
【進研ゼミ小学講座】チャレンジ1年生(紙)1年間受講した結果をブログで検証します。
結論から申し上げると、2学期後半で自治体で行われた学力テストの正答率100%をたたき出し、もちろん自治体のトップに。漢検10級も満点合格。チャレンジ1年生(紙)は成績の向上に一役買いました。
このブログ記事では、チャレンジ1年生受講で得たメリットを中心に、よく言われるネガティブなデメリットの検証も。記事の後半では、チャレンジ1年生を1年間受講の効果を検証しました。参考情報としてご活用ください。
チャレンジ1年生(紙)1年間受講で得た5つのメリット
チャレンジ1年生(紙)を1年間受講して感じた5つのメリットは以下の通り。
- 学習習慣が身についた
- 子ども心をくすぐる年間ラインナップ(教材)で学習がはかどる
- 保護者の負担はさほどかからない
- 基礎から応用まで取り組める
- オンラインライブ授業でオンライン学習もできてお得!

我が家の場合、チャレンジ1年生(紙)受講で後悔したと感じる要素はありません。
チャレンジ1年生(紙)のメリット1:学習習慣が身についた

チャレンジ1年生(紙)受講最大のメリットは「家庭学習の習慣・定着化」です。

チャレンジ1年生のメイン教材は、国語・算数が各15回分+赤ペン先生の添削課題1ページ(表が算数・裏が国語)です。1回あたりの学習時間は約15分。という無理のない教材量です。小学1年生の学習内容は簡単なので、1回あたり5~10分くらいで終わってしまうことも多く、毎日の家庭学習として組み込むのも負担ではありませんでしたね。

教材にはコラショをはじめとしたキャラクターがたくさん出てきて、なんだか楽しそうな雰囲気。小学校入学前はほんわかとした市販ワークしかしてこなかった息子でも、すんなりと小学生の学習に入れました。
なので、教材を開くのも積極的でしたし、チャレンジ1年生の教材に取り組んでいるうちに「毎日家庭学習をするものだ」と習慣化できたのは大きなメリットでしたよ。

チャレンジがすべて終わったら、勢いに乗って市販ワークにも取り組むようになり、家庭で予習までする余力も。結果として、学校の授業にもしっかりと取り組むようになり、学校で実施のカラーテストや先生自作のテストはほぼ100点。教科書レベルの学力は身についたと言えます。
チャレンジ1年生(紙)のメリット2:子ども心をくすぐる年間ラインナップ(教材)で学習がはかどる

チャレンジ1年生(紙)では、メイン教材のほかに毎月のように付録もついてきます。これが子ども心をくすぐるものばかり。※チャレンジ1年生(紙)の年間ラインナップは公式サイトから確認できます。

いずれの付録も一時的にしか使わず、親目線としては「もったいない」と感じることもありましたが、付録を活用していくうちに学習が進むため、結果オーライ。1年生の勉強を楽しく進めるためにも、付録があって良かったと感じています。

この辺に関しては教材との相性もあるため、賛否がわかれるところではないかとは思います。
チャレンジ1年生(紙)のメリット3:保護者の負担はさほどかからない

教材の丸付けは保護者がしなくてはいけませんが、教材に取り組むのはひとりでも取り組めます。教材に解説が書いてあったり、ヒント動画があったりするので、保護者がいちから説明するケースはほぼありません。

市販ワーク(ドリル)を使って家庭学習するよりも、はるかにラクなのは間違いありません。
我が家のケースでは、1学期の間は横についてみていましたが、2学期以降はだんだんと手を離れ、3学期になるころには丸付けの時だけ呼び出されるだけ。

3学期の時点では、子どもがチャレンジ1年生の取り組む時に保護者の私が必要な時間は1日10分くらい(丸付けとお直し対応のみ)。忙しい日々でもさほど負担には感じません。
後述もしますが、保護者負担さほどなく自治体の学力テストで国語・算数ともに正答率100%をたたき出せるくらいになりましたので、効率よく家庭学習できた1年間だったと感じています。
チャレンジ1年生(紙)のメリット4:基礎から応用まで取り組める

チャレンジ1年生のメイン教材は、基本的に教科書レベルなので簡単とは言われています。小学1年生程度の学習であれば、通信教育教材は不要と判断するご家庭も多いのではないでしょうか。

