2023~2024年最新版の幼児向けタブレット学習教材をランキング形式でまとめました。
幼児向けタブレット学習教材といえば「スマイルゼミ【幼児コース】」一択でしたが、近年はこどもちゃれんじやZ会 幼児コースでもタブレット教材が充実。幼児向けタブレット学習教材市場は盛り上がっています。
このブログでは、幼児向けおすすめタブレット教材の紹介だけでなく、実際に受講してわかったタブレット教材のデメリットもあわせてお伝えします。
- 第1位:こどもちゃれんじじゃんぷタッチ コスパ★★★★☆|教材充実度★★★★★
- 第2位:スマイルゼミ【幼児コース】 コスパ★★★☆☆|教材充実度★★★★☆
- 第3位:トド英語 コスパ★★★★★|教材充実度★★★☆☆
- 第4位:RISUきっず コスパ★★☆☆☆|教材充実度★★★☆☆
- おまけ:シンクシンク コスパ★★★★☆|教材充実度★★★★☆
幼児向けタブレット学習教材ランキング
幼児向け(目安:3歳~6歳)タブレット学習教材を以下の項目を基準にランキング形式でまとめました。
- コストパフォーマンス
- 教材充実度
第1位からみていきましょう。
第1位:こどもちゃれんじすてっぷタッチ・じゃんぷタッチ
対象年齢 | 年中・年長 |
コストパフォーマンス | ★★★★☆ |
教材充実度 | ★★★★★ |
受講費 | 12ヵ月分一括払い 3230円(税込) 月々払い 3990円(税込) |
教材内容 | タブレット教材・ワーク(紙/年3回)・エデュトイ |
学習内容 | 文字・数・図形・時計・プログラミング・社会性・音楽・英語など12分野 |
退会時タブレット代(税込) | 6ヶ月未満はタブレット代9900円 |
公式サイト | こどもちゃれんじすてっぷ・じゃんぷタッチ |
こどもちゃれんじのタブレット学習教材・こどもちゃれんじじゃんぷタッチ。2022年4月から開講と新しいタブレット学習教材です。こどもちゃれんじすてっぷタッチは2023年4月から開講。
こどもちゃれんじは2020年からデジタルワークも楽しめるしまじろうクラブアプリの配信がはじまり、デジタル教材に力を入れてきます。2023年時点では年中・年長向けタブレット学習教材のみですが、いずれは年少も開講するかもしれません。
タブレット学習だけでなく紙のワークやエデュトイも届く
こどもちゃれんじじゃんぷタッチのすごいところは、タブレットはもちろんのこと、筆圧を鍛えるえんぴつワークや10月には紙で学ぶ添削課題も教材の一部に。そして、厳選された知育玩具(エデュトイ)も届くという点。今回紹介する幼児向けタブレット学習教材の中では、こどもちゃれんじじゃんぷタッチがダントツで教材充実度が高いんです。
タブレット学習教材もいいけど、運筆力もあげていきたい幼児期。タブレット学習教材をメインに紙教材もついてくるので総括的な学習ができていいですね!
退会・故障時のタブレット代金負担が少ない
タブレット学習教材を選ぶ上でネックになるのが「タブレット費用」。後に紹介するスマイルゼミ【幼児コース】は、専用のタブレット用いて学習教材を進めていくため、12ヶ月以内で途中解約すると退会時にタブレット代の請求があるんです。しかも、結構高額……!
