
小学校でパソコンが1人1台貸し出されるようになってから、子供とインターネットの距離は急速に縮まっています。
では、実際に子供たちはインターネットを使ってどのようなことをしているのでしょうか。
調べてみると、1位が動画を見る、2位がゲームをする、3位が勉強をする、4位が調べ物をする、5位が絵を描くという調査結果もありました。そこで今回は、我が家の小学5年生の息子と小学3年生の娘が、普段どのようにインターネットを利用しているのかを聞き取り、独自にランキングを作ってみました。
ちなみに、我が家では子供2人とも中古のマイパソコンを使用しています。
小学生がよく使うネットランキングTOP5
今回のランキングは2026年11月時点という形にします。というのも2ヶ月前や3ヶ月前だと若干ランキングが上下するので。子供の流行ははやいので、頻繁に順位は入れ替わります。ただし、1位から5位の内容が入れ替わるといった印象です。
1位:無料ゲーム
最近は2人とも無料ゲームで遊ぶ時間が長くなっています。というのも、学校でロブロックスが流行していて、その話を聞いてから自分たちで登録して遊び始めたからです。
登録する際には、危険性や問題がないか、間違えて課金してしまうような設定になっていないかなど、親も一緒に確認しています。
ちなみに、ロブロックスを始める前は、AIに教えてもらった無料ゲームを遊んでいました。ただ、その頃はそれほどプレイ時間も長くありませんでした。ロブロックスを始めてからは、一気にこちらに傾いています。
なお、ロブロックスは兄妹で一緒に楽しむこともあります。
「ねぇ、今どこら辺にいる?」
「あいつ倒した?」
「もう死んだし。最初からやり直し」
こんな会話をしながらプレイしていることも多いですね。
2位:動画(YouTube・TVer・Amazonプライム)

現在は動画視聴が2位です。ただし、夏休みは圧倒的に1位でした。というのも、夏休み中はAmazonプライムビデオでアニメを片っ端から見ていましたからね…。
現在は兄妹によって見ている内容が若干異なります。主な視聴内容をまとめてみました。
YouTube
- 息子:クソゲーのプレイ動画、AIで作ったゲーム動画、AIのおもしろ動画、「最新装備200人vs古代ローマ人1万人」といったシミュレーション動画など
- 娘:ずんだもん系、ドラえもんの豆知識、音楽ライブ映像
娘はMrs. GREEN APPLEやYOASOBIをよく視聴しています。本人いわく、かっこいいそうです。最近の息子は映像授業 Try ITをみながら「トライの理科まじでわかりやすいんだけど。すごくね」と言っています。
TVer
- 決まったバラエティ番組を毎週視聴
- つまらない企画はすぐにスキップ
- 1.5倍速で視聴
- 2時間番組でも1時間程度で見終わることがある
- 企画自体が面白くなさそうなら、番組を見ない
TVerでは毎週決まった番組しか見ません。それ以外の番組も試しに見たことはありますが、しっくりこなかったようで、途中で見るのをやめてしまいました。
よく見ているのは「水曜日のダウンタウン」「仰天ニュース」「突破ファイル」などです。
ちなみに、ひな壇のトークはほぼ全部飛ばします。とにかく見終わるのが早いんですよね。
さらに面白いのが、子供たちは「水曜日のダウンタウン」のダウンタウンが何を意味しているのかすら知りません。出演者が誰なのかも名前を覚えていませんし、覚える気もまったくないようです。時代ですかね……。
また、息子はTVerよりもAIを利用している時間の方が圧倒的に長いです。TVerを見るのは基本的に週末だけ。基本的にはテレビ番組を見る時間よりも、AIと会話したりゲームを作ってもらったりする時間の方が楽しいようです。
Amazonプライムビデオ
- 見るのは基本的に決まったアニメ
- 過去には「ライアーゲーム」「幼女戦記」「チ。」「俺だけレベルアップな件」「炎炎ノ消防隊」などを視聴
- 現在は特に決まった作品はない
現在は見たいアニメを一通り見終わってしまったため、ほとんど利用していません。夏休みに立て続けに見てしまいましたからね。
ちなみに、現在の動画視聴の割合はYouTubeが約7割、TVerが約3割です。
ただし、TVerについては惰性で見ているところもあるようで、なくても特に困らないといった印象です。
3位:AI
- 主にGeminiを利用
- ニュースを教えてもらう
- 気になったことや趣味について質問する
- ゲームを作ってもらう
- 普段の情報収集にも活用
子供たちは気になったことや自分の趣味についてAIに尋ね、何度も会話を繰り返しています。特に息子はAIをかなり活用しています。例えば、YouTubeでAIに作ってもらったゲームの動画を見ると、自分でもAIにゲームを作ってもらって遊んでいます。
また、合唱祭が近づいたときには、AIに自分の歌声を聴かせて確認することもありました。このように、単に分からないことを質問するだけでなく、遊びや学校の活動にもAIを取り入れているようです。
ちなみに、AIの回答については「いい加減なこともある」と言いながら、普段は「AI君」と呼んで利用しています。