しかし、毎月の学習15回のうち2回は「ひらめきチャレンジ」といって、思考力が問われる応用問題を解く回もあるんですよ。教科書レベルの問題が簡単と感じる子どもであっても、きらめきチャレンジはさっと解けません。

また、チャレンジ1年生の無料リクエスト教材「もっと思考力ワーク」(2023年からは「中学受験につながる 国語算数ワーク」)という、骨のある問題集ももらえます。かなり骨のある問題集です。

参考までに1年生5月分の「もっと思考力ワーク(現:「中学受験につながる 国語算数ワーク」)」の一例。幼児期から家庭学習をしていない場合、まだひらがなの読み書きもおぼつかないであろう1年生の5月の時点で、自分の考えをしっかりと文章化するような設問がたくさん。

その他にも、会員専用のページ内で国語・算数の応用問題無料プリントをダウンロードして、取り組むこともできますよ。つまり、チャレンジ1年生(紙)では教科書レベルの基礎問題をメインに応用問題にも挑戦可能。様々なニーズに応えている通信教育教材なんです。

チャレンジ1年生(紙)のコンテンツを最大限に利用するならば、自宅にA4対応プリンターがあると便利。チャレンジだけでなく、無料プリントを活用して家庭学習を進めるならば、A4対応プリンター導入検討しましょう(モノクロ印刷のみプリンターで充分)
チャレンジ1年生(紙)のメリット5:オンラインライブ授業でオンライン学習もできてお得!

チャレンジ1年生(紙)では、月1~2回程度の頻度でオンラインライブ授業を実施しています。もちろん追加料金不要。さらに、事前予約・顔出し・声だし不要なので、気軽に受講できますよ。自宅のパソコンやタブレット端末などからアクセスできます。

顔や声は出しませんが、授業中にアンケート形式で答えを送ることはできます。答えを送ったら、全国のオンラインライブ授業受講者がどの答えを選択したのかパーセンテージ表示もされるため、臨場感もあって楽しいですよ。授業はチャレンジらしく、先生がフレンドリーですし、途中コラショ(キャラクター)も出てきて飽きません。

無料でオンラインライブ授業が受講できるなんてお得すぎます。しかも、他学年のオンラインライブ授業も視聴できるので、先取り・後戻り学習もできちゃいます。チャレンジを受講していて本当に良かったと思います。

チャレンジ1年生(紙)のネガティブな口コミを検証!
ここからは、SNSやリアルでもよく聞くチャレンジ1年生(紙)のネガティブな口コミを実際に1年間受講した観点から検証します。
チャレンジネガティブ口コミ評判①:教材が多すぎて取り組み切れない
A:確かにその通り。ただし、メイン教材すら取り組めないなら生活スタイルの見直し必須。
チャレンジ1年生(紙)でよく言われているのは「教材が多すぎて取り組み切れない」という点。これは実際に受講していて「確かにその通り」です。参考までに、チャレンジ1年生(紙)の主な教材を下記表に示します。
教材内容 | |
【進研ゼミ小学講座】(紙) | ・メイン教材 ・添削問題 ・わくわくサイエンスブック ・保護者通信 ・無料リクエスト教材(思考力系ワーク) ・副教材(ほぼ毎月) ・1,000冊いつでも読める電子図書館 ・4技能別 Challenge English ・AI国語算数トレーニング ・オンラインライブ授業 ・実力診断テスト(年3回) ・漢字計算WEB(無料プリント) ・国語算数応用WEB(無料プリント) など |
チャレンジ1年生(紙)を1年間受講していても、把握しきれないほどのコンテンツがあります。我が家でもいくつかノータッチで活用してないものもありますね。