1年間も継続できるかどうかわからない……
こどもちゃれんじすてっぷ・じゃんぷタッチは、途中退会時のタブレット費用の取り扱いが良心的です。
タブレット代金 | |
6ヶ月未満に退会 | 8300円(税込) |
6ヶ月以上の受講継続 | 0円 |
さらに、月額360円(税込)のタブレットサポートサービスに加入すると、タブレットが故障した際の修理費用が3300円(税込)で収まります。
タブレット学習教材はタブレットの故障や退会時にかかるお金がネックですが、こどもちゃれんじじゃんぷタッチなら安いタブレット代よりも安く済みますね。
第2位:スマイルゼミ幼児コース
対象年齢 | 年少~年長 |
コストパフォーマンス | ★★★☆☆ |
教材充実度 | ★★★★☆ |
受講費 | 3278円(税込)~+専用タブレット代10978円(初回一括) |
教材内容 | タブレット教材 |
学習内容 | 文字・数・図形・時計・生活・自然・英語など小学校入学準備ができる! |
退会時タブレット代 (税込) | 6ヶ月未満はタブレット代32802円・6か月以上~12か月未満7678円 |
公式サイト | スマイルゼミ【幼児コース】 |
スマイルゼミ【幼児コース】 は、タブレットで本当に子どもが理解できる学習法は何がベストなのかを突き詰めたタブレット教材です。
視覚的に学べるスマイルゼミ幼児コース
スマイルゼミでは、動くお手本ナビで文字の書き順もしっかりと学べたり、自分の指で動かして問題に答えたりなど、視覚的に様々なことを学べます。
自動丸付け機能が付いているので、子どもひとりでも学習を進めていけます。保護者がべったりとくっついていなくてもいいので、忙しい家庭へのニーズにマッチしているタブレット教材ですね。
退会後タブレットをAndroid化して使える
タブレット代金が身に染みるスマイルゼミ。だけど、スマイルゼミのタブレットは退会後もAndroidタブレットとして有効利用できるんです。
スマイルゼミの公式サイトで、Android化するための説明書きがあります。スマイルゼミ退会後もタブレットが使えるならば無駄にならないので◎近年は、紙媒体の通信教育教材でもデジタル教材がついていることが多いので、そのまま子どもの学習用にキープしておくのもありですね。
ただし、Android化したスマイルゼミのタブレットは……
- スマイルゼミについてのすべてのデータが消去
- スマイルゼミの講座の受講はできなくなる
- サポート対象外
あくまでも自己責任になるので、気を付けましょう。
第3位:トド英語
トド英語は、アプリをダウンロードするだけでOKなスマートフォン・タブレット学習教材です。アメリカ共通教科過程基準 キンダー~G2(幼稚園~小学校2年生)レベルの英語をマスターできるという触れ込みです。受講費用は月額1400円(税込)でアカウントは2つ作れますので、きょうだいで取り組めばコストパフォーマンス最高。気軽におうち英語ができますよ。
トド英語は3500個以上の英語ゲーム、500冊以上の本と動画で英語が学べる
トド英語では、3500個以上の英語ゲーム、500冊以上の本と動画で英語が学べます。カリキュラムはレベルA~Zまで。最終到達のレベルZ=アメリカの小学2年生程度といった到達範囲です。毎日何をすべきなのが明確で、ルーティーン化しやすいのも魅力的です。
英語はなんとか「ABC」の文字だけ知っているという娘(当時年長)がトド英語を半年続けた結果、少し英単語が読めるようになり、多数の英単語やフレーズを覚え、英語の基礎の基礎が身に付き、次のステップへとつなぐのに大変役に立ちました。
第4位:RISUきっず
対象年齢 | 年中後半~ |
コストパフォーマンス | ★★☆☆☆ |
教材充実度 | ★★★☆☆ |
受講費 | 一年一括払いのみ33000円(税込) |
教材内容 | タブレット教材・先生フォローアップ動画 |
学習内容 | 算数 |
退会時タブレット代 | なし |
公式サイト | RISUきっず |
RISUきっずは、12ステージ約800問にも渡る算数の基礎が学べるタブレット学習教材です。タブレット代金は無料ですが、受講費用にクセがあります。 一年一括払いのみ33000円(税込)で途中退会しても、払い戻しなし。つまりは、買い切り型のタブレット学習教材ですね。
ゲーム感覚で算数の基礎を学習
タブレットを使い、指で直接タッチするかタッチペンを使って解いていきます。似たような問題が続き、単調ではあるものの、勉強をやっているというよりか、ゲーム感覚でいつの間にか算数の基礎を学べる素敵なカリキュラム。
自動採点・読み上げ機能もあるので、文字が読めない子どもだけでもどんどん取り組んでいけますよ。
公文の算数をタブレット学習教材にしたような感じですね。
東大生による先生動画で分かりやすい解説
RISUきっず最大の魅力は、東京大学や早稲田大学生による先生フォローアップ動画です。以下のような動画が届きます。
RISUきっず専用タブレットから視聴できます。保護者が説明するよりはわかりやすい……はず。わからないところをわからないままにしない。算数は積み上げ式の教科なので大切ですよね。
当ブログ限定のクーポンコード【akn07a】利用で
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※解約時は返送料・税込1980円がかかりますが、入会したら返送料はなし!
