安い幼児通信教育教材として比較されることが多い「幼児ポピー」と「がんばる舎」。お手頃価格で幼児向けの教育ができると評判です。
このブログでは、幼児ポピーとがんばる舎を比較。受講した口コミも交えながらご紹介します。
幼児ポピーとがんばる舎すてっぷの比較一覧
幼児ポピーとがんばる舎の比較を表でまとめました。
がんばる舎のコース「すてっぷ」は、お子さんの学習状況に応じてご家庭で決めます。学習状況は個人差の大きいところですから、難易度が選べるのは嬉しいですね。コースは後からでも変更できますよ。
値段に関しては「幼児ポピー」「がんばる舎」ともにお手頃価格ですね。ただし、教材内容や特徴には違いがあります。
幼児ポピーとがんばる舎を3つの項目で比較
結論をささっと知りたい方のために、幼児ポピーとがんばる舎についての比較項目をまとめてみました。
シンプルさを重視するなら幼児ポピーよりもがんばる舎
幼児ポピーは、ポップな色合いでキャラクターが出てきます。イメージとしては、幼児用の絵本に近いと思います。
一方、がんばる舎は子供の学習状況によってコースが決められるものの、子供が好きそうな可愛らしいキャラクターは一切出てこず、シンプルな白黒ドリル。
「よけいな装飾はいらないので、勉強に集中したい」という場合には、がんばる舎がおすすめ。
教材の難しさを重視するなら幼児ポピーよりもがんばる舎
がんばる舎は入会時(途中変更も可)にどのコースを受講するか選択できます。子どもの学習状況よりもややレベルの高いコースを望むのであれば、すてっぷ6(小学校1年生の国語と算数、2桁の計算問題など学べる)も選べますよ。
一方、幼児ポピーは全体的に難易度が低め。コースの先取り受講はできますが、1つ上のコースを受講しても「難しくない」と感じる子どもも。
教材への取り組みやすさを重視するならがんばる舎よりも幼児ポピー
幼児ポピーは、カラフルな教材や工作、デジタルコンテンツなど、子どもが遊びながら学べるような工夫が垣間見えます。
がんばる舎は悪く言うと「面白みなし」。なかなか教材に取り組んでくれない可能性もあるかもしれません。ただし、がんばる舎がぴったりな子どもがいるのも事実。がんばる舎は初月0円でお試しもできますので、子供の反応を見るのもアリだと思います。
幼児ポピーの教材内容とコース
幼児ポピーでは、子供の年齢に合わせてコースが決められています。ただし、子供の学習状況と合致していないようであれば、コースの変更もできますよ。幼児ポピーは比較的簡単と言われてますので、1つ上のコースを先取りする方も多いのだとか。
対象年齢 | コース | 教材 |
2~3歳 | ももちゃん | 知育ワーク、ミニ絵本 |
3~4歳 | きいどり | 知育ワーク、特別教材、ごろグラミング |
4~5歳 | あかどり | 知育ワーク、ドリル、にこにこ英語、特別教材、ケログラミング |
5~6歳 | あおどり | 知育ワーク、ドリル、、にこにこ英語、特別教材、モグラミング |
幼児ポピーの知育ワークはカラフルで可愛らしいキャラクターが出てきます。勉強嫌いな2歳の娘はキャラクターにつられて知育ワーク「ももちゃん」を開いていました。
「知育ワーク」は、日常生活に焦点をあてながら言葉・文字・数を覚えていくカリキュラム。
また、知育ワークの内容と連動したデジタルコンテンツも。
幼児ポピー教材のレベルは比較的やさしい印象です。他の通信教育教材と比べても難易度は低めですので、学習状況によっては物足りないと感じるお子さんもいるかもしれません。
しかし、親子でワイワイ楽しみながらお勉強できますので「勉強って楽しいんだね」と思えるのではないでしょうか。
ポピーでは、年齢別にコースが決められているものの、どのコースを選んでもOK。「簡単すぎる!」と感じたら、上のコースを先取り学習してみましょう。
幼児ポピーを実際に受講した4歳児の口コミ
実際に幼児ポピー「あかどり」コースを受講した4歳の息子に意見を聞きました。4歳の子供のリアルな口コミ感想は以下の通り。
- 難しくないから楽しい
- 工作やデジタルコンテンツが楽しい
- がんばる舎よりもポピーが好き
- ボリュームが少ない
- もっと文字を書きたい
「教材の難易度が高くない」というのは、保護者の目線ではデメリットのように思えますが、実際に勉強する子供にとってはメリットともなりうる項目です。
我が家では幼児ポピー以外の通信教育教材もやらせましたが、教材内容のレベルが難しいものに関しては、あまり積極的にやりたがらない時がありました。
上の子は勉強が比較的好きですが、難しい問題を見ると自信がなくなってしまうこともあるとのこと。お子さんによって感じ方には個人差があります。まずは、幼児ポピーの無料お試し教材でお子さんの反応を見るのがおすすめです。
また4歳の子供が取り組んでいた「あかどり」については、ちょっとした工作も。写真にうつっているのはあかどりの9月号ですが、コマを作って色の変化を見ようといった主旨の問題でした。
色の変化に驚きつつも「面白い!どうして?すごい!」と感動しきり。「ポピーは遊びみたいで楽しい」と言っていました。
幼児ポピーがおすすめ・向いていないご家庭
幼児ポピーはデジタルコンテンツやちょっとした工作なども楽しめますが、こどもちゃれんじのようにおもちゃやDVDはついてきません。
しかし、うちの子ども達は幼児ポピーの知育ワークやドリル、ミニ絵本を楽しんでいます。うちの子たちはこどもちゃれんじの受講経験もありますが「DVDやおもちゃがないからつまらない!」と駄々こねたこともなく。この辺の感性についても、個人差の大きいところな気がします。
あれもこれもあると集中しないので、ワークブックやドリルがあれば充分!というご家庭であれば、幼児ポピーはぴったりですね。
幼児ポピーの退会方法。1ヶ月だけの利用もできる?
