上の子がこどもちゃれんじを受講し、かつ学年がさほど離れていないと、下の子のW受講は迷うもの。
毎月のようについてくるおもちゃ(知育玩具)の収納に困っているのに、下の子のも増えたら大変だし、教材もかぶるし…。
我が家はきょうだい2学年差ですが、下の子もこどもちゃれんじを受講しています。もちろんデメリットもありますが、それでも得るものが多いのでこどもちゃれんじ2人目W受講で良かったという感想です。
このブログでは、こどもちゃれんじ2人目受講時のデメリット体験談と、デメリットへの対処法をお伝えします。こどもちゃれんじ2人目W受講に迷っているご家庭の参考情報としてご活用いただければ。
こどもちゃれんじ2人目受講時のデメリットって何?
実際に我が家がこどもちゃれんじをきょうだいでW受講していて感じたデメリットは、以下の2点でした。
- 教材やおもちゃがかぶって収納が大変
- ほぼ同じ教材なのに費用がかかって無駄に感じることも
こどもちゃれんじに限らず、きょうだい平等にしていると、こんな問題はつきものですよね。
こどもちゃれんじ下の子W受講デメリット1:教材やおもちゃなどがかぶって収納が大変
こどもちゃれんじの学習カリキュラムや教材は、毎年ほぼ同じ。たまに大改革することもあります(例・2021年開始の「しまじろうクラブアプリのデジタルワーク」など)が、とにかくかぶります。
2024年はリニューアルでエデュトイが届く月が変更になったり、エデュトイ自体も若干仕様が変わっています。それでも、似ているものが多いためあまり変化は感じませんね。
ワークだけならまだしも、こどもちゃれんじはDVDやおもちゃがたくさん届くのも悩みどころ。2023年にDVDはなくなりましたが、エデュトイの内容は変わっていないため、おもちゃはたくさん増えます。
収納スペースの確保・工夫は必須なのです……。
以前、当ブログでこどもちゃれんじをやめた理由について独自アンケートを取った時にも「おもちゃが多くて収納に困る」との声が多数寄せられました。おもちゃの収納は、多くのご家庭で抱えるデメリットと言えますね。
こどもちゃれんじ下の子W受講デメリット2:同じ教材に費用がかかって無駄に感じる
文中でも何度かお伝えしてますが、こどもちゃれんじの教材は年をまたいでもほぼ同じ。教育の大改革でもない限り、大幅な変化はありません。
絵本やDVDの内容、ほとんど同じだわ……。
保護者視点では「同じ教材に、再び費用をかけるなんてもったいない」と感じてしまいますよね。意外と我が家の下の子は気にしていませんでしたが、お子さんによっては「前から知ってるから」とテンションも上がらず、受講しても無駄なのでは?
というのが、保護者目線。
さらに年齢を重ねるごとに講座費用が高くなるため、一人で十分ではと思ってしまいます。
こどもちゃれんじ2人目W受講したメリット
かさばるおもちゃに同じ教材、保護者目線では大きなデメリットです。それでも、2人目もこどもちゃれんじ受講してもメリットの方が上回りました。その理由は以下の通り。
- 自分専用の教材だから学習意欲が高まる
- 上の子が再び教材にふれる事でより複雑な学びを得ることも
- 物事を体系的に学べる
- 下の子供にとって不公平感を感じない
「教材がかさばって費用がもったいない」というのは、完全に保護者の都合だったのだと実感しています。
自分専用の教材で学習意欲が高まる
上の子の教材やおもちゃで遊んでいても、上の子が「これは自分のだから、あまり使わないで!」と怒ることがありました。例え、上の子が飽きたおもちゃであっても「これは自分のだから、壊さないでよ!」ときょうだいケンカになることもしばしば。
飽きたのなら、下の子の自由にさせてあげたらいいのに…とは思うんですけどね。
そんな事情もあって、下の子も「上の子のものだから自由に触れない」と感じるように。時は流れ、2年後にこどもちゃれんじから同じ教材が下の子に届きます。
下の子ももう飽き飽きしてるんじゃないかな……?
