年長からはじめる通信教育5選。小学校入学に向けた家庭学習ならこれ！

年長からはじめるのにおすすめな通信教育教材、小学校入学に向けて学習を少しでもすすめておきたい人向けに紹介します。

小学校入学後、勉強が遅れる不安を持っている保護者に考えてほしいのが通信教育。費用負担が少ないながらも、小学校入学に向けて家で勉強をする習慣を身につけるきっかけにもなります。

小学校入学前から家庭学習を習慣化しておけば「宿題をする」というハードルがなくなるかもしれません。

このブログでは、小学校入学をひかえる年長におすすめの通信教育を特徴や受講者の口コミ、そして失敗しない選び方のコツをまとめました。参考情報としてご活用ください。

年長におすすめ通信教育3選＋α

当ブログ「ちいくぶ」では、年長向け通信教育を独自調査し、おすすめの通信教育を3選にまとめました。それ以外の先取りしたいご家庭や英語教育も合わせて紹介していきます。

年長におすすめ通信教育（1）：こどもちゃれんじじゃんぷ

出典：こどもちゃれんじ

幼児用通信教育でもっとも会員数が多いのがこどもちゃれんじです。おもちゃや映像教材など、ごちゃごちゃした感じはあるものの、子どもの興味を引き付けるのが上手な教材。まずは、学習習慣を身に着けたい、というご家庭にぴったりです。

ただし、こどもちゃれんじじゃんぷ（年長向けコース）は、今まで勉強は一切してこなかったというお子さんには内容が難しいと感じるかも。

たとえば、上記写真はこどもちゃれんじじゃんぷ4月号のワーク。そもそも「ひらがな」の読み書きがわかっていないと箸にも棒にも掛かりません。

もっと基礎的なことを学びたいのであれば、まずは「しまじろうの市販ワーク」を進めつつ、こどもちゃれんじじゃんぷの進度に追いついていくと良いでしょう。

うちの子はこどもちゃれんじすてっぷ（年中コース）10月号から、こどもちゃれんじへ入会。3ヶ月ほど「こどもちゃれんじは難しい」と感じていたそうですが、3ヶ月以降は「普通」と感じるようになり、楽しく組んでいます。

こどもちゃれんじは遊びから様々なことを学んでいくといった要素が盛り込まれているので、はじめて学習する子どもでも比較的スムーズに勉強へと入っていけます。

こどもちゃれんじじゃんぷの特徴

こどもちゃれんじじゃんぷでは、1年を通して学習習慣を身に着ける・小学校入学の準備をテーマに、小学生になるまでに身に着けたい、基礎的な学習に取り組んでいきます。文字の書き順などを学べる「かきじゅんナビ」や

また、2021年からはしまじろうクラブアプリ（無料アプリ）も加わり、デジタルワークもできるようになりました。紙の教材ワークと連動した問題が毎月90問配信。

おもちゃはいらないので、ワーク中心にしたいというご家庭は同じ値段で「思考力特化コース」に変更できます。

こどもちゃれんじの思考力特化コースは、数ある幼児向け通信教育教材の中でもハイレベルです。

小学校受験を考えるお子さんにもおすすめ。

こどもちゃれんじじゃんぷ受講者の評判

当ブログ「ちいくぶ」では、クラウドソーシングサイトを通じてこどもちゃれんじじゃんぷを実際に受講した保護者を対象にこどもちゃれんじすてっぷについてのアンケートを実施。受講者の評判をまとめました。

こどもとコミュニケーションをとる話題が増え、話す時間が長くなった。また、こどもが興味を持っていることに気づくことができ、教育面での活路を開くきっかけになったと思う。また、こども同士でも共通の話題になり友達作りにも役立ったと思う。