おまけ:シンクシンク(Think!Think!)
対象年齢 | 4歳〜10歳 |
コストパフォーマンス | ★★★★☆ |
教材充実度 | ★★★★☆ |
月額費用(税込) | 無料コース スタンダードコース(月300円) プレミアムコース(月980円) |
学習内容 | 「空間認識」「平面認識」「試行錯誤」「論理」「数的処理」 |
公式サイト | シンクシンク |
シンクシンクは、教育熱心なご家庭の間で広く利用されているのでおまけとして紹介します。シンクシンクは、考えるための土台となる「思考センス」を育むアプリです。無料でも遊べますよ。
国内にとどまらず、150か国・170万人のユーザーが利用。問題は120種類20,000題以上を収録し、毎月問題が増えていきます。
実証実験では、シンクシンクに3ヶ月取り組んだ児童は、そうでない児童に比べて、算数・IQの偏差値が大きく伸びたという結果もあるんです。
勉強嫌いな子どもでも、シンクシンクなら取り組んでくれるかも!我が家はスタンダードコース(月300円)で時々遊んでいます。
最大でも1日10分程度の回数制限つきでゲームが楽しめます。我が家の飽きっぽい子ども達も2~3日に1回は「シンクシンクやろうっと!」と、遊んでいますよ。制限されているからこそ、継続しやすいのかも。
幼児向けタブレット学習教材ランキング表・まとめ
- 第1位:こどもちゃれんじじゃんぷタッチ コスパ★★★★☆|教材充実度★★★★★
- 第2位:スマイルゼミ【幼児コース】 コスパ★★★☆☆|教材充実度★★★★☆
- 第3位:Rakuten ABCmouse コスパ★★★★★|教材充実度★★★☆☆
- 第4位:RISUきっず コスパ★★☆☆☆|教材充実度★★★☆☆
- おまけ:シンクシンク コスパ★★★★☆|教材充実度★★★★☆
- デジタルメインに紙教材もほしいならこどもちゃれんじじゃんぷタッチ
- 小学生入学準備をしたいならスマイルゼミ【幼児コース】
- 気軽におうち英語をはじめたいならRakuten ABCmouse
- どうしても勉強しない子ならシンクシンクをためしてみよう!
デジタル教材ありの幼児向け通信教育教材3選
近年、大手通信教育教材もデジタルコンテンツが充実してきました。メインは紙媒体ながらも、デジタル学習教材もある通信教育教材を3社をピックアップ。
詳しくみていきましょう。
こどもちゃれんじ
【こどもちゃれんじ】は紙媒体の通信教育教材ですが、2021年に「しまじろうクラブアプリ」が登場し、こどもちゃれんじぷち(1~2歳コース)からじゃんぷ(年長コース)まで、デジタルコンテンツが配信されています。なんと、追加受講費用は無料です。
年少コースからは、教材と連動したデジタルワークを配信。年少コースは年間を通して100問ほどのデジタルワークが、年中と年長コースでは、毎月25日・5日・15日に更新で月90問ものデジタルワークに取り組めるんです!
紙媒体主体の通信教育教材としては、ダントツでデジタルコンテンツが充実しています。デジタルワーク以外にも、教材と連動したアニメーションや教材のヒント動画、教材の使い方など、アプリ内だけでもコンテンツがたくさん!
Z会幼児コース
出典:Z会 幼児コース
Z会幼児コースでは、毎月、冊子のワーク教材「かんがえるちからワーク」と連動したデジタル教材「かんがえるちからワーク デジタルプラス(年4~5回)」が配信開始。動画や音声を使った多彩な問題が出題されますよ。
あくまでも紙教材の「おまけ」程度。Z会幼児コースのデジタル教材は2021年開始と歴史が浅いので、これからの展開に期待したいところ。
幼児ポピー
出典:幼児ポピー
幼児ポピーでは、教材と連動したデジタルコンテンツがあります。QRコードを読み込んで、手持ちのスマートフォンやタブレットで視聴できますよ。教材と共に使うと、より学びが深まります。
また、ポピーあかどり(年中コース)は、プログラミングに必要な思考力を育てるアプリ。そして、ポピーあおどり(年長コース)では、プログラミングのほか英語のデジタル教材もあり、小学校入学準備もばっちりですね。
2020年、小学校でプログラミングと英語が必修化しました。保護者世代とはまったく違う教育。プログラミングなんて…と我関せずの方。2026年から大学入試で「情報(プログラミング)」の試験が追加される予定です。プログラミングは決して無視できないんです!