なお、我が家の子供たちはChatGPTではなくGeminiを主に使っています。その理由は、Geminiの方が利用制限が少ないからだそうです。画像を作ったりゲームを作ったりすると、ChatGPTはすぐに利用制限に達してしまうとのこと。私たち親はChatGPT派なのですが、子供たちは使い勝手を優先しているようです。ちなみに、親からするとGeminiは少々イエスマン気味に感じることもあります。
4位:タイピングコロシアム
子供たちは、時間が空いたときにタイピングコロシアムを使っています。ランキングやほかの人との競争ができるのが楽しいそうです。
現在の打鍵数は下記のような感じです。
| 利用者 | 1分間の打鍵数 |
|---|---|
| 小5の息子 | 300打鍵 |
| 親 | 200打鍵 |
| 小3の娘 | 120打鍵 |
親よりも息子の方が速くなっています。
息子は小学3年生からタイピングコロシアムを始めましたが、気が付いたらかなり速くなっていました。最初は指一本で恐る恐る打っていたんですけどね。
娘も小学3年生から始めました。最初は20打鍵くらいだったのが、1年もたたないうちに120打鍵まで上達しました。
実際に文章を入力するのとタイピングゲームでは異なる部分もありますが、パソコンを使う機会が多いので、遅いよりは速い方がいいと思っています。
5位:Google検索
- 時々Google検索を利用
- 以前より利用頻度は少なくなった
- AIに置き換わっている部分が大きい
- 詳しく知りたいときは検索結果からウェブサイトを探す
最近では、Google検索をほとんど使っていないようです。分からないことや気になることもAIに聞く機会が増えているため、以前より検索することが少なくなっています。実際には、YouTubeやTVer、ロブロックスなどを開くときに検索していることが多いようです。なぜかブックマークを使わないんですよね……。一度登録しておけば簡単に開けるのに、毎回検索から入ろうとします。
ランキング外:WordやBlenderで創作活動

- Wordで自作小説を書く
- Blenderを使って3D画像を制作する
- パソコンのトップ画面に使う画像を探す
息子はGoogle検索をするよりも、Wordで自作小説を書いている時間の方が長いです。
どんな小説を書いているのかは、実はよく知りません。本人が書いているものを無理に見ようとも思わないので、内容は不明です。息子だけのランキングなら、Wordは4位か5位に入っていたと思います。
また、Blenderは自分でAIに画像を作れる無料ソフトを聞いて、見つけてきていました。ダウンロードして時々3Dの形を作ったりしています。
一方、娘はWordを一切使っていません。パソコンのトップ画面に使う画像を探したり、変更したりしていることが多いです。気に入った画像を見つけると、私のところに来て「この猫ちゃんかわいいでしょ」と見せてくれたりします。
小学生はSNSを使っている?我が家の子供たちの場合
- 息子も娘もメッセージ系のSNSは利用していない
- 理由は犯罪などのトラブルが怖いから
- 娘はLINEも使っていない
- 息子によるとLINEを使っている友達はいる
- 本人たちは今後もSNSを始めるつもりはない
最近、ニュースやメディアでは、子供たちがSNSにどっぷり漬かっているという話をよく耳にします。ところが、今のところ我が家の子供たちはSNSを一切利用していません。そして、今後も始めるつもりはないそうです。Xなどを怖いと感じるのは分かりますが、LINEについても、学校とプライベートをしっかり切り分けているため、家に帰ってまで友達と連絡を取りたくないとのこと。
ちなみに、YouTubeも広い意味ではSNSに含まれるサービスです。そのため、動画視聴まで含めれば、我が家の子供たちもネットにどっぷり漬かっていると言えるかもしれません。
今回は、相互にメッセージを送ったり、やり取りをしたりするサービスという意味でSNSという言葉を使っています。
学校ではミームが流行している
- SNSを使っていなくてもネット発の流行は知っている
- サカナクションの「伊豆の踊子」や「スパークル」が学校で流行
- 友達の中にはSNSを利用している子もいる
我が家の子供たちはSNSを利用していませんが、話を聞いていると、友達の中にはLINEを使っていたり、TikTokでやり取りをしていたりする子もいるそうです。学校での話題も、ミームが中心になることがあるようです。つまり、子供たち自身はSNSを使っていなくても、ネット発の流行には触れているわけですね。ちなみに私は「スパークル」は全く知りませんでした。
ただし、クラスのみんなが同じようにSNSを利用したり、同じ話題で盛り上がったりしているわけではないそうです。子供によって利用しているサービスや興味のあるものが分かれている印象です。
私たちが子供の頃は、みんなが同じテレビ番組を見て、翌日に学校でその話をすることも珍しくありませんでした。しかし今は、子供たち全員が同じものを見たり、同じサービスを利用したりするという感覚は、だいぶ薄れているのかもしれません。
Yahoo!きっずを知らない小学生

- 娘は友達からYahoo!きっずがなくなると聞いた
- 息子はYahoo!きっず自体を知らない
- Yahoo!のホームページも見ていない