出典：ちいくぶ独自アンケート

子どもが自分からやりたいと言い始めたので試してみました。毎月届く教材をとても楽しみにしていて自分から進んで取り組む姿勢が身についたことです。

遊びの延長で取り組めるので勉強している、という感じではなく楽しんでやっているという感じがしました。

出典：ちいくぶ独自アンケート

送られてくる付録をすべて活用することが意外に大変でした。横で保護者が、一緒に見たり、読んだり、サポートしたりしなくてはいけないものが多いので、時間に余裕のある保護者でないとフル活用できないんじゃないかと思います。

出典：ちいくぶ独自アンケート

こどもちゃれんじは、イード・アワード2020通信教育幼児の部で「子どもが好きな通信教育」No.1という輝かしい受賞歴もあるほど、子どもウケする教材が魅力的。気が付いたら自ら学習へ取り組んでいたというクチコミも。その反面、バリエーション豊かすぎる教材を使いこなすのが大変というクチコミもありました。最大限に活用できれば、コストパフォーマンスは最高なのが「こどもちゃれんじ」です。

年長におすすめ通信教育（2）：幼児ポピーあおどり

出典：幼児ポピー

幼児ポピーあおどり（年長コース）は月1425円とリーズナブルな価格で、可愛らしいワークやドリルが送られてくる教材です。

さらに、2021年度10月号からは新デジタル教材「英語アニメーション」「プログラミングゲーム」が登場し、小学校からはじまった英語やプログラミングの準備もばっちりできますよ。

幼児ポピーあおどりの年間カリキュラムによると、4月号は「ひらがな」の書きからはじまります。他社の幼児向け通信教育教材と比較しても、学習の難易度としては低めに設定されていますので「はじめての教材」に適していますよ。

幼児ポピーあおどりの特徴

幼児ポピーあおどりは知育ワーク（34ページ） 、知育ドリル（42ページ）、特別教材、保護者冊子が毎月届きます。ページ数だけを聞くと「忙しい我が家では取り組めないのでは」と感じるかもしれませんが

シールワークや選択式問題なども多く、1問終えるのにさほど時間はかかりません。土日だけでも充分こなせる量です。「あまり時間が取れない」というご家庭でも、積み勉せずにすみますよ。

幼児ポピーあおどりは、余計な付録はほとんどつきません。「あまり時間がなく、一点集中したい」という生活スタイルならば、幼児ポピーがおすすめです。

幼児ポピーあおどり受講者の評判

当ブログ「ちいくぶ」の独自アンケートの中から、幼児ポピーあおどり受講者の評判をまとめました。

子供が取り組みやすいページ数で、ひらがなや数字、迷路や工作などが、1〜2の冊子の中に収まっているのでシンプルです。他の通信教材になると、沢山の付録があったりカラフルなテキストだったりと親の目にはゴチャゴチャなのでこのシンプルさが良いと思いました。

隣で一緒に見ているのですが、それぞれのページに親がどのような声掛けをしたらいいか、どのように考えさせればよいか書いてあるので参考になります。また月1100円で受講できるので兄弟皆の分取り寄せても家計をそこまで圧迫しないところも良いです。

出典：ちいくぶ独自アンケート

小学生になる前に机に向かって勉強をするという習慣をつけたくて年長の秋ごろからスタートしました。

金額もお手頃でシールなどを使って楽しく学べました。毎月営業の方が集金にくるのですが、その際にもらえるスタンプがお気に入りでした。

出典：ちいくぶ独自アンケート

簡単すぎるのであっという間に一か月分のが終了してしまうのがネック。今日の分と決めてやらないともたないので計画性が必要だし、この程度なら市販品をいくつか買ってきての方がよいのではないかとも思ったりもする。

出典：ちいくぶ独自アンケート

ちいくぶ独自アンケートのクチコミでは「営業の方が集金に～」とありますが、地域により異なります。ポピーは地域別に担当者がいる「地域密着型」の通信教育教材で、入退会の手順なども違う場合も。ちなみに、我が家は入退会・お金関係は全てネット上で完結していました。教材はポスト投函でしたよ。

年長におすすめ通信教育（3）：ドラキッズオンライン

ドラキッズは小学館が運営している幼児教室で35年以上歴史があります。オリコンが実施した、2020年の知育満足度ランキング幼児教室部門でドラキッズは1位を受賞した実績も。