ただし、メイン教材と添削問題は取りこぼしなく完遂できました。すでに記事内でもお伝えしていますが、メイン教材は毎月国語・算数各15回分、1教科1回あたり約15分で終わる内容(1年生なので実際はもっと早く終わる)。添削問題(1回分)も20~30分で終わります。つまり、1日30分程度家庭学習の時間が取れれば、チャレンジ1年生(紙)をしっかりとこなすことができるのです。
共働き世帯では、学童の勉強時間内にチャレンジ1年生(紙)を取り組んでいるケースもあるようです。厳しいことを書きますが、1日30分程度の家庭学習時間も取れないようであれば、チャレンジ以外の教材もこなせません。
放課後取り組めないのであれば、朝早めに起きて家庭学習の時間にあてるなど、生活スタイルの見直しは必須な状態と言えます。
チャレンジネガティブ口コミ評判②:副教材ばかり目が行きがちで教材には取り組んでくれない
A:副教材も勉強になるものが多いので良し。教材の取り組みは保護者の働きかけ必須。
チャレンジ1年生(紙)では、メイン教材の他に面白そうな副教材もたくさん。

ただし、学校の学習につながるような勉強要素のある教材がとても多いため、たとえ副教材ばかりに目がいきがちでも良いのではないか。というのが個人的な意見です。

メイン教材への誘導は保護者が働きかけるしか方法はありません。これはどんな教材でも同じことが言えます。チャレンジのメイン教材は、他社のものと比べて比較的子どもウケしやすくはなっていますよ。誘導する難易度はさほど高くないはず。

我が家の息子は毎月のようにチャレンジの到着を待ち望んでいます。メイン教材・副教材共に相性が非常によく、スムーズに教材へと入ってくれます。子どもとの相性が良ければ、最高の通信教育教材ですね。
チャレンジネガティブ口コミ評判③:チャレンジ1年生は簡単すぎる
A:これについては完全にウソ。メイン教材は基礎的な内容が多いものの応用問題も掲載されている。さらには中学受験を視野に入れる子のための難しめの教材「考える力プラス講座」も存在する。
チャレンジのイメージ戦略からか「チャレンジは簡単すぎるから意味ない」という口コミ評判はちらちら聞きますよね(私の周りでも聞きます)。
すでに文中でも触れていますが、メイン教材でも思考力が問われる応用問題は必ずありますし、年3回の実力アップテストは公立小のカラーテストよりも難しめ。無料リクエスト教材「もっと思考力ワーク」(2023年からは「中学受験につながる 国語算数ワーク」)も教科書以上の設問ばかり。

別料金にはなりますが、中学受験を視野に入れているご家庭にぴったりなオプション講座「考える力プラス講座」(単体受講も可)は、骨のある問題が並んでいます。
つまり、チャレンジ1年生(紙)は、基礎+応用ともに盛りだくさんな通信教育教材。決して簡単すぎることはありません。
なお、同じく教科書準拠系の小学生向け通信教育教材「小学ポピー」と内容比較したところ、チャレンジ1年生(紙)の方が応用問題が多い印象でした。

チャレンジ1年生(紙)は、そこそこの成績だけど今一歩抜けきれない子がクラストップ層に肩を並べたい!なんてニーズにぴったりな教材です。そもそも学校の授業に追いつくのが難しい子にチャレンジ1年生(紙)は難易度的にはミスマッチかも。
チャレンジネガティブ口コミ評判④:料金が高すぎてコスパに見合わない
A:完全にウソ。コンテンツの豊富さを考えるとむしろコスパ最強。
チャレンジ(紙)を受講する場合の月額料金(毎月払いの場合)は、以下の通り。
月額料金(税込・毎月払いの場合) | |
【進研ゼミ小学講座】(紙) | 小学1年生:4,020円 小学2年生:4,320円 小学3年生:5,320円 小学4年生:5,590円 小学5年生:6,710円 小学6年生:7,150円 |
小学1年生は月々4,000円位、小学6年生に至っては7000円位なので、決して安いとは言えない価格設定(とはいえ、通塾するよりは遥かに安いんですが……)。チャレンジはコスパに合わないと思ってしまいますが、すでに文中でも触れているコンテンツの豊富さを加味すると、むしろコスパ最強です。
教材内容 | |
【進研ゼミ小学講座】(紙) | ・メイン教材 ・添削問題 ・わくわくサイエンスブック ・保護者通信 ・無料リクエスト教材(思考力系ワーク) ・副教材(ほぼ毎月) ・1,000冊いつでも読める電子図書館 ・4技能別 Challenge English ・AI国語算数トレーニング(先取り学習可) ・オンラインライブ授業 ・実力診断テスト(年3回) ・漢字計算WEB(無料プリント) ・国語算数応用WEB(無料プリント) など |
チャレンジネガティブ口コミ評判⑤:退会しにくく勧誘が激しい
A:他の通信教育教材と変わらない。勧誘具合も普通。
チャレンジ1年生(紙)を退会するには、電話連絡しなくてはいけません。その電話がつながりにくいんですが、これは保険会社やら役所やらに問い合わせしても同じ。チャレンジだからどうこうの話ではありません。
そして、退会する時はある程度引き止めもありますが、これも「退会します」の一点張りで通せば、そのまま退会できます。一昔前とは違って勧誘はきつくありません。他企業と同等レベルです。

