
このブログでは、受験研究社が出版している「小3標準問題集 国語」をレビューします。
教科書や学校で習っている勉強よりもやや難易度の高い問題を求めている家庭に、おすすめなのが受験研究社の「標準問題集」。標準と聞くと教科書と同レベルと思われがちですが、本商品の口コミを調べてみると、標準とは思えないほど難しいというブログや、レビューコメントを多数見かけます。
我が家でも子どもが小学2年生の時に、受験研究社・標準問題集算数&読解に取り組みましたが、読解に限っては口コミ通りものすごく難しくて、びっくりしました。
小学2年生の標準問題集 読解とも比較しながら、お伝えします。
受験研究社:小学3年生の国語ドリルラインアップを紹介

受験研究社では国語のドリル・問題集を多数出版しています。3年生から使用できる、受験研究社出版国語ドリルの一部を紹介します。
自由自在国語は参考書ですが、問題も収録されているので、取り上げました。今回レビューする小3標準問題集 国語は同社が出版している問題集・ドリルの中では難易度は下位。ただし、受験研究社のドリルは全体的にレベルが高く、公式で「基礎や普通」と表記されていても、教科書ワーク・公文・学研の問題集・ドリルよりも難易度が高め。
小学3年 標準問題集 国語の体験ブログレビュー

標準と名前がついていますが、国語に限っては難易度が高くて難しいと口コミで言われている1冊です。2024年2月から表紙デザインが一新。内容や問題集のレイアウトについては、さほど変わっていなません。

ステップ1~ステップ3まで問題のレベルが分かれていて、ステップ3になると応用問題が多くなります。

ただし、国語に限ってはステップ1とステップ3の難易度に差を感じませんでした。出題方法の種類が異なる印象です。どのステップであっても、子どもによってつまづきは異なると思います。

3年生の勉強の前に2年生の復習がもうけられていますが、決して簡単ではありません。漢字は書き順までしっかり覚えていなければ正解はできませんし、国文法に関してもこんなに詳しく授業で習ったのだろうか?思わなくもありませんね。

3年生の漢字や文法も結構踏み込んだ内容が出てくるので、標準とは思えない難しさです。本書は3年生の勉強をある程度先取りかつ理解しているレベルで取り組まないと、ほとんど正解できないでしょう。同じ教科書+αのドリルでも学研や公文とは難易度が大きく異なります。
標準問題集 読解との難易度比較

標準問題集には国語と読解力と国語系は2種類出版されています。読解力は名前の通り、読解問題のみで、文法や漢字関連問題は掲載されていません。

では、国語と読解力は読解問題どちらが難しいのか気になりますよね。公式HPをみても、難易度レベルが同じだったので同レベルと思う人が多いと思います。
我が家では読解力2年生と国語3年生に散り組みましたが、個人的な主観として読解力の方が読解問題は難しい印象。標準問題集国語の読解問題も難しいですが、段落分けや始めの4文字抜き出しなどテクニックや慣れで乗り越えられる問題が多め。
一方、読解力は問題文の書かれていない部分はどの言葉があてはまるのか?この時の作者はどのような心境で書いているのか?など文中には書いていない、裏まで想像しなければ解けない難問が見受けられました。標準問題集 国語にも多少はありますが、読解力の方が圧倒的に察する系の問題が多め。また、問題文自体も長くて小難しい内容も多数。
小学3年 標準問題集 国語のいいところ
小学3年 標準問題集 国語を実際に取り組んで、良かったと感じるのは下記の2点です。
- 問題数が多い
- ひねくれた問題が少ない
標準問題集 国語の利点:その1 問題数が多い

本書は154ページと一見すると普通のドリルと変わらない分量ですが、1ページ当たりの問題数がぎっちり。特に文法や漢字など暗記系分野は見開きで50問程度のページもあります。問題数が多いため、1冊終えるころにはかなりの実力がつきました。
標準問題集 国語の利点:その2 ひねくれた問題が少ない

本書は中学受験に出題するような奇想天外な問題は少なく、ストレートに難しい内容がほとんどです。上の学年や中学生になったら多く出題される、指示語がさしている語句の抜出や同じ意味合いの形容詞など覚えたり、理解するのが大変の問題が多く出題されます。
小学3年 標準問題集 国語のいまいちなところ
小学3年 標準問題集 国語を実際に取り組んだ、いまいちなところは下記の2点です。
- 解説が詳しくない
- 納得できない答えがある
標準問題集 国語のイマイチなところ:その1 解説が詳しくない

標準問題集の答えは解説がそこまで詳しくはありません。また、全問に対して解説があるわけではないため、答えを見るだけではイマイチ理解しきれないことがあります。
標準問題集 国語のイマイチところ:その2 納得できない答えがある
これも先ほどの「解説が詳しくない」に近い内容ですが、答えを見ていも納得できない問題がたまにあります。特に段落分けなど、どちらかというとこっちだろうと思っても、解説がないため納得できずモヤモヤした感じで終わることもしばしば。本書を購入したほかの口コミでも、答えが納得できないことがあるというコメントを見かけました。
小学3年 標準問題集 国語の口コミまとめ
「小3標準問題集 国語」の口コミをAmazonからまとめてみました。
このドリルに関しては先取り学習向きではないように感じました。もっと基礎的なことから学べる学研のドリルをやってからこちらのドリルをやろうと思います。基礎がわかってて使用する分には十分な内容ではないでしょうか。
引用元:Amazonカスタマー
本書の中の言葉の意味、熟語などはまれに小学生用の国語辞典にも記載がない言葉が出題されており、国語より算数が得意な息子にとっては、『標準』問題集ではなく、結構ハイレベルな内容かと感じました。学校では出てこない問題が多く出題されているので、教科書以上のレベルを求める方におすすめです。
引用元:Amazonカスタマー
全体的にハイレベルで難しい、基本ができて当たり前のドリルという声が出ていますね。ネット上での口コミでも標準とは思えない、というコメントを多く見かけました。我が家の子どもは国語が得意で、学校のテスト100点当たり前ですが、本書に限っては結構間違えます。本人に聞いても、難しいとしきりに言っていますね…
小学3年 標準問題集 国語のおすすめな小学生
- 国語に関する問題を数多くやりたい小学生
- 難易度の高い国語の問題を求めている
- 小学3年生の国語の基礎は完璧にできている
本書は標準とのことですが、難易度としてはハイレベルです。そのため、学研や公文などの基本レベルの国語問題集が完璧にできてから取り組むことがおすすめ。予習にはあまり向いていない教材と言えるでしょう。