結論から申しあげますと、幼児ポピーは1ヶ月で退会するのはできません。幼児ポピーを退会する場合は、退会する2ヶ月前の20日に教材が送られてくるポピー支部かお客様窓口(本部)まで連絡が必須。
つまり、幼児ポピーは最短2ヶ月受講しなくてはなりません。
幼児ポピー退会の連絡方法は、基本的には電話です。
がんばる舎すてっぷの教材内容とコース
がんばる舎すてっぷは、子供の学習状況に応じてコースの選択ができます。
すてっぷ1(2歳程度) | 主な学習内容:身近なものの名前を覚える、5まで数えるなど |
すてっぷ2(3歳程度) | 主な学習内容:ひらがなの清音を学ぶ、10まで数えるなど |
すてっぷ3(4歳程度) | 主な学習内容:ひらがなの書き方を学ぶ、時間や時刻を学ぶなど |
すてっぷ4(5歳程度) | 主な学習内容:カタカナの読み方を学ぶ、一桁の計算問題など |
すてっぷ5(6歳程度) | 主な学習内容:カタカナの書き方を学ぶ、動詞や形容詞を学ぶなど |
すてっぷ6(小学校1年生程度) | 主な学習内容:小学校1年生の国語や算数を学ぶ、2桁の計算問題を学ぶなど |
年齢はあくまでも目安です。子供の学習状況は個人差が大きいですよね。がんばる舎すてっぷの子供の理解度に合わせたコースが選べる点は、魅力的ではないでしょうか。
毎月25日前後に「教材(子供のドリル)」と「解答(親が確認する用)」が届きます。他には一切何も届きません。
がんばる舎すてっぷの教材は白黒プリント。時々、イラストが判別しにくいのが難点ですが、うちの子供は気にしていませんでした。保護者向けの「解答」には、問題の解き方のポイントと答えが書かれています。
がんばる舎すてっぷは「親子で学習する」ことを大切にしている幼児通信教育教材です。子供一人で学習できる問題もありますが、上の写真のように親がいないと解けない問題も……。
忙しい日々で親子の勉強時間を取るのは大変ですが、小さな子供にとって「親子で共同して行う勉強」はそれなりに楽しめているようです。
がんばる舎すてっぷを実際に受講した4歳児の口コミ
がんばる舎すてっぷ3を受講した4歳の息子に正直な意見を聞きました。子供の正直な口コミは以下の通り。
- 難しい問題が多くてやりがいがある
- パパやママと勉強できて嬉しい
- 疲れている時は勉強がしんどい
思ったよりも子供の口から不満な点は出てきませんでした。普段から甘えん坊のうちの子にとっては「とりあえずパパママと一緒に勉強できる」のが嬉しいとのこと。
子供が納得するのであれば、がんばる舎はアリですね。がんばる舎では初回教材が無料です。初回教材のみで退会するのもOKですので、気になったら取り寄せてみましょう。
さらにオプション教材でさらに量を増やせる
がんばる舎はオプション教材を追加するサービスがあります。無学年は「くまトレ」があてはまり、上下巻あわせて合計92ページです。くまトレは「ひらがな」「カタカナ」と2種類から選べます。1種類990円と手ごろな値段で追加できるのがいいですね。
がんばる舎すてっぷががおすすめ・向いていないご家庭
がんばる舎すてっぷは月額990円(税込)。他社幼児通信教育教材と比べてもかなり安い!親としてはありがたいですよね。
がんばる舎すてっぷの退会方法。1ヶ月だけの利用もできる?
がんばる舎すてっぷは、1ヶ月間だけの受講もできます。初回教材に「退会期日」(1週間~10日前後)の手紙が同封されていますので、退会期日前までにがんばる舎へ連絡をしましょう。
がんばる舎すてっぷ退会の連絡方法は、電話orメール。私はメールで退会の手続きをしました。
勧誘や引き留めはなく「ご退会、承りました」とのメール返信が。がんばる舎すてっぷの退会はとっても簡単でしたよ。
幼児ポピーとがんばる舎すてっぷの比較のまとめ
幼児ポピー、がんばる舎すてっぷともに安い幼児通信教育教材として比較されますが、特徴は全く異なります。幼児ポピーは無料お試し教材、がんばる舎すてっぷでは初月教材無料と大判振る舞いしていますので、まずはお子さんの反応をみるのがおすすめです。
どちらも気に入ったようであれば、幼児ポピーとがんばる舎すてっぷを併用するのもいいですね。併用しても月額2000円台ですので、経済的です。