- 他の子が利用しているかは分からないとのこと
1997年に始まったYahoo!きっずですが、2026年12月4日をもってサービスを終了します。
子供たちが安全にインターネットで調べものをしたり、学習したりできる場所として提供されてきました。しかし、今では1人1台の端末が当たり前になり、ChromebookやiPad、Windowsパソコンなど、学校や家庭で使う端末も多様化しています。LINEヤフーによると、子供たちのインターネット利用環境が変化し、検索や閲覧だけでなく、SNSや動画、生成AIなど利用するサービスが広がっていることも、今回の終了の背景にあるそうです。
娘もYahoo!きっずを使う機会はほとんどありません。そんな娘が友達からサービス終了の話を聞いたようで「ねぇねぇ、Yahoo!きっずが終わるんだってぇ。29年もあったらしいよ。パパやママはやっていた?」と尋ねてきました。
ちなみに息子に聞いてみると「Yahoo!きっずってなんだっけ?」と答えるほど、存在自体を知りませんでした。
私たちの世代には馴染みのあるサービスでも、今の小学生にとっては知らない存在になっているようです。時代の変化を感じますね。
子供たちのネット利用時間と家庭のルール
我が家では、パソコンを使える時間をある程度決めています。
平日は15時30分から17時まで。その後は、娘が17時30分から18時30分まで、息子は17時30分から19時30分まで利用できます。休日は勉強をする時間以外、基本的に自由です。そのため、日によってはかなり長い時間パソコンを使っていることもあります。
ただし、寝る時間とパソコンを使える時間の上限は決めています。また、寝る前の30分程度は、パソコンやタブレットなどのデジタル機器を見ないように伝えています。課金についても我が家ではNGです。間違えてオンラインで課金してしまわないように、設定も確認しています。
ちなみに、2人とも音楽を聴くとき以外は基本的に音をミュートにしています。
何をするかは基本的に子供任せ
パソコンを使える時間は決めていますが、その時間内に何をするかは基本的に子供たちに任せています。1位から4位に入ったものは、どれかをほぼ毎日利用しているようです。面白いのは、本人たちなりに「この時間は何をする」と使い分けていることです。
例えば休日は、午前中にロブロックスなどのゲームを楽しみ、午後2時過ぎにおやつを食べてから4時半まではTVerでバラエティ番組を見る、といった具合です。
親が細かく指示しているわけではありませんが、自分たちで時間帯ごとに利用するサービスを決めているようです。例えば休日の2時過ぎおやつを食べてから4時半まではTVerでバラエティを見る。午前中はロブロックスなど分けているようです。
パソコンを長時間使わせても大丈夫?
小学生が長時間パソコンやタブレットを使うことについて、心配する声があるのは理解しています。いわゆるドーパミン依存などを心配する人もいますし、ネット上には危険な情報や不適切なコンテンツもあります。
ただ、我が家の場合はテレビがありません。
パソコンで動画を見ることも多いですが、正直なところ、テレビをたくさん見ていた自分の子供時代と何が違うのだろうと思うこともあります。ネットゲームについても、昔テレビゲームを長時間遊んでいたことと、どこまで違うのか分からない部分があります。
子供が漫画を読むようになれば批判され、テレビを見るようになれば批判され、ゲームをするようになれば批判される。新しい娯楽や技術が登場するたびに、子供への悪影響が心配されてきたように思います。
もちろん、今のインターネットには昔のテレビやゲームにはなかった危険もあります。知らない人とのやり取りや課金、不適切な情報など、親が気を付けなければならないことも少なくありません。
それでも、単純に利用時間だけで良し悪しを判断するのは難しいと思っています。長時間使っているかどうかだけでなく、何に使っているかも重要ではないでしょうか。
例えば、残酷な動画ばかり見ていたり、SNSで悪口ばかり言っていたりするなど、子供の考え方や生活に悪影響を与えるような内容には注意が必要です。そして、生活に支障が出ていないかという点も大切だと思います。
ちなみに、我が家では娘の就寝時間は午後7時、息子は午後8時です。食事も午後5時と決まっており、生活のリズムは安定しています。寝る前の30分程度はデジタル機器を見ないように伝えています。
こうした生活習慣を崩さず、決めたルールを守れる範囲であれば、パソコンを使う時間が多少長くてもよいのではないかと考えています。
まとめ:小学生のネット利用は思った以上に幅広い
我が家の子供たちも、ランキングのとおりゲームや動画を楽しむ時間が多いです。ただ、それだけでなく、AIを使って疑問を解決したり、勉強に活用したりすることもあります。
我が家では、パソコンを使える時間の上限や基本的なルールだけ決めて、具体的な使い方は本人たちに任せています。おとなが思っているよりも、ネットをうまく利用していて、ネットリテラシーも高いです。すぐに使用用途は変わるので、来年はランキングの順位が変わっているかもしれませんね。
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