なんて心配をよそに、待ってました!とばかりに教材を使い倒してくれます。DVD(映像教材)についても内容はほぼ一緒なのに、じっくりとみてます。
上の子も「そうそう、そうだった」と一緒に観ていて、教材のかぶりは子どもにとってデメリットはあまりない様子。
我が家は2学年の差しかないため、興味の対象があまり変わらず、下の子の教材にもまだまだ興味津々。
上の子が再び教材にふれることで新たな発見・理解が深まる
こどもちゃれんじの教材やおもちゃですが、子どもの発達状況ではうまく取り扱えないこともあります。幼少期の学力は個人差が大きく、こどもちゃれんじの学習進度にあわないことも。
そんな子どもでも自分より学年が下の教材であれば、理解しながら活用してくれます。
上の子が受講した当時はうまくできなくて、すぐにお蔵入りしたこどもちゃれんじのおもちゃ。下の子受講時には教材の意図通りにさくさくと遊べて、さらに下の子に教材の使い方を率先して教える姿に、上の子の成長も感じました。そんなことが何度も!
下の子の教材で、上の子の自己肯定感もUPするというすばらしさ。
また、当時スルーしていたことも、下の子の教材がきっかけで学び直すことも。
下の子の教材で「おはしの持ち方」について絵本や映像で学ぶ教材がついていました。上の子の時もありましたが、ハマらずにスルー。
けれど、下の子の教材が届いた時には、上の子がおはしの持ち方を再認識しておはしをキレイに持つようになり、つられて下の子もおはしを持てるように。
こどもちゃれんじをきょうだいでW受講していて、上の子にもまさかの相乗効果が!
すべての教材から体系的に学ぶことで無理せず知識や学びが定着する
こどもちゃれんじのおもちゃはまだキレイに使える状態だし、ワークだけメルカリで購入した方がコスパが良いよね?
こどもちゃれんじ2人目以降での受講を考えるなら、こどもちゃれんじのワークだけあればいいやと思いがちですよね。
こどもちゃれんじをずっと受講しているからこそ感じますが、いきなりこどもちゃれんじのワークを渡しても体系的に学習できず、学ぶべきことが頭に入りにくい…。
こどもちゃれんじのワークは年長コース(総合コース)でも合計32ページ。さらに、特定の内容に特化しているわけではないため、演習量が足りません。したがって、こどもちゃれんじのワークだけ取り組んでいても、思ったような効果は出ないかも。
こどもちゃれんじは数ヶ月~1年くらいかけてじっくりと、えほんやワーク、おもちゃ、映像などでじわじわ学んでいくような学習カリキュラムになっていますよね。長年こどもちゃれんじを受講してるご家庭ならご存知とは思いますが。
たとえば「時計」の理解。こどもちゃれんじでは、半年以上、少しずつ、ゆっくりと学んでいくのです。DVDの映像だったり、毎月の絵本だったり、時計を覚えるためのおもちゃなど、無理なく習得を目指します。
飲み込みの早いお子さんには進度が遅く感じられますが「一を聞いて十を知る」タイプではない場合は、面倒でもこどもちゃれんじを受講して教材をフル活用した方が理解度は深まります。
上の子が受講していたことなど、下の子にとっては重要ではありません。楽しく受講できればいいんです。2人目もすべての教材から学んで正解でした。
下の子供にとって不公平感を感じない
上の子供のおさがりばかりだと、下の子供にとっては不公平を感じて不満に思うようになります。上の子だけやっていて、自分はやっていないのがずるいとなるのは間違いありません。教材の好き嫌いの前に上と下でかける手間や費用が異なると、子供に不満がたまるのでやめたほうがいいでしょう。
こどもちゃれんじ2人目W受講時のデメリットの解決策は?
