小学校入学前の先取り学習は必要なのかと悩んでいませんか。保育園や幼稚園の同級生が当たり前のように、ひらがなカタカナの読み書き、時計の読みなどができていると不安になってしまいますよね。
このブログでは、幼児の先取り学習および先取り学習におすすめの通信教育教材についてお伝えします。
幼児の先取り学習は必要?
結論としては「幼児期の先取り学習はしておいて大正解」です。ただし、先取り学習といっても高いレベルでは必要なく、文字の読み書きや時計などごく基礎的な内容で充分。
あくまでも、小学校受験はしない、ごく一般的な公立小学校へ通う子どもの場合です。この記事では、保育園や幼稚園→公立小学校入学する子ども達をターゲットとしています。ご了承ください。
ちいくぶでは幼児期に先取り学習をしていた保護者50名に、独自アンケートを取りました。
小学校入学前に先取り学習をしていて良かったかどうかの質問については…
- 先取り学習しておいてよかった・・・50
- 先取り学習しなくてもよかった・・・0
なんと、保護者50名全員が「先取り学習していてよかった」と述べています。先取り学習をしていて良かったと回答したのは、デメリットよりもメリットが増すからです。
まずは、アンケート内で回答があった先取り学習のメリットを紹介します。
幼児先取り学習のメリット
幼児の先取り学習のメリットは、主に以下の2点。
- 小学校入学後の不安がやわらぐ
- 学習習慣の定着で家庭学習がスムーズ
詳しくみていきましょう。
幼児先取り学習のメリット①小学校入学後の不安が和らぐ
ちいくぶ独自アンケートの回答で多かったのは「しょっぱなから小学校の授業に遅れることなく過ごせたのがよかった」とのこと。
小学校にあがると生活環境ががらりとかわりますよね。今まで遊び中心だった生活が勉強に重点がおかれることになります。
それだけでも戸惑うのに、はじめての勉強でパンクしてしまうことも。授業に追いついていけないリスクがあるのです。
小学校1年生で習う内容なんて余裕でしょ!
大人としてはそう思いますが、頭のやわらかい子どもでも知らない内容を習得するのには時間がかかります。実際に、「小学校1年生だけど授業についていけない」という悩みは続出しているのです。
ゆとり教育は当の昔に終わっています。小学校の内から、保護者世代にはなかった英語もはじまります。
文部科学省の平成29・30・31年改訂学習指導要領によると、小学校3年生から英語がはじまり、小学校5年生の時点では「英語」が正式な教科となり、成績がつくようになりました。
どんどん難化していく小学校の勉強…。「自分の時代は適当だった」とタカをくくっているとお子さんが苦労するかもしれません。ゆえに、英語も含めて先取り学習のメリットは大きいのです。
幼児の先取り学習のメリット②学習習慣の定着で家庭学習がスムーズ
先取り学習していて良かったと思います。今は一年生ですが、学校から帰ってくると、すぐ学習机に向かって宿題をする習慣が身についています。学習机はリビングにありますが、おやつを食べるのはダイニングテーブルで勉強をするのは学習机、というようにしっかりと区別をつけることもできています。
出典:ちいくぶ独自アンケート
今まで遊び中心だった子どもが、いきなり宿題+家庭学習をする…といった都合の良いことはほとんどありません。しかし、幼少期から家庭学習をしていれば「家でも勉強するものだ」と無意識に習慣化できているため、学校の宿題もなんなくこなしてくれるでしょう。
幼児先取り学習のデメリット
私自身が幼少期に先取り学習をしていました。小学校入学前には、小学1年生で習う内容は先取り学習済み。自身の経験から、幼児の先取り学習のデメリットは…
- 勉強は簡単だと過信し、学校の授業は聞かなくなる
これのなにがいけないかというと、自分の学力を過信しすぎたゆえに学校でも家でも勉強しなくなります。ですが、学校の授業はどんどん進んでいき、やがて学校の勉強範囲に頭の理解が追い付いていかなくなってしまうのです。
気が付いたら、分数の計算あたりでわけわからなくなっていました……
これはいけない!と小学6年生の頃に気が付き、結局後戻り学習してなんとかリカバリー…。勉学とは積み重ねが重要なので、途中で(勉強を)やめてしまうと、どんどん成績が下がります。
幼少期の先取り学習だけで満足してはいけません。小学校入学後も、毎日口酸っぱく勉強させる・先取り学習(や苦手部分強化)・塾に入れて自分よりも上がいること、などなど、勉強面のフォローは大切なことだけは付け加えさせていただきます。
親子ともども大変だけど、しょっぱなからつまずいて勉強嫌いになるよりは、幼少期の先取り学習で自信をつけさせ、さらなる学力向上UPに向けて勉強をすすめていく方が、後々の高校・大学受験には◎
幼児の先取り学習・小学校入学前までにどこまで必要?