「ドラえもん」という強力なキャラクターに頼るのではなく、学習カリキュラムがしっかりとしているからこその満足度ランキング1位獲得なのでしょう。

ドラキッズの授業をオンラインで受けられるのがドラキッズオンライン。2021年春よりスタートした新しい通信教育です。授業はZoomでおこない、探求心を育むことを目標として先生や友達の話を上手に聞いて伝えることを鍛えるコンセプトになっています。子どもだけでも進められる授業内容なんですよ。

ドラキッズオンラインの特徴

ドラキッズオンラインの年長コースでは、「もじ・かず・ことば・かたち」などのドラえもんやまめドラなどかわいいキャラクターと共に小学校の基礎を学びます。月1回紙のワークが届きますよ。

ワークとは別に、Zoomでの授業は1回40分・週1回で月3回まで受講可。Zoom授業はグループで行います。知識にまつわる勉強だけでなく、自然や社会など生活習慣についてもカリキュラムが組まれているのも面白い点。

授業終了後には、保護者向けのアドバイスタイムもあり、至れり尽くせりなんですよ。

幼児教室へ通うと月3万位飛んでいってしまいますよね。そう考えると、ドラキッズオンラインは破格の安さ！

先取り学習編：公文式通信学習

子どもの理解度に合わせてどんどん先取り学習を進めたいのならば、公文式通信学習が適しています。

公文通信学習では、教室に通わず、公文の教育を自宅でできることが特徴です。教室への送迎なしなので、ラクチン。連絡帳や採点結果を担任の先生とやりとりしながら学習するスタイルになってますよ。

公文式は向き不向きはあるものの、子どもがハマればどんどん先取りできて、小学校の勉強には困りません！

学習済みのプリントを毎月1～2回決められた日までに郵送し、担当の指導者が､採点･指導をして連絡帳にアドバイス。子どもの学習状況にあわせて新プリントが送られてくるといったサイクルです。

公文式通信教育の特徴

公文式通信学習は子供の学習進度に合わせて、教材をプロが吟味して送ってくれます。オーダーメイド学習ができるのが嬉しいですね。

幼児期の学習状況って本当に個人差が大きいところなので、難易度が適している教材ってありがたいですよね。

ただし、採点結果を確認して返送されるまで2週間程度タイムラグがあるのが、少し残念なところ。

年長向け通信教育・目的別選び方

年長向けの通信教育教材を紹介してきましたが、ご家庭によって適している教材はそれぞれ。ここから先は、以下のケース別にどの通信教育教材が適しているのか、当ブログ「ちいくぶ」の結論を解説します。

雑学から小学校入学準備まで幅広く学びたいならこどもちゃれんじじゃんぷ

単なる勉強だけでなく、雑学や生活様式など幅広く学んでいけるような教材を求めているなら、 こどもちゃれんじじゃんぷ が適しています。

こどもちゃれんじはワークやドリルなどの紙媒体だけでなく、デジタルワークやゲーム感覚で学べる知育玩具など幅広い教材が魅力的です。

知育玩具で遊んでばかりで勉強が身につかないのではないか？

上記のような不安を持つ印象もありますが、我が家はこどもちゃれんじじゃんぷで多くの学びを得ることができました。

例えば、こどもちゃれんじじゃんぷを受講から半年たつ頃には…

また、こどもちゃれんじがきっかけで、市販ワークにも意欲的に取り組むようになりました。得意な国語については、苦戦しながらも小学校低学年の文章読解までするように。

こどもちゃれんじを介して、勉強の習慣が身につき、学習意欲がどんどん高まるようになったのは、嬉しい誤算でした。

こどもちゃれんじさまさまです！我が家ではこどもちゃれんじ→進研ゼミ小学講座へと継続受講する予定です。

教材難易度が低くてとっつきやすいのは幼児ポピーあおどり

幼児ポピーあおどりは、他の通信教育と比較するとやさしい問題が多い教材です。シールワークも多く、まだ文字がうまく書けないお子さんでも取り組みやすいんですよ。また、教材はフルカラーで可愛らしいキャラクターが描かれていますので、子どもがとっつきやすいんです。

