このブログでは「はてなに答える小学国語」の詳細情報や使用レビューをお伝えします。
小学生の国語。国語は軽視しがちですが、教科書の内容を理解するには「読解力」がキーになります。国語読解力は算数の文章題をはじめとし、他教科学習内容の理解にとても大切です。したがって、中学受験をしないご家庭であっても、小学校のうちからしっかりと国語を学んでいきたいもの。
家庭での国語学習時におすすめな参考書「はてなに答える小学国語」を実際に活用した使用レビューとともに、詳細情報をお伝えします。
学研・?(はてな)に答える!小学参考書シリーズの特徴
学研の?(はてな)に答える!小学参考書シリーズは、学校・塾の宿題で困った時やニュースを見て「?」と思った時にぴったりな一冊。オールカラーで圧倒的な見やすさ・調べやすさで「自ら学ぶ」習慣への第一歩をサポートしてくれるようなシリーズです。
受験研究社「自由自在」シリーズに似ていますが、自由自在は中学受験最強のパートナーをうたっていますので、学研「はてなに答える小学参考書」シリーズよりも少々お堅いイメージ。
そして、自由自在は小学3・4年生と小学高学年バージョンがわかれています。たいして、はてなに答える小学参考書は1冊で小学3年~6年生までカバーしていますので、コスパが良いですよ。
とはいえ、はてなに答える小学参考書も事細やかな内容が掲載されています。中学受験する・しないに関わらず、とっつきやすい小学国語参考書を探しているご家庭におすすめのシリーズと言えます。
はてなに答える小学参考書シリーズ一覧
はてなに答える小学参考書シリーズは、下記の6冊出版されています。すべてそろえたいですね。
ポスターブックには、大型のお風呂用ポスター4枚を含む計17枚入っています。
各所のレビューを確認する限り、理科・社会・算数に人気があるようですが、今回紹介する「国語」も買ってよかったと思っています。
はてなに答える小学国語の使用感をブログで口コミ!
実際に「はてなに答える小学国語」を購入し、家庭学習の合間に使用している感想をお伝えします。はてなに答える小学国語は、小学3年~6年生対象の一冊。確かに中身を確認する限り、小学1~2年生時には必要ない(低学年時の国語授業では高度な内容は取り扱わないため参考書は必要ない)と思います。
本書の前半では、慣用句・ことわざ・四字熟語・カタカナ語・敬語の辞典(用語集)になっています。巷では慣用句やことわざなどの学習まんがも数多く出版されていますが、本書があれば必要ないかもしれません(余暇に学習まんがを読むような子は学習まんがの方が頭に残りやすく楽しく覚える、といった意味合いでは学習まんがの方が優れています)。
用語集以外には、言葉の決まりや品詞、文章の読み取り解説、原稿用紙の使い方など、小学校の国語でつまづきやすい内容が事細やかに説明されています。
中学受験をする子には物足りなさがあるかもしれませんが、中学受験しないものの小学国語をしっかりと極めたいご家庭には十分な内容です。
我が家は漢字以外の国語の家庭学習にも時間を取って取り組んでいます。「はてなに答える小学国語」は必要なのかと問われると「小3以降の国語家庭学習時にあると便利」で、しっかりと活用しています。
正直小1・2の頃は、国語関連の予習復習するにしても、特に参考書は必要ありません。少しだけ解説が欲しいとするならば小2で習う「主語述語」程度ですが、口頭で説明するのは難解ではなく。
しかし、小3になり「言葉のきまり」といったような教科書レベルの国語ドリルを開くと、もう初見(知識なし)では解けない問題が増えて、小学生向けにやさしい言葉で書かれてはいるものの「修飾語」「形容詞」「形容動詞」「動詞」「主語」などを判別するような品詞の問題に四苦八苦……。俳句や短歌も解説なしではできない小学生は多数いるはず。
小3以降の国語を先取り学習(予習)する時に「はてなに答える小学国語」を用いて子どもに解説(もしくは問題を解いた後に補足)するのに役立っています。また、子ども自身で該当箇所を開いて調べられるのも◎。ネットでも調べることができますが、とっちらかって時間がもったいない。「はてなに答える小学国語」を買って本当によかったと思います。
はてなに答える小学国語のAmazonレビュー
説明の分量、説明の深さ、言葉の網羅性、すべて素晴らしい一冊です。自分で調べる、という使い方も良いと思いますが、こういう言葉もあるよ、的に、中からピックアップして読んであげるのも良いと思います。
引用:Amazonカスタマーレビュー
慣用句・ことわざ・四字熟語・カタカナ語・敬語、,国語で使われる学習用語を1冊にした書籍です。
引用:Amazonカスタマーレビュー