小学校入学前までに先取り学習をしておいて良かったことに関して、ちいくぶでは独自アンケートを取っています。その結果をまとめると…
- ひらがなの読み書き
- カタカナの読み書き
- 時計の読み
上記3つについては、小学校入学前までに理解を深めておいてよかったとの回答が見受けられました。詳しくは、下記記事をご覧ください。
幼児の先取り学習を進める指標として、ひらがな・カタカナ・時計の3点はおさえておきましょう。
幼児の先取り学習におすすめな通信教育教材4選
幼児の先取り学習には、さまざまな方法があります。
- 幼児教室・塾(月:数万円~)
- 通信教育教材(月:数千円)
- 市販ワーク(月:数百円~)
- 無料プリント教材(無料)
中でも、ものごとを体系的に学べるかつ手の届きやすい料金なのが通信教育教材です。幼児教育や塾も魅力的ですが金銭的な負担も大きく、安易におすすめはできません。また、市販ワークや無料プリント教材は、問題が羅列しているだけで「教材」としての機能はイマイチ。
値段や教材内容を加味すると、メインは通信教育教材・サブ的に市販ワークor無料プリント教材がおすすめ。この組み合わせならば、月5000円以下で幼児の先取り学習をコスパ良くできますよ。
そこで、先取りにおすすめの通信教育教材を4つ紹介します。
幼児先取りにおすすめな通信教育教材①:がんばる舎すてっぷ
出典:がんばる舎すてっぷ
月額料金 | 990円(税込) |
教材内容 | A4サイズのプリント教材31P |
先取り学習ポイント | 子どものペースで学年よりも先のプリント教材に進める |
無料教材 | あり(1ヶ月無料) |
退会方法 | 電話かメール |
がんばる舎すてっぷは、数ある幼児通信教育教材の中でもリーズナブルで月額料金990円(税込)。毎月31Pのプリント教材が送られてきます。
幼児向けコースはすてっぷ1~6まであり、子どもの学習状況に応じてコース変更可能です。すてっぷ6では、小学1年生の内容が学べますよ。がんばる舎すてっぷは、費用を抑えつつ、余計な付録はいらない、子どものペースで先取り学習を進めたいご家庭にイチオシ。
幼児先取りにおすすめな通信教育教材②:幼児ポピー
出典:幼児ポピー
月額料金 | 1,425円(税込) |
教材内容 | ワーク ドリル 英語 特別教材 知育アプリ |
先取り学習ポイント | 幼児受けしやすい可愛らしい雰囲気の教材。教材内容はほどよく充実。比較的内容は簡単なので、状況に応じて1学年先受講していくと良い。 |
無料教材 | おためし見本あり |
退会方法 | 電話かメール |
月額1,425円ながらも、勉強はじめての幼児でも取り組みやすい教材が魅力的な幼児ポピー。脳科学者・篠原菊紀先生の監修・指導を受け、子供の”脳力”を総合的に伸ばす教材作りをしています。
問題内容は比較的簡単なので、子どもの学習状況に合わせて1学年先取り学習するのもおすすめ。幼児ポピーの口コミでは「かんたんすぎる」という意見もありますが、小学校入学前までに覚えたいことは網羅しています。一般的な公立小学校に進学するなら、幼児ポピーでの家庭学習だけでも充分です。
年長コースの幼児ポピーあおどりでは、英語やプログラミングのデジタル教材もあり、低価格ながら充実し、コストパフォーマンスも最高に良い教材です。
幼児先取りにおすすめな通信教育教材③:Z会幼児コース
出典:Z会 幼児コース
月額料金 | 2465~2975円(税込) |
教材内容 | 毎月のワーク 体験型教材 毎月の提出課題(年中・年長コース) 毎月の保護者向け情報誌 デジタルワーク教材(年複数回) デジタル英語教材(年複数回) 時期に応じた副教材 |
先取り学習ポイント | 学びの芽を育む教材。体験ありきの冊子もついてくるので子どもの教育に時間をかけられるご家庭向け。自信もって小学校入学準備ができる。 |
無料教材 | おためし教材あり |
退会方法 | 電話かメール |
Z会 幼児コースは、ことば・数といった基礎的な学習と知的好奇心を引き出す体験・生活習慣が学べる体験型教材が魅力的な幼児通信教育教材です。良質な問題が多く、保護者目線としては素晴らしい教材ですが、難易度がやや高めで、子どもによっては合わない可能性も。
また、体験型の教材が厄介。保護者監修の元、子どもに体験させて学ばせるものもあり、子どもの教育にある程度時間をかけられないと継続は難しいでしょう。
まずはおためし教材で子どもの反応をみてみましょう!
幼児先取りにおすすめな通信教育教材④:こどもちゃれんじ
出典:こどもちゃれんじ
月額料金 | 毎月払い:2990~3990円(税込) |
教材内容 | ワーク 絵本 知育動画 知育玩具 デジタルワーク |
先取り学習ポイント | 遊びを通じて様々なことが学べる教材。 |
無料教材 | 無料お試し資料請求あり |
退会方法 | 電話かメール |
こどもちゃれんじは、10年連続(2012年~2022年)で子どもが好きな通信教育No1と、子どもの心を掴んでいる通信教育教材です。
知育玩具やDVDなど、遊びを通じて様々なことを学んでいくスタイル。ごちゃごちゃ感はあるものの、勉強に対して抵抗感なく学べるのが最大のメリット。そして、ほどほどにやりごたえのあるワークもついています。
こどもちゃれんじ年長コースでは、小学校入学をみすえた「こくごさんすうじゅんびワーク」、知育玩具やえほん、映像教材(DVD)などを通して、小学校入学までに学んでおきたい学習カリキュラムが組まれていますよ。
幼児の先取り学習・まとめ
- 独自アンケートの結果「先取り学習してよかった」率は100%
- 小学校の勉強は難化しているため先取り学習は必要
- 小学校入学までにひらがなカタカナの読み書き、時計はやっておいた方が良い
- 幼児の先取り学習をコスパ良く体型的に学ぶなら通信教育教材がおすすめ