やさしい問題が多いとはいえ、幼児ポピーあおどりの年間カリキュラムによると、ひらがなやカタカナの読み書き、数字の大小、時計の概念など、小学校入学前に抑えるべきところは、抑えられていますので充分ではないでしょうか。

普通の公立小学校への入学するならば、幼児ポピーあおどりの範囲内を理解するだけで◎

小学校の授業形式にも慣れたいならドラキッズオンライン

うちの子が、おちついて授業を受けられるか心配だわ…。

今まで遊び中心だった保育園やこども園、幼稚園から、勉強中心の小学校へ進学するのは心配なもの。いきなり長時間勉強する環境へと送り込まれる子どもの中には、戸惑ってしまうケースも。そして、すでに学習塾に通っている子ども達との「差」も気になるところですよね。

文部科学省の「子どもの学校外での学習活動に関する実態調査報告」によると、 小学校入学前に学習塾に通い始めた割合が17.7％も。小学校になると「学校での授業についていけないから」と学習塾へ入れる家庭も増えるのだとか。

周りの子との差も気になるけど、通塾は金銭的・肉体的ともに負担が大きい…。小学校のスタートダッシュにも遅れたくないけども…。

という悩みを持ったご家庭では、ドラキッズオンラインがおすすめ。

ドラキッズオンラインでは、専門の講師が週1回オンラインで授業を行いつつ、毎月届くワークでも勉強していきます。オンラインながらも授業形式に慣れたい、学習においても遅れを取りたくない、といったニーズを求めているならば、ドラキッズオンラインの方が適しているといえるでしょう。月額6600円（税込）とリーズナブルなのも経済的ですね。

年長のおすすめ通信教育比較表

最後に、年長向け通信教育教材選びのコツをお伝えします。

年長向け通信教育教材選びのコツ

年長向けの通信教育教材を選ぶポイントは、以下の2点です。

学習到達点はどこなのか

通信教材を選ぶにあたり、学習到達点をどこに定めるかを考えてみてください。

他にも色々あると思いますが、学習到達点によって、適している教材は異なります。中学受験は考えておらず、小学校入学までに必要最低限の学習が進めが良いのであれば、難易度の高い教材は不要。

文中でもお伝えしていますが、問題がやさしいながらも小学校入学への準備ができる幼児ポピーで充分事足ります。教育熱心なご家庭を参考に、幼児教室や塾に通わなくても大丈夫です。

ちなみに、このブログ「ちいくぶ」は、前者かつ学校の勉強に困らない・遅れないようにしたい、家庭学習ライト層のブログです。もし、この記事を読んでいるあなたが、家庭学習ライト層であれば、ちいくぶを熟読していただければと思います！

子どもと教材の相性重視！

年長さんともなれば、多少なりとも本人の意思があるものです。保護者の独断で取り組む教材を選ぶのはやめましょう。

一口に「幼児向け通信教育教材」といっても、学習カリキュラムや教材の難易度、雰囲気など、違います。 まずは気になっている教材を事前に資料請求や無料お試しするなどして、子どもと教材の相性をチェックしてみてください。

ちなみに、我が家ではお試しなしでZ会幼児コースへ入会して失敗しました…。

年長向けおすすめ通信教育・まとめ

年長向けおすすめな通信教育教材の紹介でした。

内閣官房教育再生会議委員や大阪府教育委員長なども務めたことのある隂山英男先生は「小学1年生は学力において生涯で最も大事な一年。」と述べています。

小学校入学後にくじけないためにも、年長のうちにしっかりと学習習慣を身につけたいもの。手軽にはじめられるのが「通信教育」なのです。子どもと相談しながら、子どもに合った教材選びをしてみてくださいね。

年齢別おすすめ通信教育（幼児）をチェック！