こどもちゃれんじ2人目受講時のデメリットを解決するのはどうすればいいのか。考えうる対策としては以下の3点です。
- こどもちゃれんじのコース変更
- こどもちゃれんじのオプション教材で新鮮味を高める
- 2人目の気持ち優先で柔軟に対応
こどもちゃれんじのコース変更
上の子と教材内容が違うといいんだけど……
教材内容のかぶりに対するデメリットは、コース変更の検討をするとベターですね。
こどもちゃれんじ年長コースでは、コースが2種類あります。いずれのコースもお値段は同じ。
- こどもちゃれんじ総合コース・・・遊びながら学ぶ
- こどもちゃれんじ思考力特化コース・・・ワーク中心、難易度高め
重複したおもちゃは不要・下の子の学習状況が思いのほか進んでいるようであれば、こどもちゃれんじ思考力特化コースの方が適しています。
思考力特化コースは、勉強モード強めのコースなんです。 おもちゃは年1回しか届かず、ワーク中心。 向き不向きはありますが、子どもの特性が上の子と同じとは限りません。下の子のタイプが違うけれど、こどもちゃれんじ受講したい時にはぴったりですよ。
そして、こどもちゃれんじ年中・年長コースではタブレットコースもできています。ここ数年で大改革がなされているため、上の子とは違うタイプのコースを取るのもひとつの手ですね。※2022~2023年新設
また、あまり知られていませんが、こどもちゃれんじ年少コースも通園タイプ別に細分化されています。
- 保育園タイプ・・・すでに保育園や幼稚園に通っている子どもにおすすめ
- 3年保育タイプ・・・4月から保育園や幼稚園へ通う子どもや引っ越しで環境が変わる子どもにおすすめ
- 2年保育タイプ・・・もう1年家庭保育をする予定の子どもにおすすめ
えほんやキッズワークの内容が少々違います。上の子とは生活スタイルが違うようであれば、コース変更してみるといいかも。値段・難易度はいずれのコースも同じです。
コース変更することで、上の子と内容が変化し、保護者目線でも「同じじゃないから無駄じゃない」と納得感が出やすいです。ただし、0歳~2歳児向けのコースは1種類しかないため、あえて2歳までは下の子の受講はしないのもひとつの手。
こどもちゃれんじのオプション教材で新鮮味を高める
上の子とはまったく違う教材があるといいんだけど……
こどもちゃれんじでは1歳児向けコースから、有料オプション教材(こどもちゃれんじプラス)がありますよね。近年オプション教材が目まぐるしくリニューアルしていて、上の子の時にはなかったオプションコースも新設しています。
有料オプション教材 | |
こどもちゃれんじぷち | 知育プラス(月:税込545円) リズムダンスプラス (月:税込545円) 読み聞かせプラス (月:税込545円) |
こどもちゃれんじぽけっと | 知育プラス(月:税込545円) 表現プラス (月:税込545円) リズムダンスプラス (月:税込545円) 読み聞かせプラス (月:税込545円) |
こどもちゃれんじほっぷ | 知育プラス(月:税込545円) 表現プラス (月:税込545円) 読み聞かせプラス (月:税込545円) |
こどもちゃれんじすてっぷ | サイエンスプラス(2ヶ月に1回:税込1090円) 知育プラス(月:税込545円) 読み聞かせプラス (月:税込545円) |
こどもちゃれんじじゃんぷ | プログラミングプラス(月: 税込1090円) サイエンスプラス(2ヶ月に1回:税込1090円) 知育プラス(月:税込545円) 読み聞かせプラス (月:税込545円) |
まったく同じじゃつまらないので、オプション教材をつけて新鮮味を高めてみるのもあり。
とにかく2人目の気持ちを優先
「上の子のおさがりは嫌だし、見たことがある教材はやりたくない」というお子さんだっています。
そんな時はこどもちゃれんじにこだわる必要性はありません。こどもちゃれんじのW受講せず、別の幼児向け通信教育教材に目を向けたり、幼児教室へ通ったり、2人目の気持ちに寄り添うことが大切です。
もし我が家の2人目が「こどもちゃれんじ」を拒絶していたら、可愛らしい雰囲気の幼児ポピーに切り替えていたと思います。
こどもちゃれんじ2人目W受講まとめ
- こどもちゃれんじ2人目W受講のメリット
- 自分専用の教材だから学習意欲が高まり、すべての教材から体系的に学ぶことで無理せず知識や学びが定着する。
- こどもちゃれんじ2人目W受講のデメリット
- 教材がかぶり新鮮味がなく、かさばる教材の収納が大変。また、ほぼ同じ教材に費用が2倍かかる。
- こどもちゃれんじ2人目W受講のデメリット解消法は?
- コース変更したり、オプション教材をつけたりして、上の子とは違う教材にする。
こどもちゃれんじ2人目W受講か否かは、あくまでも2人目の気持ちを優先に。保護者の都合で、きょうだい間の差をつけるのは好ましくありません。