基本的には辞書のようにして使います。頭から全部読んでいっても読めないことはないかもしれませんが、かなり分厚いです。ざっくり一冊にまとまっているので、国語の学習には傍に置いておくと役立つことがあると思います。ただし、~中学の入試ではこういう形で出題されやすいとか受験に関しての具体例があるわけではないので、受験を直接意識している参考書では無いのかもしれません。
ポップな表紙、フルカラー、うるさすぎない紙面、読みやすい文字、豊富な図版や写真、要点のとらえやすい文字や色の使い方、1ページあたりのちょうどいい情報量、新指導要領準拠でありながら共通教材だけでなく、発展的な内容も加味した受験対策にも配慮した作りと、まぁ完璧な内容と言えます。同じようなものが他社からも出ていますが、これに勝るものは無いと思います。
引用:Amazonカスタマーレビュー
五十音順に整理された日本言葉事典から始まり、外来語中心のカタカナ辞典へと進みますが、このカタカナが今風で素晴らしい。大人もなるほどいう言葉が満載。さらには使い方でカテゴライズされた敬語、文字や言葉の意味、作り、文学作品。読む、聞く、話す、書くすべての要点が満載で、よくもまぁこのコンパクトサイズにまとめたものだと脱帽。
Amazonカスタマーレビューにもあるように、中学受験に特化したような記載はないため、中学受験向けを求めているようであれば「小学高学年 自由自在 国語」の方がおすすめです。
はてなに答える小学国語の良いところ
はてなに答える小学国語を実際に使ってよかったと思える点をまとめています。
- 国語関連の学習参考書をあれこれ揃えなくてもいい
- 説明しにくい「品詞」の説明もしっかりと掲載されている
- ローマ字や文章の読み方、原稿用紙の使い方などかゆい所に手が届く
国語関連の学習参考書をあれこれ揃えなくてもいい
はてなに答える小学国語では、ことわざや四字熟語などの用語集、言葉の決まり(品詞の説明など)、文章の読み方など、小学国語で覚えてほしい項目は一通り掲載されています。
国語関連の学習参考書をあれこれと揃えなくても、はてなに答える小学国語だけで事足ります。子どもが興味を持ったりもう少し深いところまで学びたかったりするようであれば、専門の学習参考書や学習まんがを追加するだけでシンプル。
中学受験をしない家庭であれば、はてなに答える小学国語があれば充分ですので、参考書探しに時間をかけていられないならば、本当におすすめです。
説明しにくい「品詞」の説明もしっかりと掲載されている
小学生の国語なんて難しくはないよね……
小学3年生からは、少しずつ「品詞」も国語の授業で習っていきます。「主語」「述語」はともかく「形容詞」「副詞」「修飾語」などなど、品詞についてしっかりと解説できる保護者の方は少ないはず。さらっと流して無視しても小学生のうちはどうにかなりますが、中学以降の国語で躓きます。小学生のうちに、品詞の役割くらいは覚えておきたいもの。
はてなに答える小学国語では、品詞ごとに解説が掲載されています。少々説明不足なところもありますが、子ども自身で本書を開けば調べられるのは良いですね。
ローマ字や文章の読み方、原稿用紙の使い方などかゆい所に手が届く
はてなに答える小学国語を買ってよかったと思えるのは、小学国語に関する項目をほぼ網羅していること。
小学3年生(地域によって学習学年は前後するようですが)で習う「ローマ字」のルール。しっかりとのってます!
読書感想文時に役立つ原稿用紙の使い方。
そして、文章の読み方(のコツ)も事細かに掲載されています。しっかりと読み込めば、国語が得意科目になるかもしれませんね。
はてなに答える小学国語のイマイチなところ
はてなに答える小学国語でイマイチな点は以下の通り。
- 本が分厚いためうまくページが広がらないことがある
- 持ち運びしにくい
はてなに答える小学国語は、少々厚みのある紙が使用されています。破けにくいのでいいですが、ページによっては開きにくい……。机の上に広げて確認したい時には少々困りますね。
また、本が分厚いので持ち運びのしにくさも。持ち運びしにくいので、活字が大好きな我が家の小学生も中々手に取ってくれません。
はてなに答える小学国語・旧版と改訂版との違いは?
はてなに答える小学国語については、旧版と改訂版とで大きな違いはないようです。改訂版は2020年からの新学習指導要領に沿った内容になっていますが、正直違いはよくわかりません。表紙のキャラクターが旧版では立っていますが、改訂版では椅子に座っている状態が描かれています。旧版改訂版の違いは表紙のキャラクターで判断を。※理科社会については確かめ問題がつくようになりました。
はてなに答える小学国語がおすすめなご家庭
- 国語の家庭学習に力を入れている
- 品詞や言葉の決まり、ことわざの意味などを説明できず困っている
- 子ども自身で調べられる国語参考書を探している
- 国語関連の学習書籍をそろえるのが面倒