中毒なこともあり、【進研ゼミ小学講座】で毎月ついてくる「わくわくサイエンスブック」が読みたい・楽しそうな雰囲気のワークだからという理由で、Z会は却下とのこと。
息子が進研ゼミならではの「楽しさ」よりも「ワーク」に魅力が移ったら、Z会へと乗り換えるかもしれません。
Z会小学生コース1年生は挫折するほど難しい?
噂で聞いていた「Z会は難しすぎて挫折するかも…勉強嫌いになっちゃうかも…」という点ですが、これまで少しでも幼児期から家庭学習を進めていた子どもであれば、戸惑うことなく1年生コースはクリアしていけるはず。
挫折するほどの難しさ、1年生コースの時点では問題なさそうです。
一方、今まで家庭学習はゼロでした。という状態で教科書準拠ではないZ会をはじめるのはハードルが高すぎますね。学校の授業だけでもつまずくだろうに、ひねりを加えたZ会はストレスがかかるでしょう。最悪、勉強嫌いになるかも。教科書準拠の 【進研ゼミ小学講座】 や小学ポピーがおすすめです。
Z会小学生コースに向いている子ども&ご家庭
- 保護者が積極的に子どもへの家庭学習に付き合いたい
- 教科書以上の力をつけていきたい
- 子どもが難しめの問題にも挑戦していきたいタイプ
Z会小学生コース1年生の料金まとめ
Z会小学生コース(1年生)の料金形態をまとめました。
Z会小学生コース(1年生) | 月額料金(税込) |
国語・算数・経験学習セット受講 「みらい思考力ワーク」なし | 12カ月一括払い 4,505円 毎月払い 5,300円 |
国語・算数・経験学習セット受講 「みらい思考力ワーク」あり | 12カ月一括払い 5,355円 毎月払い 6,300円 |
ちなみに、Z会小学生コース(1年生)は、タブレットコースもありますよ。
Z会小学生タブレットコース(1年生) | 月額料金(税込) |
タブレットコース | 12カ月一括払い 3,570円 毎月払い 4,200円 |
タブレットコースは紙のコースよりも安いのでお得!しかも、手持ちのタブレット(受講環境を満たすタブレット端末とタッチペン)でスタートできるので、専用機器の費用はゼロです。問題は紙のコースと同じですので、子どもの特性にマッチした方法で選んでみましょう。