デジタル教材ありの通信教育教材・まとめ
幼児向けタブレット学習教材が向いているご家庭・メリット
- 親子での学習時間があまりとれない
- よけいな教材はいらない
- 子どもが紙媒体のワークを嫌がってしまう
上記のうち、いずれかに当てはまっているようであれば、タブレット学習教材を検討してみましょう!
幼児向けタブレット学習教材は、幼児でもひとりで操作できるような工夫がされています。自動で問題を読み上げてくれたり、丸付けしてくれたりするので、保護者の出番はほぼありません。紙媒体と比較して収納スペースに困らないのも◎
そして「紙媒体のワークをやってくれない」タイプのお子さんでも、タブレット教材であれば取り組んでくれるかも…。我が家の娘は紙のワークをしてくれなかったため、タブレット学習アプリで助走期間を経て、紙媒体の通信教育教材やワークへと移行しました。
幼児向けタブレット学習教材の落とし穴・デメリット
実際にタブレット学習教材に取り組んでみてわかった、落とし穴とデメリットは以下の2点。
- タブレット費用の扱い
- 運筆力向上の観点からイマイチ
幼児向けタブレット学習のデメリット1:タブレット費用の扱い
紙媒体の教材と比べてネックになってくるのは「タブレット費用」。タブレット費用は受講費用に含まれていることが多いものの、1年以内に途中解約・退会すると「残りのタブレット費用を払う」ことがほとんどです。
例えば
途中解約・退会時のタブレット代金(税込) | |
こどもちゃれんじじゃんぷタッチ | 6ヶ月未満:9900円 |
スマイルゼミ幼児コース | 6ヶ月未満:32802円 6か月以上~12か月未満 : 7678円 |
子どもが数ヶ月後に取り組まなくなっちゃったら、タブレット費用が痛い……。
スマイルゼミは退会後、専用タブレットをアンドロイド化できます。なので、タブレット費用が丸々ムダとはならないものの、余計なお金が出ていくとなると慎重にならざるをえないですよね。
幼児向けタブレット学習のデメリット2:運筆力向上の観点からイマイチ
タブレット学習ではタッチペンを使うものの、結局指タッチで操作してしまうのは、子どもあるある。
指でタッチした方がラクなので、どうしてもラクな方向で取り組むんですよね。
幼児期は運筆力を育てたい時期です。
えんぴつを持って手を動かすことで、どのくらい力を入れたら良いのか、どうしたら線が書けるかを学んでいきます。また、えんぴつを正しく持つと疲れにくく集中力も続きやすい。メリットが多いのです。
タブレット学習は紙媒体の学習教材と比べると、えんぴつ(ペン)を持って手を動かす機会が少ないため、運筆力向上の観点からはイマイチな印象です。
とはいっても、市販ワークや塗り絵などで積極的に運筆練習をするとこの問題は解決します。
幼児向けタブレット学習教材・まとめ
- 第1位:こどもちゃれんじじゃんぷタッチ コスパ★★★★☆|教材充実度★★★★★
- 第2位:スマイルゼミ【幼児コース】 コスパ★★★☆☆|教材充実度★★★★☆
- 第3位:トド英語 コスパ★★★★★|教材充実度★★★☆☆
- 第4位:RISUきっず コスパ★★☆☆☆|教材充実度★★★☆☆
- おまけ:シンクシンク コスパ★★★★☆|教材充実度★★★★☆
- 余計な教材はいらない
- 親子での学習時間があまりとれない
- 子どもが紙媒体のワークを嫌がってしまう
- 途中解約や退会時にタブレット費用がかかることもある
- 運筆力の観点からイマイチに感じることも