我が家ではこどもちゃれんじ時代にいったん退会していますが、勧誘はよくある程度の引き留め程度でした。ある程度の引き留めは企業(の仕事)として当然のことなので、消費者側は深刻にとらえないようにしましょう。引き留めに応じず「退会します」と言えば、スムーズに退会できます。

チャレンジ1年生(紙)1年間受講の効果で成績向上につながったか検証!
結論から言えば、チャレンジ1年生(紙)は成績向上につながったと思っています。
その理由は以下の通り。
- 通知表は「できる」のみで最高値
- 自治体の実力テストは国語算数ともに正答率100%
- 漢検10級一発合格
我が家の息子は地頭が決して良くなく、幼稚園児のころは「小学校の授業についていけるのか」と心配になるほど。けれど、チャレンジ1年生(紙)をメインに毎日コツコツ家庭学習をしていたら、上記の成果が出ました。

幼稚園児ころは同級生に「幼い」と揶揄されることが多々あったので、本当に心配は尽きませんでした。保護者目線からも同級生よりも全体的に幼くて心配だった息子……。
通知表は「できる」のみで最高値に

1年生の通知表。1~3学期にすべて「できる」に丸で「もう少し」はひとつもつきませんでした。個人面談でも(勉強については)大変良いと先生から太鼓判。少なくとも学校の勉強で気になる点はなかったようです。
自治体の実力テストは国語算数ともに正答率100%

息子が通う公立小では、自治体主催の実力テストがありました。私もその学力テストの内容を確認しましたが、普段のカラーテストよりも難しく、算数に至っては記述式の問題も。応用問題は学校の授業を理解しているだけでは解けないものもありました。
後々、自治体が出してる学力テストのデータを確認したところ、テストを受けた子の正答率はかなり低くて、応用問題については40%くらい。息子は応用問題含めて全部正解。チャレンジ1年生(紙)を中心に家庭学習を進めるうちに、教科書以上の実力がついていたのでしょう。
漢検10級一発満点合格

1年生の漢字が理解できているか確かめるためにも、漢検10級に挑戦してもらいました。

結果は合格。漢検10級の対策は過去問くらいしかしていませんが、漢字についてもしっかりと覚えられたようです。

後日、漢検10級満点合格だったことが判明しました。

漢検10級満点合格については、チャレンジ1年生(紙)受講効果ではないかもしれませんが、学校・宿題以外でも漢字を書く機会があったことで、漢字の定着率があがったのでしょう。

おまけ:チャレンジ1年生は紙とタブレットどっちがおすすめ?
チャレンジ1年生では、従来の紙媒体・タブレット端末を介して学習を進める「チャレンジタッチ」があります。個人的にはチャレンジ1年生紙媒体推しです。理由は以下の通り。
- 学校の授業やテストはほぼ紙媒体なので家庭学習も紙媒体の方が良い
- チャレンジタッチでは答えを間違えても総当たりで正解になって先に進んでしまう→子供がズルしやすい→学習内容が身につかないのではないかといった懸念

チャレンジタッチのメリット(教材がかさばらない・保護者の丸付けが不要など)については、探せばすぐに口コミ評判が出てきますので詳しくは割愛しますが「学習効果」「成績の向上」の観点では、断然チャレンジ1年生(紙)の方がおすすめです。
まとめ【効果検証】チャレンジ1年生(紙)1年間受講した結果
- 学習習慣が身に付いたので毎日家庭学習するのが当たり前に
- 通知表はすべて「できる」に丸がついた
- 自治体の学力テスト(国語算数)はノーミス
- 漢検10級満点合格
- チャレンジ1年生(紙)は成績向上に一役買ったのは間違いない
- デメリットよりもメリットが上回った
